アカウント名:
パスワード:
私自身は結婚したことはありませんが、研究員の経歴は持っているので、研究がどんだけ大変かはある程度判ります。で、その上で、私が直接知っているだけでもこんなに…
根本が判っていませんね。自動化というのは別にデータ処理だけではありません。データ処理も確かに自動化ですが。他にも自動化は山のようにあるでしょう? というか、自動化って何か、判っての発言では全然ない。
データ解析はフォートランを使っていて、データに対して「補間する」「計算する」「フィルタかける」「計算2をする」・・・という処理の順序は大枠では判っているのですが、フォートランのプログラム自体をひとつひとつ、的確に結果が出るように作っている最中だったりもしてそこで時間が掛かっています。
そもそも FORTRAN を使う意味が全く見当たりません。
普通、上記のような処理は、
cat data |\ 補間しかしないプログラム |\ 計算1 |\ フィルタ1 |\ 計算2 |\ …
のように、別々のプログラムにしておいて、入出力を標準入出力にしておくものです。で、例えば「補間しかしないプログラム」までが正しければ、それ以上はこのプログラムには手をつけない。こうすれば1つ1つのプログラムは小さくて済みますし、それ以前のプログラムと混ざり合ってバグが混入する危険性も避けられます。
ところが、FORTRAN はこういうプログラミングがとてもやりにくい。完璧に不可能だとは言わないが、とてつもなく難しい。そんなことをするぐらいなら、C++を使ったほうがまだましです。
もっと根源的に、元データ、やらなくてはいけない計算、などをきちんと公開して意見を募ってはいかが?そうやって他人の意見を聞くのも、自動化の一種ですよ?!
.
というかですね。研究者というのは正しく問題を定義し続けられる人の事をいいます。そのためには、テーマ(問題が含まれている情報空間全体)をまず捉える必要があります。それができていませんよね。
与えられた「問題(Fortran を使って、絶対補完しなくちゃいけなくて、…)」を解くなんぞ、猿でもできます。そんな事に死力を尽くしても、全然意義はない。しかし、問題のバックグラウンドにある「テーマ」を正しく理解し、解かなくてもいい問題は解かないようにする事で、ぜんぜん違う手を考えるのは 研究者にしかできません。あなたの仕事は「問題を解く」事ではない。正しく問題を定義する事です。
そして、一旦問題を定義する段になったら、最終解に至るパスの中で、どうやって自動化できる部分を増やすように問題を定義していくかが、研究者の能力を決めます。
すごく簡単な「問題定義」の例として。これはあくまでも私が想像出来る範囲でしかありませんが。
あなたは自分の論文を旦那さんに読んでもらったことがありますか? いや、内容はわからないかもしれないけれど、「てにをは」の間違いは判るでしょう? というか文系なら、多分理系の我々よりその辺は敏感だよね。その辺をチェックしてもらう形で、旦那さんにあなたの研究に参加してもらった事 はありますか?
常識的に考えて、あなたの旦那さんが一番感じているのは 疎外感 だよね。疎外感から来る無力感。なぜ、無力感や疎外感を感じる? 手伝えないからでしょう?! あなたが学校に寝泊まりする。何をやっているのかさっぱりわからない。助けることもできないが、それ以前に何が起こっているのか教えてもらえないし、見ることもできないし、聞くこともできない。手も足も出ない無力感…これが絶望へと変わっていくわけですよね?
このように問題を定義しなおすと、あなたは旦那さんに何ができるか というあなたが一生懸命解こうとしている問題は、一瞬にして 旦那さんにあなたの研究に参加してもらうには、どのような事をしてもらえばいいか?! という問題に早変わりしますよね?! 労力のベクトルが 180度ひっくり返りましたよね?!!!
あなたの旦那さんは Excel を使えないんでしょうか? 聞いてごらんなさい。もしかすると Excel のマクロを使ってあなたの問題をいくつか解いてくれるかもしれませんよ? あなたが相手に理解できる形に問題を落とし込めれば、ですが。
問題がグチャグチャでちゃんと整理できないときは、大きな紙に図を描きながら、誰か他の人に説明していくと良い、というのは知っていますか? 普通、独身の人はテディベアの人形で代行するんですが、旦那さんにテディベアの人形の代わりになってもらったら? 少なくとも、テディベアよりも優れていることに、トヨタ方式ぐらいは旦那さんも手伝えるはずです。「なぜそうしなくちゃいけないの?(why?)」って同じ問題について5回繰り返して聞くだけでいいんですから。
発表練習の練習台になってもらった事は?発表時間を測ってもらったり、イントネーションがおかしいとか、時間配分がおかしいとか。チェックしてもらったことは?! 専門家じゃないからこそ、その辺のバランスが崩れていると、一瞬で退屈します。だからおかしな部分が判る。
これは全部、あなたの旦那さんを利用した自動化ですよ?!
こういう発想が「研究者としての発想」です。
でもね。これって「お母さんの発想」でもあるんです。子供ができてから、子供にお手伝いをさせる形で、家事を教え、家庭としての一体感を作らなくちゃいけない。子供はあまりたいしたことはできないし、集中力もない。でも何も手伝えないなんて無いよね。何が出来るか、なにをしてもらえるか。そしてそれが全体の中でどういう意義があったか、どうやって判ってもらうか。それと一緒ですよね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
逃げても無駄。それは一生つきまとう問題なのだから (スコア:1)
私自身は結婚したことはありませんが、研究員の経歴は持っているので、研究がどんだけ大変かはある程度判ります。で、その上で、私が直接知っているだけでもこんなに…
fjの教祖様
Re: (スコア:1)
データ解析はフォートランを使っていて、
データに対して「補間する」「計算する」「フィルタかける」「計算2をする」・・・
という処理の順序は大枠では判っているのですが、フォートランのプログラム自体を
ひとつひとつ、的確に結果が出るように作っている最中だったりもして
そこで時間が掛かっています。
また、処理は「大枠で」判っているだけであって、細かな処理がまだ理解出来ていなかったり
新しいプログラムを作る必要があるなぁとかどうやったら出来るんだろうとか調べものもあったり
色々やっているうちに一日があっという間に経ってしまっています。
うまくルーチン化させて自動処理が出来るようになればと思っているのですが
オットは「今すぐにでも」結論を出したいようで、どうしようかと混乱しています。
うまくルーチン化出来るようになるまでの間待ってもらえれば良いのですが・・・。
Re:逃げても無駄。それは一生つきまとう問題なのだから (スコア:1)
根本が判っていませんね。自動化というのは別にデータ処理だけではありません。データ処理も確かに自動化ですが。他にも自動化は山のようにあるでしょう? というか、自動化って何か、判っての発言では全然ない。
そもそも FORTRAN を使う意味が全く見当たりません。
普通、上記のような処理は、
のように、別々のプログラムにしておいて、入出力を標準入出力にしておくものです。
で、例えば「補間しかしないプログラム」までが正しければ、それ以上はこのプログラムには手をつけない。
こうすれば1つ1つのプログラムは小さくて済みますし、それ以前のプログラムと混ざり合ってバグが混入する危険性も避けられます。
ところが、FORTRAN はこういうプログラミングがとてもやりにくい。完璧に不可能だとは言わないが、とてつもなく難しい。そんなことをするぐらいなら、C++を使ったほうがまだましです。
もっと根源的に、元データ、やらなくてはいけない計算、などをきちんと公開して意見を募ってはいかが?
そうやって他人の意見を聞くのも、自動化の一種ですよ?!
.
というかですね。研究者というのは正しく問題を定義し続けられる人の事をいいます。そのためには、テーマ(問題が含まれている情報空間全体)をまず捉える必要があります。それができていませんよね。
与えられた「問題(Fortran を使って、絶対補完しなくちゃいけなくて、…)」を解くなんぞ、猿でもできます。そんな事に死力を尽くしても、全然意義はない。
しかし、問題のバックグラウンドにある「テーマ」を正しく理解し、解かなくてもいい問題は解かないようにする事で、ぜんぜん違う手を考えるのは 研究者にしかできません。あなたの仕事は「問題を解く」事ではない。正しく問題を定義する事です。
そして、一旦問題を定義する段になったら、最終解に至るパスの中で、どうやって自動化できる部分を増やすように問題を定義していくかが、研究者の能力を決めます。
.
すごく簡単な「問題定義」の例として。これはあくまでも私が想像出来る範囲でしかありませんが。
あなたは自分の論文を旦那さんに読んでもらったことがありますか? いや、内容はわからないかもしれないけれど、「てにをは」の間違いは判るでしょう? というか文系なら、多分理系の我々よりその辺は敏感だよね。その辺をチェックしてもらう形で、旦那さんにあなたの研究に参加してもらった事 はありますか?
常識的に考えて、あなたの旦那さんが一番感じているのは 疎外感 だよね。疎外感から来る無力感。
なぜ、無力感や疎外感を感じる? 手伝えないからでしょう?! あなたが学校に寝泊まりする。何をやっているのかさっぱりわからない。助けることもできないが、それ以前に何が起こっているのか教えてもらえないし、見ることもできないし、聞くこともできない。手も足も出ない無力感…これが絶望へと変わっていくわけですよね?
このように問題を定義しなおすと、あなたは旦那さんに何ができるか というあなたが一生懸命解こうとしている問題は、一瞬にして 旦那さんにあなたの研究に参加してもらうには、どのような事をしてもらえばいいか?! という問題に早変わりしますよね?! 労力のベクトルが 180度ひっくり返りましたよね?!!!
あなたの旦那さんは Excel を使えないんでしょうか? 聞いてごらんなさい。もしかすると Excel のマクロを使ってあなたの問題をいくつか解いてくれるかもしれませんよ? あなたが相手に理解できる形に問題を落とし込めれば、ですが。
問題がグチャグチャでちゃんと整理できないときは、大きな紙に図を描きながら、誰か他の人に説明していくと良い、というのは知っていますか? 普通、独身の人はテディベアの人形で代行するんですが、旦那さんにテディベアの人形の代わりになってもらったら? 少なくとも、テディベアよりも優れていることに、トヨタ方式ぐらいは旦那さんも手伝えるはずです。「なぜそうしなくちゃいけないの?(why?)」って同じ問題について5回繰り返して聞くだけでいいんですから。
発表練習の練習台になってもらった事は?発表時間を測ってもらったり、イントネーションがおかしいとか、時間配分がおかしいとか。チェックしてもらったことは?! 専門家じゃないからこそ、その辺のバランスが崩れていると、一瞬で退屈します。だからおかしな部分が判る。
これは全部、あなたの旦那さんを利用した自動化ですよ?!
.
こういう発想が「研究者としての発想」です。
でもね。これって「お母さんの発想」でもあるんです。子供ができてから、子供にお手伝いをさせる形で、家事を教え、家庭としての一体感を作らなくちゃいけない。子供はあまりたいしたことはできないし、集中力もない。でも何も手伝えないなんて無いよね。何が出来るか、なにをしてもらえるか。そしてそれが全体の中でどういう意義があったか、どうやって判ってもらうか。それと一緒ですよね。
fjの教祖様