アカウント名:
パスワード:
人間に確率として提示するのと、(実験されてるとも知らない)動物にものをあげたりあげなかったりするのが同じ実験だろうか。貰えたり貰えなかったりする経験を確率的な条件として認識しなおす際に働くバイアスがでかいと思うんだが。
この例で言えば猿は毎回起こることをいち早く認識して、起こったり起こらなかったりすることの認識はより弱いというだけじゃないの?毎回ボーナスをくれるセールスマンは「良い奴」と判断し、くれたりくれなかったりするやつは混乱して「こいつ何だっけ?」。それで前者を選ぶ。毎回餌を減らすセールスマンは「嫌な奴」と判断し、減らしたり減らさなかったりするやつは「こいつ何だっけ?」。それで前者を避ける。
人間ははっきりした確率的な条件を与えられていて不整合な選択をする。サルは確率的な条件などは知らされず、選択によって一定の確率でものが起こるような実験的シチュエーションであることすら知らされずに不整合な選択をする。人間も猿も共に不整合な選択をするのですが、実験状況の差が大きいので同じ起源の不整合さである証明としては疑わしいと言いたいわけです。実験と知らされていたとしても、「経験」から「確率的条件」を割り出す過程がサルにだけ課せられていて、ここに例えば前述したようなバイアスがかかりうると思ったのです。
デフォルトの印象を0と置いて毎回ボーナスをくれる(餌を減らす)人は速やかにプラス(マイナス)であると学習されるが、くれたりくれなかったり(減らしたり減らさなかったり)する人に対しては混乱して学習が進まず0のまま、とするとプラスと0を比べてプラスを選ぶ。マイナスと0をくらべて0を選ぶ。(ー<0<+)ということでこういう傾向があるとすればサルの行動は説明がつく、と言うことです。
確かに人間には朝三暮四的な不動産屋のテクニックに騙される非合理性があるのですが、そのルーツがサルに存在することを示す実験としては(サルの学習過程も十分関与的であると思えるため)疑わしいと思いました。同じ動物だからきっとサルにも人間と同じ非合理性があるだろうなとは思うんですが…
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
同じ実験? (スコア:0)
人間に確率として提示するのと、(実験されてるとも知らない)動物にものをあげたりあげなかったりするのが同じ実験だろうか。
貰えたり貰えなかったりする経験を確率的な条件として認識しなおす際に働くバイアスがでかいと思うんだが。
この例で言えば猿は毎回起こることをいち早く認識して、起こったり起こらなかったりすることの認識はより弱いというだけじゃないの?
毎回ボーナスをくれるセールスマンは「良い奴」と判断し、くれたりくれなかったりするやつは混乱して「こいつ何だっけ?」。それで前者を選ぶ。
毎回餌を減らすセールスマンは「嫌な奴」と判断し、減らしたり減らさなかったりするやつは「こいつ何だっけ?」。それで前者を避ける。
Re: (スコア:0)
実験と知って確率を提示された人間が、不整合な選択をすることは
すでにさんざん実験されてるんです。
サルが不整合なのは、実験と知らされてないからではない
と言えるでしょう。
Re: (スコア:0)
人間ははっきりした確率的な条件を与えられていて不整合な選択をする。
サルは確率的な条件などは知らされず、選択によって一定の確率でものが起こるような実験的シチュエーションであることすら知らされずに不整合な選択をする。
人間も猿も共に不整合な選択をするのですが、実験状況の差が大きいので同じ起源の不整合さである証明としては疑わしいと言いたいわけです。
実験と知らされていたとしても、「経験」から「確率的条件」を割り出す過程がサルにだけ課せられていて、ここに例えば前述したようなバイアスがかかりうると思ったのです。
Re: (スコア:2)
プラスの場合は、手堅いプラスを選ぶ⇒時々大きくくれる人は良くわからんから無視
なのに
マイナスの場合は、手堅いマイナスを選ばない⇒時々大きくくれる人は良くわからんけど選ぶ
となって、「マイナスの方がより印象に残ってしまう」という結論には影響がないと思えるのですが。
不動産屋の「ブス、ブス、並」(ある並物件でも、よりひどいところから見せて、最後に「よい物件でしょう」
と言えば、成約率が上がる)の手と同じに思えます。
Re: (スコア:0)
デフォルトの印象を0と置いて
毎回ボーナスをくれる(餌を減らす)人は速やかにプラス(マイナス)であると学習されるが、
くれたりくれなかったり(減らしたり減らさなかったり)する人に対しては混乱して学習が進まず0のまま、とすると
プラスと0を比べてプラスを選ぶ。マイナスと0をくらべて0を選ぶ。(ー<0<+)ということで
こういう傾向があるとすればサルの行動は説明がつく、と言うことです。
確かに人間には朝三暮四的な不動産屋のテクニックに騙される非合理性があるのですが、
そのルーツがサルに存在することを示す実験としては(サルの学習過程も十分関与的であると思えるため)疑わしいと思いました。
同じ動物だからきっとサルにも人間と同じ非合理性があるだろうなとは思うんですが…
Re:同じ実験? (スコア:2)
ここで、得られる総量が確率的にはだれでも差がない点が重要で、「差があるだろうか?」
と疑問も持つよりも「この人いい人、嫌な人」の方が判断に影響を与えてしまっている。
人間の場合は、十分長い時間考えれば期待値に差がないことが分かるので、このバイアスを
除去できるのですが、サルの場合も十分長時間の学習後にどうなるのかは、実験の必要がありますね。
ただ、人間の場合もこのバイアスがあることを、すなわち情報は十分与えられても、「期待値は
どうか」と疑問を持つ前に、印象が支配的な時間があることを言及しているので、サルにもそれがある
とは言えそうです。