アカウント名:
パスワード:
散々言われているとおり、この「事件」は、真相としては何ら悪いこともしておらず、ミスもなく、かつ医師であれば「こんなの日本のどこかで毎日何十件も起きてるに決まってんじゃん」と常識で知ってる出来事が、単に臨床研究中の患者にも1例起きた(そして1週間で改善した)、ということに過ぎません。しかもこの経過に問題がないことは、1年以上も前から、副所長名や所長名で何度も繰り返し説明してきた [u-tokyo.ac.jp]、とのこと。他のあまたの酷い報道(救急車たらい回しとか、産婦人科医の大野事件とか)は、まだ「記者は医療に関してド素人だからしょうがない、義憤にかられたのだろう」「遺族に会って一方的に誤解したのだろう」と、善意の解釈ができて慰みになったし、事情を知ってる人がネットで丁寧に説明してけば済みました。実際そうしてきたことで「少なくとも医療報道に関してマスコミはかなり不正確だ」という一般認識を持ってもらえる程度にはなった。それに医療者側にも、「患者に誠意を持って最後まで説明する」「重篤な事象は先に公開する」といった、マスコミに大ごとにされないための具体的な予防策が存在しえました。東大はむしろ、重篤な出来事は記者会見でさっさと公開しまくる今の流れを率先して作り上げた方の病院と認識しています(結果的に下らない報道の数も増えたけど、医療現場を理解してもらうという意味では意味があったはず)。が、この件は、何ら特殊でない例を、言葉をつなぎ合わせて悪に仕立てあげています。新聞社に予備知識がゼロでも、普通の人間の常識とモラルさえあったなら絶対にあり得なかったと言える、本当に悪意で生まれている捏造記事に過ぎません。その点が凄い。大手新聞の一面でこれだし、ご丁寧に社説まで準備されてるし、もはや日本国の出来事と思いたくないです。「マスコミの上層部はすべて真っ黒だ」としか解釈できない点は、新時代の到来を予感させます。そりゃ学会が抗議もするよ。
ぶっちゃけ、ランダムに臨床研究の論文を探して、そこに書いてある「因果関係の否定できない有害事象」のうちで恐そうなのを拾い上げれば、いくらでもこんな記事を作って「隠蔽されていた!」と騒ぐことができます。いつものように『被害者』やその家族が出てくれば「患者経由のタレコミか」とも思えますが、それすらない。記者が医科研に目を付けた理由も、記事になった経緯も、まったく不明で、不気味すぎます。現場では何ら対処のしようがなさそう。なんなのこれ。
真面目な話、小学校の「情報」の時間(まだあるのかな?)に下らないソフトの使い方を覚えさせるよりも、DHMO [wikipedia.org] とかを題材に、報道などの情報に対する接し方をたたき込むべきと感じるなぁ。
今回の報道に限らず、みのもんたの無責任な問題提起や、似非科学的情報番組とか、DHMO 的トリックに引っ掛からない国民を増やすしか、マスコミを立ち直らせることは難しいなぁ。
# 今の朝日なら、DHMOに対しても真面目にネガティブキャンペーンはりそうだ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
なんで話題になったんだろう? (スコア:5, 興味深い)
散々言われているとおり、この「事件」は、真相としては何ら悪いこともしておらず、ミスもなく、かつ医師であれば「こんなの日本のどこかで毎日何十件も起きてるに決まってんじゃん」と常識で知ってる出来事が、単に臨床研究中の患者にも1例起きた(そして1週間で改善した)、ということに過ぎません。
しかもこの経過に問題がないことは、1年以上も前から、副所長名や所長名で何度も繰り返し説明してきた [u-tokyo.ac.jp]、とのこと。
他のあまたの酷い報道(救急車たらい回しとか、産婦人科医の大野事件とか)は、まだ「記者は医療に関してド素人だからしょうがない、義憤にかられたのだろう」「遺族に会って一方的に誤解したのだろう」と、善意の解釈ができて慰みになったし、事情を知ってる人がネットで丁寧に説明してけば済みました。実際そうしてきたことで「少なくとも医療報道に関してマスコミはかなり不正確だ」という一般認識を持ってもらえる程度にはなった。
それに医療者側にも、「患者に誠意を持って最後まで説明する」「重篤な事象は先に公開する」といった、マスコミに大ごとにされないための具体的な予防策が存在しえました。東大はむしろ、重篤な出来事は記者会見でさっさと公開しまくる今の流れを率先して作り上げた方の病院と認識しています(結果的に下らない報道の数も増えたけど、医療現場を理解してもらうという意味では意味があったはず)。
が、この件は、何ら特殊でない例を、言葉をつなぎ合わせて悪に仕立てあげています。新聞社に予備知識がゼロでも、普通の人間の常識とモラルさえあったなら絶対にあり得なかったと言える、本当に悪意で生まれている捏造記事に過ぎません。その点が凄い。大手新聞の一面でこれだし、ご丁寧に社説まで準備されてるし、もはや日本国の出来事と思いたくないです。「マスコミの上層部はすべて真っ黒だ」としか解釈できない点は、新時代の到来を予感させます。そりゃ学会が抗議もするよ。
ぶっちゃけ、ランダムに臨床研究の論文を探して、そこに書いてある「因果関係の否定できない有害事象」のうちで恐そうなのを拾い上げれば、いくらでもこんな記事を作って「隠蔽されていた!」と騒ぐことができます。いつものように『被害者』やその家族が出てくれば「患者経由のタレコミか」とも思えますが、それすらない。記者が医科研に目を付けた理由も、記事になった経緯も、まったく不明で、不気味すぎます。現場では何ら対処のしようがなさそう。なんなのこれ。
Re:なんで話題になったんだろう? (スコア:1)
真面目な話、小学校の「情報」の時間(まだあるのかな?)に下らないソフトの使い方を覚えさせるよりも、
DHMO [wikipedia.org] とかを題材に、報道などの情報に対する接し方をたたき込むべきと感じるなぁ。
今回の報道に限らず、みのもんたの無責任な問題提起や、似非科学的情報番組とか、
DHMO 的トリックに引っ掛からない国民を増やすしか、マスコミを立ち直らせることは難しいなぁ。
# 今の朝日なら、DHMOに対しても真面目にネガティブキャンペーンはりそうだ。
Re: (スコア:0)
朝日新聞に洗脳されやすい国民を作るのは日教組のお仕事の1つかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
> 先にお知らせいたしましたように、本日、一部報道機関において、がんワクチンに関する報道がでておりますが、その後の調査の結果、報道されたがんワクチンは、当社が現在治験を実施中のOTS-102を含むペプチドワクチン製剤や当社が関係し施行しているペプチドワクチン製剤ではないことが判明致しましたのでお知らせいたします。