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国立大学の教授は、1/3を科研費などお金を得るための書類書き、1/3を大学内外の事務仕事、1/3を大学講義に当てています。研究は時間外か、下(助手や院生)にやらせるしかありません。(すべての先生とは言いませんが。)
中には事務仕事や講義を下に任せる先生もいますが、そういう先生に限って研究していません。なぜ?そしてポスドクも院生も事務のために研究室にいるのではありません。お願いですから、研究室に近い事務職員を増やしてください。
大学法人になって事務職員が減らされて非正規化して、内部・外部の役員だけが増えていきます。天下り役員の受け入れで文科省の覚えはめでたいと思いますが、彼らの給料で正規の事務職員数人が雇えるのです。
そんなことしないでもマジメに労働法/独占禁止法的な取り締まりに力を入れて、ブラック企業に退場してもらって労働市場が健全化するようにするのが公務員にとっても一般労働者にとってもいいと思うけどね。官庁さえ労働法的にブラックなのが当たり前って状況は異常だと社会的に広く認識されてほしいところ。
#問題を起こした政治家が中々やめなかったり、世襲になったり、旬の過ぎた芸能人やスポーツ選手、#到底真っ当とは思えない食い詰め者の泡沫候補が目立ったり、#…ってのの遠因も労働市場の不健全性が政治家という職業のリスク(落選時の再就職困難性)を#押し上げているせいじゃないかと私は疑っている。
>世襲になったり
皇室のことですね。分かります。
ネタにマジレス的だが、あれは最初から世襲前提で「世襲になった」わけではないな。
私は良い段取り(世論形成や憲法との関係も含め)を思いつかないので今のところ静観しているが、原則的には天皇制は廃止されるべきものと考えている。まぁ、労働市場の健全化はこの問題を直接解決はしないとしても、解決を楽にする宝幸に影響するのではあろうが…。
#バチカンみたいに独立させたら?とか宗教法人化?とか昔から色々思いはするのだが細部を詰め兼ねてネタの域を出ないw
政治制度変革機関としての天皇制は、あってもいいのでは、という気がする。
戦前の一時期を除いて、天皇が実権を握っていた(戦前も握っていたわけでもないが)時代はとうの昔(奈良時代くらいか)に去って久しいわけで、天皇というのは、政治制度を変革する際の錦の御旗。これまでそれで比較的円滑に変革がなされてきた気がする。むろん、時代の境目での流血はありましたが、西洋や中国のそれにくらべれば、だいぶましのような。(いいかげんな歴史観ですが)
民主主義も、現状では他よりはマシなので選ばれている制度ですが、未来永劫続くとは限らない。そんときの変革に、もしかしたら役に立つかも知れない。
国を傾けるほど維持にコストがかかる制度なら問題ですが、積極的な弊害がないのであれば、この国の名物として維持しておきたいなぁ。(なお、宮内庁の予算は年約約170〜180億円。八ッ場ダム総工費8000億円。天皇制が50年維持できます。)
継承に血縁が必要で容易に代替が効かず脆弱性が高いにも関わらず象徴的とはいえ国政プロセスの要所要所に組み込まれているのはシステム全体を脆弱にすると考えます。
(ストーリーに対して脱線だからやめようと思ってたが、こんなコメに「参考になる」のまま反論無しで放置するのは私の理性と良心が許さない。)
政治的な能力が曲がりなりにもあるという前提でそれを委任するところに「錦の御旗」の意味があるわけで今や天皇家に政治的な能力は期待されていないどころか禁じられている。この状態の延長線上でどうやって政治制度変革機関として機能し得るのか?
そもそも「幕府」というのは天皇が任じられた将軍に統治が委任されていることを前提としていた。江戸幕府が正統政権を自任していたのは天皇の承認に基づいたもので、幕府の権威は実際上は武力と経済力に、理論上は天皇の権威に依存していた。だから錦の御旗で「承認は取り消された」と示すことでひっくり返し得た。しかし現代の天皇制はそういうものではない。今や主権在民なのだから錦の御旗では理論的に変更し得ない。
大体、自分たちが合意で作った憲法により政治的な意見の表明をわざわざ禁止した存在に政治制度の変革機関であることを期待するのは矛盾しているし、法治国家のやることではないでしょう。
また、民主主義の仕組みのいいところは革命をやらずに政権交代が可能な制度であることであり、新しい制度ができるにしても民主主義の制度下でそれを改良として組み込むことは可能。将来どんなシステムができるにしても、それが合理的であると合意が取れれば民主主義的な制度と共存可能な物になると予想される。合理的な根拠に欠ける権威を利用してエイヤと変えることに何の合理性もない。目的は手段を正当化しない。
天皇制は統治機構にとって必然ではない。文化財としての価値は統治機構に組み込むことではなく相応の制度で守るのが合理的。
…とはいえ緊急性がないなら盲腸といえど慌てて切る必要はないし、予算のケチりどころとしても大きいものから順に対処するのが合理的ではあろうとは思う。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
研究者に事務仕事をさせないで (スコア:4, 興味深い)
国立大学の教授は、1/3を科研費などお金を得るための書類書き、1/3を大学内外の事務仕事、1/3を大学講義に当てています。
研究は時間外か、下(助手や院生)にやらせるしかありません。(すべての先生とは言いませんが。)
中には事務仕事や講義を下に任せる先生もいますが、そういう先生に限って研究していません。なぜ?そしてポスドクも院生も事務のために研究室にいるのではありません。お願いですから、研究室に近い事務職員を増やしてください。
大学法人になって事務職員が減らされて非正規化して、内部・外部の役員だけが増えていきます。天下り役員の受け入れで文科省の覚えはめでたいと思いますが、彼らの給料で正規の事務職員数人が雇えるのです。
姥捨山が要るな (スコア:0)
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
そんなことしないでもマジメに労働法/独占禁止法的な取り締まりに力を入れて、ブラック企業に退場してもらって
労働市場が健全化するようにするのが公務員にとっても一般労働者にとってもいいと思うけどね。
官庁さえ労働法的にブラックなのが当たり前って状況は異常だと社会的に広く認識されてほしいところ。
#問題を起こした政治家が中々やめなかったり、世襲になったり、旬の過ぎた芸能人やスポーツ選手、
#到底真っ当とは思えない食い詰め者の泡沫候補が目立ったり、
#…ってのの遠因も労働市場の不健全性が政治家という職業のリスク(落選時の再就職困難性)を
#押し上げているせいじゃないかと私は疑っている。
Re: (スコア:-1, フレームのもと)
>世襲になったり
皇室のことですね。分かります。
消極的天皇廃止論 (スコア:0, オフトピック)
ネタにマジレス的だが、あれは最初から世襲前提で「世襲になった」わけではないな。
私は良い段取り(世論形成や憲法との関係も含め)を思いつかないので今のところ静観しているが、原則的には天皇制は廃止されるべきものと考えている。
まぁ、労働市場の健全化はこの問題を直接解決はしないとしても、解決を楽にする宝幸に影響するのではあろうが…。
#バチカンみたいに独立させたら?とか宗教法人化?とか昔から色々思いはするのだが細部を詰め兼ねてネタの域を出ないw
Re:消極的天皇廃止論 (スコア:1, 参考になる)
政治制度変革機関としての天皇制は、あってもいいのでは、という気がする。
戦前の一時期を除いて、天皇が実権を握っていた(戦前も握っていたわけでもないが)時代はとうの昔(奈良時代くらいか)に去って久しいわけで、天皇というのは、政治制度を変革する際の錦の御旗。これまでそれで比較的円滑に変革がなされてきた気がする。
むろん、時代の境目での流血はありましたが、西洋や中国のそれにくらべれば、だいぶましのような。
(いいかげんな歴史観ですが)
民主主義も、現状では他よりはマシなので選ばれている制度ですが、未来永劫続くとは限らない。そんときの変革に、もしかしたら役に立つかも知れない。
国を傾けるほど維持にコストがかかる制度なら問題ですが、積極的な弊害がないのであれば、この国の名物として維持しておきたいなぁ。
(なお、宮内庁の予算は年約約170〜180億円。八ッ場ダム総工費8000億円。天皇制が50年維持できます。)
脆弱性の高いクリティカルパス (スコア:1)
継承に血縁が必要で容易に代替が効かず
脆弱性が高いにも関わらず
象徴的とはいえ国政プロセスの要所要所に組み込まれているのは
システム全体を脆弱にすると考えます。
Re:消極的天皇廃止論 (スコア:1)
(ストーリーに対して脱線だからやめようと思ってたが、こんなコメに「参考になる」のまま反論無しで放置するのは私の理性と良心が許さない。)
政治的な能力が曲がりなりにもあるという前提でそれを委任するところに「錦の御旗」の意味があるわけで
今や天皇家に政治的な能力は期待されていないどころか禁じられている。この状態の延長線上でどうやって
政治制度変革機関として機能し得るのか?
そもそも「幕府」というのは天皇が任じられた将軍に統治が委任されていることを前提としていた。
江戸幕府が正統政権を自任していたのは天皇の承認に基づいたもので、幕府の権威は実際上は武力と経済力に、理論上は天皇の権威に依存していた。
だから錦の御旗で「承認は取り消された」と示すことでひっくり返し得た。
しかし現代の天皇制はそういうものではない。今や主権在民なのだから錦の御旗では理論的に変更し得ない。
大体、自分たちが合意で作った憲法により政治的な意見の表明をわざわざ禁止した存在に
政治制度の変革機関であることを期待するのは矛盾しているし、法治国家のやることではないでしょう。
また、民主主義の仕組みのいいところは革命をやらずに政権交代が可能な制度であることであり、
新しい制度ができるにしても民主主義の制度下でそれを改良として組み込むことは可能。
将来どんなシステムができるにしても、それが合理的であると合意が取れれば民主主義的な制度と共存可能な物になると予想される。
合理的な根拠に欠ける権威を利用してエイヤと変えることに何の合理性もない。目的は手段を正当化しない。
天皇制は統治機構にとって必然ではない。
文化財としての価値は統治機構に組み込むことではなく相応の制度で守るのが合理的。
…とはいえ緊急性がないなら盲腸といえど慌てて切る必要はないし、
予算のケチりどころとしても大きいものから順に対処するのが合理的ではあろうとは思う。