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(この規制って買った本をコピーするのが違法って言ってるようなもんだよね)
「本のコピーをするな」(私的複製の禁止)より、「自炊(電子化・PDF化)するな」(権利者が想定したアクセス方法以外で見るな・読むな)じゃないか。
権利者「電子化されるとアップロードしやすくなって権利が侵害されちゃう~~。だから、電子化するな! 俺のフォーマットでしか認めん!変換するな!」MIAU 「いや、著作権侵害と買ったデータを使いやすいように変換する自由は違う話だにゃー。 俺のフォーマットで、って。nkf変換もだめなのか?」
ちょっと違うけど、原権利者がアクセスに関する条項をがちがちに固めちゃって逆に身近になる機会を逸していたのを思い出した。曲自体は有名だけどホルストの組曲「惑星」(wikipedia [wikipedia.org])。権利者が組曲の一部のみの演奏・レコード化を認めていなかったので、逆に演奏機会が減っていたとか。後に自由になって人気のある「火星」「木星」のみ、なんてのができるようになって演奏機会大幅UP。#でもそのころには著作権きれていた
#ちと脱線だけど。
結果がどうあれ、著作権者がそれを望んだんだから別にそれはそれで良い話だと思うけど…。何故「世の中の誰もが著作物から大きな利益を得ようと考えるに違いない」と考えるんだろう?
だよね。
「組曲として一連の流れでこそ自分の望む表現が成立する」「お金なんかどうでもいいから望むかたちで広めて欲しい」と原著作者が考えているとなんで思わないんだろう。
著作人格権持ち出すほどの話じゃないとしても、「おふくろさん」騒動とか、PinkFloyd絡みの裁判の一件とか、そんなに例がない話でもないのに。
「木星」単体で切り出すどころか歌詞つけて歌っちゃう世の中だし、売れるためなら楽曲切り刻んじゃっても著作者は気にしないと思ってるのかな?
その一方で、商業ベースの音楽の話になると「レコード会社などの隣接権者が儲けに走っている」「原著作者はお金なんかよりも少しでも多く聞いて欲しいと思っているはずだ」って言い出す人がいるわけで。
結局、自分の都合の結論に合わせた「脳内原著作者」が主張してるんでしょうね。
著作権者が望むように
これはこれでまったくの正論なんですが、しかしそれだと著作権が期限付きの権利だという点が説明つかなくなります。夏目漱石が望むような、あるいはゴッホが望むような、はたまた「風とともに去りぬ」の監督または製作者が望むような、etc・・・あるいはまた、著作権者が死去した後の権利継承者が元の著作権者の意思を完全に遵守する、という前提が果たして成立するのかどうかも不明です。 現在、著作権が切れていない作品を守るためにあの手この手の法制度整備をしようとしている(文化庁が)、という話なら、(後
>また、余談ながら特許権については特許権者が政治的圧力をかけて有効期間延長要求・・・なんて話を聞かないのも不思議です。
特許を実施しているのは企業でしょうし、その中で大きな発言力を持っているのは自動車・製薬・電機などの大企業だと考えられます。彼らが行っているビジネスの中で、競合他社に対して100%すべての知財を押さえている、ということはほとんど考えられず、その結果、あまりにも長く特許が維持されてしまうと、逆に自分たちの首を絞めることにもつながりかねません。だから、長くしすぎることに対して、メリットが維持されないため、行っていないのではないでしょうか。
ただし、医薬品に関しては、存続期間の延長が行われているはずです。治験などの時間に存続期間を取られちゃうと何も出来ませんからね...
これはこれでまったくの正論なんですが、しかしそれだと著作権が期限付きの権利だという点が説明つかなくなります。夏目漱石が望むような、あるいはゴッホが望むような、はたまた「風とともに去りぬ」の監督または製作者が望むような、etc・・・
問答無用の永続権でなく、モチベーション維持を目的とした優先権なんだから当たり前。こういう話に口を突っ込むんだから解らないんじゃなくて、単に理解したくないだけだよね?
結果がどうあれ、著作権者がそれを望んだんだから別にそれはそれで良い話だと思うけど
著作権者だからといって無制限に何でも望んでいいわけじゃないだろう、特に一般の流通ルートに乗せるなら。
現状でどうしてもアクセスコントロールの回避をされたくないなら、法律を変えさせるんじゃなくて、アクセスコントロールの回避をするようなユーザーには売らないようにすればいい、ってだけだろうに。
やや暴論なのは理解してるが、「権利者が望んだんだから~」という理屈を持ち出すなら逆説的に著作権法は必要なくなる。なにしろ個々の著作権者が作品ごとに、それをコンテンツとして消費する相手に対してそれぞれ契約を結ばないと意味をなさなくなるから。「権利者が望むことをが望まない方法でコンテンツを消費したら債務不履行」というロジックで片付けるしかなくなっちゃうんだぜ。
権利者が「コンテンツを消費しないこと」を望まなかったら、そのロジックでは満たせませんね。また、権利者が「契約を反故にする」ことを望んでもやはりそのロジックでは満たせない。
天王星もおもしろい曲ですよ。聴いてみて!
#脱線すまんす
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
ちょっとした疑問 (スコア:0)
(この規制って買った本をコピーするのが違法って言ってるようなもんだよね)
Re:ちょっとした疑問 (スコア:5, 参考になる)
(この規制って買った本をコピーするのが違法って言ってるようなもんだよね)
「本のコピーをするな」(私的複製の禁止)より、「自炊(電子化・PDF化)するな」(権利者が想定したアクセス方法以外で見るな・読むな)じゃないか。
権利者「電子化されるとアップロードしやすくなって権利が侵害されちゃう~~。だから、電子化するな!
俺のフォーマットでしか認めん!変換するな!」
MIAU 「いや、著作権侵害と買ったデータを使いやすいように変換する自由は違う話だにゃー。
俺のフォーマットで、って。nkf変換もだめなのか?」
ちょっと違うけど、原権利者がアクセスに関する条項をがちがちに固めちゃって逆に身近になる機会を逸していたのを思い出した。
曲自体は有名だけどホルストの組曲「惑星」(wikipedia [wikipedia.org])。
権利者が組曲の一部のみの演奏・レコード化を認めていなかったので、逆に演奏機会が減っていたとか。
後に自由になって人気のある「火星」「木星」のみ、なんてのができるようになって演奏機会大幅UP。
#でもそのころには著作権きれていた
Re: (スコア:0)
#ちと脱線だけど。
結果がどうあれ、著作権者がそれを望んだんだから別にそれはそれで良い話だと思うけど…。
何故「世の中の誰もが著作物から大きな利益を得ようと考えるに違いない」と考えるんだろう?
Re:ちょっとした疑問 (スコア:1, 興味深い)
だよね。
「組曲として一連の流れでこそ自分の望む表現が成立する」
「お金なんかどうでもいいから望むかたちで広めて欲しい」
と原著作者が考えているとなんで思わないんだろう。
著作人格権持ち出すほどの話じゃないとしても、
「おふくろさん」騒動とか、PinkFloyd絡みの裁判の一件とか、
そんなに例がない話でもないのに。
「木星」単体で切り出すどころか歌詞つけて歌っちゃう世の中だし、
売れるためなら楽曲切り刻んじゃっても著作者は気にしないと思ってるのかな?
その一方で、商業ベースの音楽の話になると
「レコード会社などの隣接権者が儲けに走っている」
「原著作者はお金なんかよりも少しでも多く聞いて欲しいと思っているはずだ」
って言い出す人がいるわけで。
結局、自分の都合の結論に合わせた「脳内原著作者」が主張してるんでしょうね。
Re: (スコア:0)
これはこれでまったくの正論なんですが、しかしそれだと著作権が期限付きの権利だという点が説明つかなくなります。夏目漱石が望むような、あるいはゴッホが望むような、はたまた「風とともに去りぬ」の監督または製作者が望むような、etc・・・
あるいはまた、著作権者が死去した後の権利継承者が元の著作権者の意思を完全に遵守する、という前提が果たして成立するのかどうかも不明です。
現在、著作権が切れていない作品を守るためにあの手この手の法制度整備をしようとしている(文化庁が)、という話なら、(後
Re: (スコア:0)
>また、余談ながら特許権については特許権者が政治的圧力をかけて有効期間延長要求・・・なんて話を聞かないのも不思議です。
特許を実施しているのは企業でしょうし、その中で大きな発言力を持っているのは自動車・製薬・電機などの大企業だと考えられます。
彼らが行っているビジネスの中で、競合他社に対して100%すべての知財を押さえている、ということはほとんど考えられず、
その結果、あまりにも長く特許が維持されてしまうと、逆に自分たちの首を絞めることにもつながりかねません。
だから、長くしすぎることに対して、メリットが維持されないため、行っていないのではないでしょうか。
ただし、医薬品に関しては、存続期間の延長が行われているはずです。
治験などの時間に存続期間を取られちゃうと何も出来ませんからね...
Re: (スコア:0)
問答無用の永続権でなく、モチベーション維持を目的とした優先権なんだから当たり前。
こういう話に口を突っ込むんだから解らないんじゃなくて、単に理解したくないだけだよね?
Re: (スコア:0)
著作権者だからといって無制限に何でも望んでいいわけじゃないだろう、特に一般の流通ルートに乗せるなら。
現状でどうしてもアクセスコントロールの回避をされたくないなら、法律を変えさせるんじゃなくて、アクセスコントロールの回避をするようなユーザーには売らないようにすればいい、ってだけだろうに。
やや暴論なのは理解してるが、「権利者が望んだんだから~」という理屈を持ち出すなら逆説的に著作権法は必要なくなる。
なにしろ個々の著作権者が作品ごとに、それをコンテンツとして消費する相手に対してそれぞれ契約を結ばないと意味をなさなくなるから。
「権利者が望むことをが望まない方法でコンテンツを消費したら債務不履行」というロジックで片付けるしかなくなっちゃうんだぜ。
Re: (スコア:0)
権利者が「コンテンツを消費しないこと」を望まなかったら、そのロジックでは満たせませんね。
また、権利者が「契約を反故にする」ことを望んでもやはりそのロジックでは満たせない。
火星/木星のほかに (スコア:0)
天王星もおもしろい曲ですよ。聴いてみて!
#脱線すまんす