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先日日記 [srad.jp]にも書いたのでちょっと補足.
素核の理論によれば,素粒子等には電気双極子能率(EDM)が存在するのではないか,と考えられています.要は電気的な双極子モーメントですね.これは電子や,中性子,クォークなどにも存在すると考えられています.電子やクォークでは元々の電荷にプラスして,僅かながら電荷の偏りが生じて,電子の「上下」にδ+とδ-が生じる,というものです.中性子だと,全体としては中性だけど一方がちょっとプラス,他方がちょっとマイナスになる,という.#「上下」の方向は,その素粒子のスピンによって決まります.
この微妙に生じた双極
すいません、良かったら、3行か、5行くらいにまとめてもらえないでしょうか・・・
電気双極子モーメントに似た「EDM」が存在すると、電子は丸くなくなり、また、時間反転対称性が破れる。「標準模型」を含め、多くの理論ではEDMの存在を仮定しているが、その大きさは理論により異なる。
「CPT対称性」が正しいならば、時間反転対称性の破れが必要なのだが、丸くなかったらそれを示せる。「標準模型」では、今の精度でもまだ十分丸いはず。丸くなかったら「標準模型」の破綻を示せる。逆に、今の精度でもまだ丸いことを示すと、もう丸くなくなってるはずの理論の破綻を示せる。
個人的には、CPT対称性が破れた方が面白そうな気がする。# やっぱり自分は性格が悪いわ
>CPT対称性が破れた方が面白そうな気がする。
確かに。そうなると今検討されてる理論も軒並み修正とか廃棄を余儀なくされるんで凄いことになりそう。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
電子の形というか (スコア:5, 参考になる)
先日日記 [srad.jp]にも書いたのでちょっと補足.
素核の理論によれば,素粒子等には電気双極子能率(EDM)が存在するのではないか,と考えられています.要は電気的な双極子モーメントですね.
これは電子や,中性子,クォークなどにも存在すると考えられています.電子やクォークでは元々の電荷にプラスして,僅かながら電荷の偏りが生じて,電子の「上下」にδ+とδ-が生じる,というものです.中性子だと,全体としては中性だけど一方がちょっとプラス,他方がちょっとマイナスになる,という.
#「上下」の方向は,その素粒子のスピンによって決まります.
この微妙に生じた双極
Re: (スコア:0, オフトピック)
すいません、良かったら、3行か、5行くらいにまとめてもらえないでしょうか・・・
Re:電子の形というか (スコア:1)
電気双極子モーメントに似た「EDM」が存在すると、電子は丸くなくなり、また、時間反転対称性が破れる。
「標準模型」を含め、多くの理論ではEDMの存在を仮定しているが、その大きさは理論により異なる。
「CPT対称性」が正しいならば、時間反転対称性の破れが必要なのだが、丸くなかったらそれを示せる。
「標準模型」では、今の精度でもまだ十分丸いはず。丸くなかったら「標準模型」の破綻を示せる。
逆に、今の精度でもまだ丸いことを示すと、もう丸くなくなってるはずの理論の破綻を示せる。
1を聞いて0を知れ!
Re:電子の形というか (スコア:1)
個人的には、CPT対称性が破れた方が面白そうな気がする。
# やっぱり自分は性格が悪いわ
Re: (スコア:0)
>CPT対称性が破れた方が面白そうな気がする。
確かに。
そうなると今検討されてる理論も軒並み修正とか廃棄を余儀なくされるんで凄いことになりそう。