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人類はすべての卵を1つのバスケット、1つの惑星に入れておくべきではない。バスケットを落としてしまう前にその負荷を分散させれば、バスケットを落としてしまうことは避けられるはずだ。
個人的には、今後100~200年のうちに、リスク分散の意味での宇宙移民(つまり、地球と断絶しても植民地が長期存続可能なレベル)が可能になるほどに技術が進歩するとはちょっと思えませんが、それはまあ実現可能時期の見積もりの違いにすぎないので置いておくとして。
巨大な小惑星の衝突や地球規模での大規模火山活動といった惑星レベルでの大災害、あるいは太陽の死に対して、地球外・太陽系外に植民地があれば文明崩壊のリスクを分
「地球上で長期間存続できる文化・技術」も、あまりに完璧すぎると「完全メンテナンスフリーのサーバー」と一緒で「通常運用なら任せてください。え、非常時の対処法ですか? 引き継ぎ受けてませんけど」っていう事態になりそうで怖いなぁ。
人類滅亡の危険性が高まれば、みんな他の事そっちのけで宇宙移民の研究開発を進めるから、100年以内に宇宙移民ってのもまんざら不可能でもない気がする。アホみたいに金と技術を注ぎ込めばSFの世界を現実にできるっていう事は、40年前にアポロ計画が証明しているし。
長期運用が可能な宇宙移民の手段が確立していなくても、
地球ピンチ→技術開発→取り敢えず地球脱出→脱出艇ピンチ→技術開発→なんちゃってコロニー→またまたピンチ→技術開発→そこそこコロニー→…
っていう事を続けていくような集団を何千、何万と送り出せば、そのうちどこかで安定的なスペースコロニーが完成するか、どこかの星に移住できるんじゃないかな。
どっちにしても「あと○○年で人類滅亡だよ」って言われちゃったら、人類には「生き残る手段を探し出す」か「阿呆みたいに踊り狂う」しか選択肢はないし。
# Shall we dance?
アホみたいに金と技術を注ぎ込めばSFの世界を現実にできるっていう事は、40年前にアポロ計画が証明しているし。
アポロ計画は、アホみたいに金と技術を注ぎ込めば月に行くのはそんなに難しくなかった、ということを証明しただけです。月を火星に置き換えるくらいであれば現実的ですが、「SFの世界を実現できる」というのはさすがに外挿しすぎでしょう。
100億以上をつぎ込んだバイオスフィア2実験(人工的な閉鎖環境)は数人を数年間生かすことすらままならなかったわけで、じゃあ1兆円あれば10人を10年くらいは生かせられそうかというと、現在の人類の知識ではまだよくわからない。あの実験でわかったことは、結局、現在の人類は地球での生態系に組み込まれた存在にすぎないということです。
バイオスフィア実験は、力づくで一足飛びにやろうとして失敗するアメリカ的パターンだね。(e.g. VTOL,SST)
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
なにこの第三の選択 (スコア:5, すばらしい洞察)
個人的には、今後100~200年のうちに、リスク分散の意味での宇宙移民(つまり、地球と断絶しても植民地が長期存続可能なレベル)が可能になるほどに技術が進歩するとはちょっと思えませんが、それはまあ実現可能時期の見積もりの違いにすぎないので置いておくとして。
巨大な小惑星の衝突や地球規模での大規模火山活動といった惑星レベルでの大災害、あるいは太陽の死に対して、地球外・太陽系外に植民地があれば文明崩壊のリスクを分
Re:なにこの第三の選択 (スコア:1)
「地球上で長期間存続できる文化・技術」も、あまりに完璧すぎると「完全メンテナンスフリーのサーバー」と一緒で「通常運用なら任せてください。え、非常時の対処法ですか? 引き継ぎ受けてませんけど」っていう事態になりそうで怖いなぁ。
人類滅亡の危険性が高まれば、みんな他の事そっちのけで宇宙移民の研究開発を進めるから、100年以内に宇宙移民ってのもまんざら不可能でもない気がする。
アホみたいに金と技術を注ぎ込めばSFの世界を現実にできるっていう事は、40年前にアポロ計画が証明しているし。
長期運用が可能な宇宙移民の手段が確立していなくても、
地球ピンチ→技術開発→取り敢えず地球脱出→脱出艇ピンチ→技術開発→なんちゃってコロニー→またまたピンチ→技術開発→そこそこコロニー→…
っていう事を続けていくような集団を何千、何万と送り出せば、そのうちどこかで安定的なスペースコロニーが完成するか、どこかの星に移住できるんじゃないかな。
どっちにしても「あと○○年で人類滅亡だよ」って言われちゃったら、人類には「生き残る手段を探し出す」か「阿呆みたいに踊り狂う」しか選択肢はないし。
# Shall we dance?
Re:なにこの第三の選択 (スコア:3, すばらしい洞察)
アポロ計画は、アホみたいに金と技術を注ぎ込めば月に行くのはそんなに難しくなかった、ということを証明しただけです。月を火星に置き換えるくらいであれば現実的ですが、「SFの世界を実現できる」というのはさすがに外挿しすぎでしょう。
100億以上をつぎ込んだバイオスフィア2実験(人工的な閉鎖環境)は数人を数年間生かすことすらままならなかったわけで、じゃあ1兆円あれば10人を10年くらいは生かせられそうかというと、現在の人類の知識ではまだよくわからない。あの実験でわかったことは、結局、現在の人類は地球での生態系に組み込まれた存在にすぎないということです。
Re:なにこの第三の選択 (スコア:1, すばらしい洞察)
ぶっちゃけ予算これこれで未知の何か作ってねってプロジェクトがデスマーチ化しないはずがないなんてこと、ここに来てる人ならみんな分かってるはずでしょうに。
戦争で技術が目覚しく進歩すんのも、別に戦争に何から人類の知性を刺激する何かがあるわけじゃなくて、単に予算に糸目をつけずに好きなだけ開発に投入できるってだけなんで、平時でも金さえちゃんとかければおよそ不可能なことなんてないもんだよ。
Re:なにこの第三の選択 (スコア:1)
バイオスフィア実験は、力づくで一足飛びにやろうとして失敗するアメリカ的パターンだね。(e.g. VTOL,SST)
the.ACount