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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
相関関係と因果関係 (スコア:0)
Re:相関関係と因果関係 (スコア:1)
相関関係:病気の個体から、ウイルスとかカビが分離される
因果関係:分離したウイルスとかカビに感染させると病気を発症する
と言う感じですかね。
Re:相関関係と因果関係 (スコア:4, 参考になる)
1. 病気の個体から当該のウイルスとカビが発見される
2. 当該のウイルスとカビを病気の個体から分離できる。
3. 発病していないミツバチ個体に、分離したウイルスとカビに感染させると病気を発症する。
4. その実験的に発症した個体から、当該のウイルスとカビが再分離できる。
とりあえず、この条件を「満たせば」、病原体であることの証明が実験的になされたと認められます。ただし今回のケースは、複数病原体が関与していて、単純な感染症のケースとは異なる可能性もあるので、コッホの原則に従う証明はひょっとしたらできないかもしれませんが。
#まぁでも、条件を満たさないことに妥当な原因があって、他の証拠が非常に強い根拠になりうる場合には、必ずしもコッホの原則を満たさなくても、「病原体である」と認められます。
Re: (スコア:0)
Re:相関関係と因果関係 (スコア:1, 参考になる)
そこで上の最後に書いたコメントが生きてくるわけでして。人間にしか罹らないために感染実験が出来なくても、病原体と認められたものもないわけではないです。
ただし、やっぱり感染実験による証明ができないと、どうしても根拠としては弱いわけでして…。
そこで、まずはヒト以外のマイナーな動物に感染して、類似の病気を起こさないかどうか、結構しつこく検討されたりします。変わったところだと、インフルエンザウイルスがフェレット(ケナガイタチ)を使って証明されたとか、らい菌(ハンセン病の原因)がアルマジロを使って証明されたとか…。
で、「それでも駄目なら」ということで、自飲実験をやる研究者も結構いました。例えば、コレラ菌は当時多くの研究者が自飲しましたし、ヘリコバクター・ピロリと胃潰瘍の関係についても自飲実験で証明されてます。