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太陽誘電が作っているCD-RやDVD-Rは、有機色素を使った熱変化記録メディア。CD-RWやDVD±RW/RAM、BD-R/RE、これらは全て無機色素を使った相変化記録メディア。
BD時代になって太陽誘電がぱっとしなくなった理由は、数が出るBD-Rの主流が、有機ではなく無機になったためです。
有機のメディア(LTH)もあって、もちろん太陽誘電も作っているのですが、規格化および高速化が遅れた上に、特に初期は記録品質に問題があったため、台湾製無機BD-R>日本製有機BD-R、という致命的な評判が定着してしまいました。
>台湾製無機BD-R>日本製有機BD-R、という致命的な評判が定着してしまいました。
事実その通りなのが何とも。誘電が高品質と言われていても所詮はRでの話。RWやRAMのような相変化記録に比べれば明らかに耐久性で劣る。しかし他のメーカーがそちらへシフトしている中で誘電はなぜかそうしなかった。ジリ貧になるのも自業自得。
#誘電に相変化記録メディアを望む声も多かったのに・・・
>しかし他のメーカーがそちらへシフトしている中で誘電はなぜかそうしなかった。ジリ貧になるのも自業自得。
これはある意味合理的な話です。太陽誘電は有機色素記録の発明者なので、基本パテントをもっています。有機メディアの場合はむしろ他社からフィーを得られる立場です。他社が海外生産にどんどん移行する中、高コストの国内生産を続けながらも価格競争力を維持していられたのは、自社開発した有機色素メディアであったからこそです。
無機の場合は逆に、相変化記録のパテントを持っている他社(松下・リコーなど)にフィーを払わなければならない立場です。That'sの代名詞「日本製」を標榜しながら、品質の高い相変化メディアを、価格競争力のある製品として製造するのはおそらく困難だと思います。
CD-Rから20年、おそらく基本特許もすでに切れている時期。緩やかに事業縮小していくというシナリオも合理的だと思います。That'sは光学メディアの代名詞的に思っていたので、残念は残念ですが。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
太陽誘電って (スコア:2)
何でなんだろ・・・ 会社としてのポリシー?
純粋に違う技術が必要だからです (スコア:5, 興味深い)
太陽誘電が作っているCD-RやDVD-Rは、有機色素を使った熱変化記録メディア。
CD-RWやDVD±RW/RAM、BD-R/RE、これらは全て無機色素を使った相変化記録メディア。
BD時代になって太陽誘電がぱっとしなくなった理由は、
数が出るBD-Rの主流が、有機ではなく無機になったためです。
有機のメディア(LTH)もあって、もちろん太陽誘電も作っているのですが、
規格化および高速化が遅れた上に、特に初期は記録品質に問題があったため、
台湾製無機BD-R>日本製有機BD-R、という致命的な評判が定着してしまいました。
Re: (スコア:0)
>台湾製無機BD-R>日本製有機BD-R、という致命的な評判が定着してしまいました。
事実その通りなのが何とも。
誘電が高品質と言われていても所詮はRでの話。RWやRAMのような相変化記録に比べれば明らかに耐久性で劣る。
しかし他のメーカーがそちらへシフトしている中で誘電はなぜかそうしなかった。ジリ貧になるのも自業自得。
#誘電に相変化記録メディアを望む声も多かったのに・・・
Re:純粋に違う技術が必要だからです (スコア:2, 興味深い)
>しかし他のメーカーがそちらへシフトしている中で誘電はなぜかそうしなかった。ジリ貧になるのも自業自得。
これはある意味合理的な話です。太陽誘電は有機色素記録の発明者なので、基本パテント
をもっています。有機メディアの場合はむしろ他社からフィーを得られる立場です。
他社が海外生産にどんどん移行する中、高コストの国内生産を続けながらも価格競争力を
維持していられたのは、自社開発した有機色素メディアであったからこそです。
無機の場合は逆に、相変化記録のパテントを持っている他社(松下・リコーなど)にフィー
を払わなければならない立場です。That'sの代名詞「日本製」を標榜しながら、品質の高い
相変化メディアを、価格競争力のある製品として製造するのはおそらく困難だと思います。
CD-Rから20年、おそらく基本特許もすでに切れている時期。
緩やかに事業縮小していくというシナリオも合理的だと思います。
That'sは光学メディアの代名詞的に思っていたので、残念は残念ですが。