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陽電子どっから調達するのか、反陽子が崩壊しても出てこないよなと不思議におもてたらプレスリリースと違うじゃんか!>タレコミ文
プレスリリース:
反水素原子の原材料である反陽子(陽子の反粒子)と陽電子(電子の反粒子)を、(snip)磁気瓶の中に蓄積し、そっと混ぜ合わせて冷たい反水素原子を大量に生成
理解できていなかったのかなぁ?
冷たい、といってもまだ(自称)原子、客観的にはむしろプラズマですからね。
まあ、2000年/2001年あたりに、最初に合成した(かもしれない)実験は、クロスするビームを浅い角度(入射角からみたら鋭角)で這わせたら絡んでいたかもしれない、って感じでしたから、そこから比べると随分進歩しているわけですが、大目標である化学的な性質の検証、あるいは混成軌道の確認まではなかなか道のりが遠そうです。一方で、最初の実験のやり方を見ればどうやってトラッピングするのか、って話になるのは分かりきっているので、この方向性は規定路線の一部ともいえるかと。
これが、反核子だけの原子核、とかの話になると、そもそもどうやるのか見当がつきません。というか、例えば反デューテロンを作るとして、反中性子線を用意したらターゲットになりそうなくらいは冷たい(=断面積がある)んだろうか?
2000年/2001年あたりに、最初に合成した(かもしれない)実験は、クロスするビームを浅い角度(入射角からみたら鋭角)で這わせたら絡んでいたかもしれない、って感じでしたから
反水素原子の作成(数は1桁個ぐらいだけど)は, 1995年11月ぐらいにCERNでドイツチームによって実験されたそうです. この時は反陽子ビームにキセノンガスジェットをクロスさせ, この際に対生成される陽電子を反陽子が捕獲して反水素になったそうです. 見るからに効率が悪そうな方法ですけど, 実際に10個程度の反水素を作成するのに5×1012個の反陽子が必要だったとか.
>そもそもどうやるのか見当がつきません。
反重陽子(反陽子+反中性子)なら1965年の段階で出来てるんで同じ手法で原子核は作って(まあ高速で飛んでいきますが)、後は核が通りそうな場所に陽電子をばらまきまくって偶然出来るのを待つ、とか。#出来ても1個とかのレベルになっちゃいますが。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
>その中に反水素原子の原材料である反陽子を蓄積し、そっと混ぜ合わせることで冷たい反水素原子を作成した (スコア:2, 参考になる)
陽電子どっから調達するのか、反陽子が崩壊しても出てこないよなと不思議におもてたら
プレスリリースと違うじゃんか!>タレコミ文
プレスリリース:
理解できていなかったのかなぁ?
Re:>その中に反水素原子の原材料である反陽子を蓄積し、そっと混ぜ合わせることで冷たい反水素原子を作 (スコア:1, 参考になる)
冷たい、といってもまだ(自称)原子、客観的にはむしろプラズマですからね。
まあ、2000年/2001年あたりに、最初に合成した(かもしれない)実験は、クロスするビームを浅い角度(入射角からみたら鋭角)で這わせたら絡んでいたかもしれない、って感じでしたから、そこから比べると随分進歩しているわけですが、大目標である化学的な性質の検証、あるいは混成軌道の確認まではなかなか道のりが遠そうです。一方で、最初の実験のやり方を見ればどうやってトラッピングするのか、って話になるのは分かりきっているので、この方向性は規定路線の一部ともいえるかと。
これが、反核子だけの原子核、とかの話になると、そもそもどうやるのか見当がつきません。というか、例えば反デューテロンを作るとして、反中性子線を用意したらターゲットになりそうなくらいは冷たい(=断面積がある)んだろうか?
Re:>その中に反水素原子の原材料である反陽子を蓄積し、そっと混ぜ合わせることで冷たい反水素原子を作 (スコア:2, 参考になる)
反水素原子の作成(数は1桁個ぐらいだけど)は, 1995年11月ぐらいにCERNでドイツチームによって実験されたそうです. この時は反陽子ビームにキセノンガスジェットをクロスさせ, この際に対生成される陽電子を反陽子が捕獲して反水素になったそうです. 見るからに効率が悪そうな方法ですけど, 実際に10個程度の反水素を作成するのに5×1012個の反陽子が必要だったとか.
Re: (スコア:0)
>そもそもどうやるのか見当がつきません。
反重陽子(反陽子+反中性子)なら1965年の段階で出来てるんで同じ手法で原子核は作って(まあ高速で飛んでいきますが)、後は核が通りそうな場所に陽電子をばらまきまくって偶然出来るのを待つ、とか。
#出来ても1個とかのレベルになっちゃいますが。