アカウント名:
パスワード:
皆さんいろいろと工夫して乗り切っていらっしゃるようで、私も先の日記を興味深く読ませて頂きました。自分も同じような関係を実践しているのでうちのケースも何かの参考になればと思って書かせて頂きます。
うちは私が理系、妻が文系で、妻は一旦仕事した後30代後半で博士後期課程を修了しました。私が博士後期課程の間は妻が仕事してましたので、それを逆転させてただけです。学生の生活費を家族が支払うってのは合理的、と思ったので結婚しました。妻は東京の大学の博士後期課程に進みで私は四国でしたけど、まぁ便りのないのは良い便りということで何の問題も有りませんでした。ANAの離着陸通知メールでどこにいるかくらいはお互いなんとなくわかります。
既に付き合い始めて10年、結婚して4年くらいになりますが、分野は違えど夫婦=苦境を乗り切る同志というか相棒というか、そんな感じです。最後は家族以外誰も助けてくれませんからね、そういう心強さです。どんな関係かを一言で言えば「保険」です。片方が働けなくなったり職を失ったりした時の無制限の保険という契約です。保険だから使わなくて済むならそれに越したことは無いです。
ウィークデーはなかなか会うこともなく、ウィークエンドも学会や研究会でやはり会いませんが、お互い定年になったらゆっくり夫婦生活をと思っています。それぞれ毎月決めた額だけ等分に生活費を拠出し、あとは個別に会計管理しています。基本的にそれぞれの生活はそれぞれで営むことにしており、お互いに何かあっても相手には迷惑がかからないという状態が理想だと考えています。
以下余談:
こういう生活がうまく続くのは、多分、子供を持たないという合意が取れているからです。婚姻関係は自由意志に基づく契約ですが、親子関係は養子縁組でもない限り契約で成立するものではないので、子供に迷惑をかけるのは良くないという点で合意が取れています。
私は世代を紡ぐにあたっての要件を「物事を始めるための覚悟、継続する努力、それを可能にする能力」の3つのうちいずれか一つを、配偶者の少なくとも一方が持つことだと思っておりまして、自分たちは両者とも覚悟・努力・能力どれ一つとして持ち合わせていないという合意に至りました。
自分たちは一世代で終わりだと自覚すれば、あとは死んだときに辻褄があっていれば良いだけなので、生活の中で共通化できる費目と労働力を括り出して削減し、それぞれが自分の生活や仕事に使える時間とお金にまわすという至って単純な見直しの繰り返しで生活は成り立っています。括り出しは大事ですよね。落語でも「一人口は食えぬが二人口は食える」って言いますし。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
夫婦=同志というか相棒というか (スコア:1)
皆さんいろいろと工夫して乗り切っていらっしゃるようで、私も先の日記を興味深く読ませて頂きました。
自分も同じような関係を実践しているのでうちのケースも何かの参考になればと思って書かせて頂きます。
うちは私が理系、妻が文系で、妻は一旦仕事した後30代後半で博士後期課程を修了しました。
私が博士後期課程の間は妻が仕事してましたので、それを逆転させてただけです。
学生の生活費を家族が支払うってのは合理的、と思ったので結婚しました。
妻は東京の大学の博士後期課程に進みで私は四国でしたけど、
まぁ便りのないのは良い便りということで何の問題も有りませんでした。
ANAの離着陸通知メールでどこにいるかくらいはお互いなんとなくわかります。
既に付き合い始めて10年、結婚して4年くらいになりますが、分野は違えど
夫婦=苦境を乗り切る同志というか相棒というか、そんな感じです。
最後は家族以外誰も助けてくれませんからね、そういう心強さです。
どんな関係かを一言で言えば「保険」です。
片方が働けなくなったり職を失ったりした時の無制限の保険という契約です。
保険だから使わなくて済むならそれに越したことは無いです。
ウィークデーはなかなか会うこともなく、
ウィークエンドも学会や研究会でやはり会いませんが、
お互い定年になったらゆっくり夫婦生活をと思っています。
それぞれ毎月決めた額だけ等分に生活費を拠出し、あとは個別に会計管理しています。
基本的にそれぞれの生活はそれぞれで営むことにしており、
お互いに何かあっても相手には迷惑がかからないという状態が理想だと考えています。
以下余談:
こういう生活がうまく続くのは、多分、子供を持たないという合意が取れているからです。
婚姻関係は自由意志に基づく契約ですが、親子関係は養子縁組でもない限り契約で
成立するものではないので、子供に迷惑をかけるのは良くないという点で合意が取れています。
私は世代を紡ぐにあたっての要件を「物事を始めるための覚悟、継続する努力、それを可能にする能力」
の3つのうちいずれか一つを、配偶者の少なくとも一方が持つことだと思っておりまして、
自分たちは両者とも覚悟・努力・能力どれ一つとして持ち合わせていないという合意に至りました。
自分たちは一世代で終わりだと自覚すれば、あとは死んだときに辻褄があっていれば良いだけなので、
生活の中で共通化できる費目と労働力を括り出して削減し、それぞれが自分の生活や仕事に使える
時間とお金にまわすという至って単純な見直しの繰り返しで生活は成り立っています。
括り出しは大事ですよね。落語でも「一人口は食えぬが二人口は食える」って言いますし。
屍体メモ [windy.cx]