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京の場合は、納品時点では完動まで試験済みになっているし、納品段階でのテストシーケンスでも科学計算のプロセスが走ります。そういう意味では、2012年から稼動です。
そして、昨年のごたごたがあって、開発停止した期間がなければ2012年より早い可能性がありました。それを考えると、世界一を目指していたのは事実だし、世界一をしのぎを削っているのだから、数ヶ月差で追い越されることは分かっていたこと。
でも、計算機を使う側からすれば、数ヶ月どころか数日発見が遅れたことで無価値になる科学的成果はいくらでもあるわけです。論文だしたのはあっちが先だけど、本当は計算用のプログラムはこっちが先に完成していました、では意味がありません。
世界一を越されれれば、能力的優位性は一段下がったものになるのは事実だし、「世界二位を目指す」などということは、4年後のオリンピックで金メダルではなく銀メダルを取るようにトレーニング計画を立てるというのと同じように不可能で無意味なことです。チームの士気が下がることはあっても、コストが下がることはありません。
オフトピなんですが、
> 数日発見が遅れたことで無価値になる科学的成果
というのに違和感を覚えます。科学者同士が先を競い合って高めあう、というのは良いことだと思いますし、早い者勝ちというのは仕方の無いことだと思います。計算結果が出ないと出せない特許があるかどうか分からないのですが、知的財産権も絡むのかもしれません。
が、同じ結果を早く出すことが目的だけの計算で、負けたら無価値になる様なものを「科学」と呼びたくないなという気がします。ギネス記録とかなら良いのですが。
(片方の成功を真似するだけでなく、)いろんな人がいろんな考え方や方法で、同じ目標に向かってチャレンジして、その結果たまたま同じ結果が出たなら、追試なり、別証なりという扱いになるとしても、それなりの価値があるのが、科学なんじゃないでしょうか?
アルゴリズムが違うなら、プログラミング技術が違うならその部分で、計算機の性能と計算時間を明示して、自分の結果をアピールした論文を書けばよい。その部分が負けているから、先に計算して結果を出さないと無意味というのなら、(人類にとっては)多分もともと大した科学的価値は無い。
どちらかが無価値になることが分かっている様な計算なら、貴重な計算資源で、エネルギーも使うのだし、仲良く、異なる物に使ってほしい。
やっぱり、「一番じゃなきゃダメか」という質問にはYES派とNO派が居るのは仕方が無いのですかね。
「科学的価値」自体は誰が一番だろうと関係ないが、一番や二番になった人には大違い。(スポーツでも同様)科学的価値が大きい成果ほど一番二番がシビアに効く。
>早い者勝ちというのは仕方の無いことだと思います。
仕方がないというより、研究の必然、宿命?だと思います。他の誰かが既に導き出した結論を、2番手、3番手で導き出したとしても、「もうそれ、誰々がもう発表してるよ」で終わっちゃう。たとえそれが一日違いでも。「僕も同じ結論がでました!!」と言っているだけです。追試というのは間違いはないか?の確認のために行うもので、同じ結論になったということは「誰々さんに間違いはなかった」ということを言っているだけで研究としての価値は無いですね。
いまさら、万有引力の法則を発見した!!といわれても、「あ、っそ」で終わっちゃいます。。仮に、その人が全くゼロから自力で、万有引力の法則を発見したとしても、その人の能力はニュートン並にすごいのかも知れませんが、「あ、っそ」で終わりです。(研究費を使ってそんなことしてたら、「あ、っそ」どころか、大馬鹿者ですが。。)
自分の仮説を検証するために、少しでも早く計算ができるものが欲しい。たとえば、惑星形成モデルを検証するのに、コンピューターを使って、そのシミュレーションを行う。細胞内のある分子の挙動に関してシミュレーションを行う。気候変動の予測のためにシミュレーションを行う。そのときに、少しでも早く計算できるものが欲しい。他の誰かがやってしまう前に。
そのニーズがあるからコンピューター開発者は開発者で、一番早く計算できるコンピュータの開発を開発目的のひとつとしてしのぎを削る。そうすることによって、さらに複雑な計算も行えるようになり、さらに詳細なシミュレーションもできる。
そういう点において、一番早く計算できることを目的にコンピューターの開発が行うことは、意味のあることだし、必要なことなんじゃないかと思います。
>科学者同士が先を競い合って高めあう、というのは良いことだと思いますし、
互いが高め合うというのは、それぞれが一番を目指した結果であって、お互いが高め合うことを目的に、先を競っているわけじゃないと思います。オリンピックでも、一番を目指した結果が世界記録の更新につながっているのだと思います。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
ちょっと違う (スコア:0)
京の場合は、納品時点では完動まで試験済みになっているし、納品段階でのテストシーケンスでも科学計算のプロセスが走ります。そういう意味では、2012年から稼動です。
そして、昨年のごたごたがあって、開発停止した期間がなければ2012年より早い可能性がありました。それを考えると、世界一を目指していたのは事実だし、世界一をしのぎを削っているのだから、数ヶ月差で追い越されることは分かっていたこと。
でも、計算機を使う側からすれば、数ヶ月どころか数日発見が遅れたことで無価値になる科学的成果はいくらでもあるわけです。論文だしたのはあっちが先だけど、本当は計算用のプログラムはこっちが先に完成していました、では意味がありません。
世界一を越されれれば、能力的優位性は一段下がったものになるのは事実だし、「世界二位を目指す」などということは、4年後のオリンピックで金メダルではなく銀メダルを取るようにトレーニング計画を立てるというのと同じように不可能で無意味なことです。チームの士気が下がることはあっても、コストが下がることはありません。
Re:ちょっと違う (スコア:0)
オフトピなんですが、
> 数日発見が遅れたことで無価値になる科学的成果
というのに違和感を覚えます。
科学者同士が先を競い合って高めあう、というのは良いことだと思いますし、
早い者勝ちというのは仕方の無いことだと思います。
計算結果が出ないと出せない特許があるかどうか分からないのですが、
知的財産権も絡むのかもしれません。
が、同じ結果を早く出すことが目的だけの計算で、
負けたら無価値になる様なものを
「科学」と呼びたくないなという気がします。
ギネス記録とかなら良いのですが。
(片方の成功を真似するだけでなく、)
いろんな人がいろんな考え方や方法で、
同じ目標に向かってチャレンジして、
その結果たまたま同じ結果が出たなら、
追試なり、別証なりという扱いになるとしても、
それなりの価値があるのが、科学なんじゃないでしょうか?
アルゴリズムが違うなら、プログラミング技術が違うならその部分で、
計算機の性能と計算時間を明示して、
自分の結果をアピールした論文を書けばよい。
その部分が負けているから、先に計算して結果を出さないと
無意味というのなら、(人類にとっては)多分もともと大した科学的価値は無い。
どちらかが無価値になることが分かっている様な計算なら、
貴重な計算資源で、エネルギーも使うのだし、
仲良く、異なる物に使ってほしい。
やっぱり、「一番じゃなきゃダメか」という質問には
YES派とNO派が居るのは仕方が無いのですかね。
Re:ちょっと違う (スコア:1)
「科学的価値」自体は誰が一番だろうと関係ないが、一番や二番になった人には大違い。(スポーツでも同様)
科学的価値が大きい成果ほど一番二番がシビアに効く。
the.ACount
Re:ちょっと違う (スコア:1)
>早い者勝ちというのは仕方の無いことだと思います。
仕方がないというより、研究の必然、宿命?だと思います。
他の誰かが既に導き出した結論を、2番手、3番手で導き出したとしても、
「もうそれ、誰々がもう発表してるよ」で終わっちゃう。たとえそれが一日違いでも。
「僕も同じ結論がでました!!」と言っているだけです。
追試というのは間違いはないか?の確認のために行うもので、同じ結論になったということは
「誰々さんに間違いはなかった」ということを言っているだけで研究としての価値は無いですね。
いまさら、万有引力の法則を発見した!!といわれても、「あ、っそ」で終わっちゃいます。。
仮に、その人が全くゼロから自力で、万有引力の法則を発見したとしても、
その人の能力はニュートン並にすごいのかも知れませんが、「あ、っそ」で終わりです。
(研究費を使ってそんなことしてたら、「あ、っそ」どころか、大馬鹿者ですが。。)
自分の仮説を検証するために、少しでも早く計算ができるものが欲しい。
たとえば、惑星形成モデルを検証するのに、コンピューターを使って、そのシミュレーションを行う。
細胞内のある分子の挙動に関してシミュレーションを行う。気候変動の予測のためにシミュレーションを行う。
そのときに、少しでも早く計算できるものが欲しい。他の誰かがやってしまう前に。
そのニーズがあるからコンピューター開発者は開発者で、
一番早く計算できるコンピュータの開発を開発目的のひとつとしてしのぎを削る。
そうすることによって、さらに複雑な計算も行えるようになり、さらに詳細なシミュレーションもできる。
そういう点において、一番早く計算できることを目的にコンピューターの開発が行うことは、意味のあることだし、
必要なことなんじゃないかと思います。
>科学者同士が先を競い合って高めあう、というのは良いことだと思いますし、
互いが高め合うというのは、それぞれが一番を目指した結果であって、
お互いが高め合うことを目的に、先を競っているわけじゃないと思います。
オリンピックでも、一番を目指した結果が世界記録の更新につながっているのだと思います。