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> 名乗り出た場合には、このまま講義を受けることを認めるし、成績もつけてあげよう。
カンニングした+嫌疑なし+名乗り出ず ∴ 受講継続カンニングした+嫌疑あり+名乗り出た ∴ 受講継続カンニングした+嫌疑なし+名乗り出た ∴ 受講継続カンニングした+嫌疑あり+名乗り出ず ∴ 落第
カンニングせず+嫌疑なし+名乗り出ず ∴ 受講継続カンニングせず+嫌疑あり+名乗り出た ∴ 受講継続カンニングせず+嫌疑なし+名乗り出た ∴ 受講継続カンニングせず+嫌疑あり+名乗り出ず ∴ 落第
あれ?
前提条件が外れてますよ。前の段落から見てください。カンニングの嫌疑のある学生は既に特定済です。
この大学のRichard Quinn教授は中間試験の得点分布をみてカンニングが行われていたことを確信した。回答や得点からカンニングを行った者をほぼ特定できるとしながらも、教授はその学生らの名前を学部長に報告しなかった。その代わり、この教授はYouTubeにもアップした公開講義にて、学生らに名乗り出るよう呼びかけた。 君たちの両親に落第した理由を説明するのはご免だ。だから学部長と話をつけてきた。君たちはバレないことを祈ってやりすごしてもいいし、自ら自分の行ったことを私に明らかにしてもいい。名乗り出た場合には、このまま講義を受けることを認めるし、成績もつけてあげよう。
カンニングしてない学生は嫌疑がかかった段階で意義申し立てすればいいのです。
カンニングの嫌疑のある学生は既に特定済です。
エェ、「嫌疑」だけなんですよ。95%の確率で確実な、ではありますが。おそらく学部長にリストを出せない理由もそこにあるのではないかと。
正確には「学部長にはそのリストは不確実すぎて受け取れない」理由がそこにある。大雑把に10人ぐらいの「ズルをした人」がリストに入っておらず、20人ぐらいの「ズルをしていない人」がリストに入っている計算になります。10人を見逃すのはやむを得ないとしても、20人の無実の者を落とすわけにはいかない、というのが学部長判断でしょう。
で。全員再テストをすると言っています。ということはこのテストで成績が落下したら、ほぼ確実にそいつはズルをしたのでしょう。嫌疑リストの不確かさ5%分を補正するための情報は、この再テストで得られる。なので、シラを切り通すことはできないぞ、と。この脅しをもって観念する奴には、恩情を与えるのが筋…というかやむを得ないだろう、というのが学部長との Deal なのでしょう。20人を無実の罪に落とすよりは、ましだろう、と。一種の司法取引ですな。
この状態でもなお、嫌疑者リストと自白者のリストに大きな乖離があったら、「ズルをした」以上の大きな何かが動いていることになります。そりゃさすがに真面目に調査を開始する必要がある。
ちなみにビデオの開始2分目あたりで「600人ほど」が試験を受けている、と言っています。そのうちの 1/3 程がズルをした、ということが統計的に出ている、と言っていますので、自白した200人というのは、「やった奴の大半」でしょうね。逆に 400人程は「自白していない」という事になるので、こちらの大半は本当にズルをしていないのでしょう。しかし再テストの結果を見ないと、「大半」が「全員」かどうかは分かりません。
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少なくとも。この件を経験した生徒たち全員が理解したことが1つあるとするなら。「統計学を勉強したほうが良い」って事じゃないでしょうか。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
場合わけ (スコア:0)
> 名乗り出た場合には、このまま講義を受けることを認めるし、成績もつけてあげよう。
カンニングした+嫌疑なし+名乗り出ず ∴ 受講継続
カンニングした+嫌疑あり+名乗り出た ∴ 受講継続
カンニングした+嫌疑なし+名乗り出た ∴ 受講継続
カンニングした+嫌疑あり+名乗り出ず ∴ 落第
カンニングせず+嫌疑なし+名乗り出ず ∴ 受講継続
カンニングせず+嫌疑あり+名乗り出た ∴ 受講継続
カンニングせず+嫌疑なし+名乗り出た ∴ 受講継続
カンニングせず+嫌疑あり+名乗り出ず ∴ 落第
あれ?
Re: (スコア:0)
前提条件が外れてますよ。前の段落から見てください。
カンニングの嫌疑のある学生は既に特定済です。
カンニングしてない学生は嫌疑がかかった段階で意義申し立てすればいいのです。
Re:場合わけ (スコア:2, 興味深い)
エェ、「嫌疑」だけなんですよ。95%の確率で確実な、ではありますが。おそらく学部長にリストを出せない理由もそこにあるのではないかと。
正確には「学部長にはそのリストは不確実すぎて受け取れない」理由がそこにある。大雑把に10人ぐらいの「ズルをした人」がリストに入っておらず、20人ぐらいの「ズルをしていない人」がリストに入っている計算になります。10人を見逃すのはやむを得ないとしても、20人の無実の者を落とすわけにはいかない、というのが学部長判断でしょう。
で。全員再テストをすると言っています。ということはこのテストで成績が落下したら、ほぼ確実にそいつはズルをしたのでしょう。嫌疑リストの不確かさ5%分を補正するための情報は、この再テストで得られる。なので、シラを切り通すことはできないぞ、と。この脅しをもって観念する奴には、恩情を与えるのが筋…というかやむを得ないだろう、というのが学部長との Deal なのでしょう。20人を無実の罪に落とすよりは、ましだろう、と。一種の司法取引ですな。
この状態でもなお、嫌疑者リストと自白者のリストに大きな乖離があったら、「ズルをした」以上の大きな何かが動いていることになります。そりゃさすがに真面目に調査を開始する必要がある。
ちなみにビデオの開始2分目あたりで「600人ほど」が試験を受けている、と言っています。そのうちの 1/3 程がズルをした、ということが統計的に出ている、と言っていますので、自白した200人というのは、「やった奴の大半」でしょうね。逆に 400人程は「自白していない」という事になるので、こちらの大半は本当にズルをしていないのでしょう。
しかし再テストの結果を見ないと、「大半」が「全員」かどうかは分かりません。
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少なくとも。この件を経験した生徒たち全員が理解したことが1つあるとするなら。
「統計学を勉強したほうが良い」
って事じゃないでしょうか。
fjの教祖様