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海水温とくらげの発生数との間に相関関係でも認められたんでしょうか?(部門名は相関どころか因果関係というネタでしょうけど)
エチゼンクラゲのような鉢虫類のクラゲは底棲のポリプからストロビレーションによって大量の子クラゲを出します。ポリプ一個体から一度に数十とか、あるいはもっと。
ストロビレーションは低温で誘導されます。海水温が16℃とか(種によるでしょうが)に下がると一気にストロビレーションが始まります。ですから、冬期に海水温が下がらないと、富栄養化どうこう以前に、クラゲが生まれてこないという影響はあるはずです。別の種類のクラゲですが、冬の海水温でクラゲの発生数はだいぶ変わってくると聞いた記憶があります。
エチゼンクラゲ大発生には複数の要素が絡んでいるはずで、海水温はそのひとつに過ぎないでしょう。10年20年のスパンでの増加傾向にはおそらく人間の生産活動の影響があるでしょうし一年での大きな増減は、海水温が毎年微妙に違うことによるものだと思われます。
そういうわけで、今年クラゲが激減したからといって、沿岸での生産活動との関係が否定されるものでもないよ、と。
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部門名 (スコア:0, すばらしい洞察)
日付を動かしていくと、まだまだ暑そうですね。彼岸ぐらいまでムリ?
Re: (スコア:0)
海水温とくらげの発生数との間に相関関係でも認められたんでしょうか?
(部門名は相関どころか因果関係というネタでしょうけど)
Re:部門名 (スコア:1, 参考になる)
エチゼンクラゲのような鉢虫類のクラゲは底棲のポリプからストロビレーションによって
大量の子クラゲを出します。ポリプ一個体から一度に数十とか、あるいはもっと。
ストロビレーションは低温で誘導されます。海水温が16℃とか(種によるでしょうが)
に下がると一気にストロビレーションが始まります。ですから、冬期に海水温が下がらないと、
富栄養化どうこう以前に、クラゲが生まれてこないという影響はあるはずです。
別の種類のクラゲですが、冬の海水温でクラゲの発生数はだいぶ変わってくると聞いた記憶があります。
エチゼンクラゲ大発生には複数の要素が絡んでいるはずで、海水温はそのひとつに過ぎない
でしょう。10年20年のスパンでの増加傾向にはおそらく人間の生産活動の影響があるでしょうし
一年での大きな増減は、海水温が毎年微妙に違うことによるものだと思われます。
そういうわけで、今年クラゲが激減したからといって、沿岸での生産活動との関係が否定される
ものでもないよ、と。