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燃料を使い果たして滅ぶのが文明のセオリー。回避する方法はただ一つ。新しい燃料を開発し続けること。それ以外はただの停滞。
この問題は、夢を見続けて行くとこまで行って死ぬか停滞を受け入れて夢のない未来を選ぶか別の表現方法ではこういうこと。
出典ジャレド・ダイアモンド著『 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの [amazon.co.jp]』
タイトルどおり、上記の書籍では、文明崩壊の要因やパターンが分析されており、実際にイースター島やマヤ文明、アナサジ族の文明、グリーンランドの入植地といった多くの文明が、資源の不足により崩壊にいたったことが示唆されています。 また、現代でもルワンダの虐殺が、過剰人口と農地の不足という資源不足が要因となったとの見解を示しています。
が、資源が使い潰される兆候を見せながらも崩壊しなかった稀有な例も挙げられています。 ニューギニア高地やティコピア島、それと江戸時代の日本で
や、元米の「文明崩壊」をぜひ読んでほしいんだけど、その「里山+山地の森林資源」を必死に維持したのが江戸時代の日本。「前近代社会で環境保護政策(幕府が「木を切りすぎんな」って布告出した)を行った文明がある!」って驚かれてる。
イギリスと同じくらいの文明の歴史もってるのに、イギリスの山地はよくて野原だけど日本の山地は森林のままってのは気候のせいだけじゃないってことを書いてある。
日本の山地が森林を保持できたのは、環境保護政策の効果よりも燃料にしにくい針葉樹が伐採された広葉樹にかわって森を占拠していたという状態になったことが大きいでしょう。かつて日本の山のあちこちで松茸が採れたのは、自然が豊かだったからではなく逆に広葉樹が伐採された結果の環境破壊の副産物という話もあります。石炭・石油にエネルギーがシフトして伐採を止めた結果、広葉樹が再びはばをきかせて採れなくなったということらしいです。
#…ということは、今は北朝鮮がそうなってるのか?
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後者を選択できた文明はない (スコア:3, すばらしい洞察)
燃料を使い果たして滅ぶのが文明のセオリー。
回避する方法はただ一つ。新しい燃料を開発し続けること。
それ以外はただの停滞。
この問題は、
夢を見続けて行くとこまで行って死ぬか
停滞を受け入れて夢のない未来を選ぶか
別の表現方法ではこういうこと。
後者を選択できた文明はある (スコア:4, 興味深い)
出典ジャレド・ダイアモンド著『 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの [amazon.co.jp]』
タイトルどおり、上記の書籍では、文明崩壊の要因やパターンが分析されており、実際にイースター島やマヤ文明、アナサジ族の文明、グリーンランドの入植地といった多くの文明が、資源の不足により崩壊にいたったことが示唆されています。
また、現代でもルワンダの虐殺が、過剰人口と農地の不足という資源不足が要因となったとの見解を示しています。
が、資源が使い潰される兆候を見せながらも崩壊しなかった稀有な例も挙げられています。
ニューギニア高地やティコピア島、それと江戸時代の日本で
Re: (スコア:0)
明治以前の日本が里山の森林資源に依存してて、それが恒常的に枯渇状態だったってのはよく知られてることだろ。江戸時代に何度も繰り返された飢饉も、里山の荒廃による農業生産性の低下が原因の一つだったわけだし、まさに典型的な燃料不足で滅びつつあった文明だよ。
Re:後者を選択できた文明はある (スコア:5, 参考になる)
や、元米の「文明崩壊」をぜひ読んでほしいんだけど、
その「里山+山地の森林資源」を必死に維持したのが江戸時代の日本。
「前近代社会で環境保護政策(幕府が「木を切りすぎんな」って布告出した)を行った文明がある!」
って驚かれてる。
イギリスと同じくらいの文明の歴史もってるのに、イギリスの山地はよくて野原だけど
日本の山地は森林のままってのは気候のせいだけじゃないってことを書いてある。
Re:後者を選択できた文明はある (スコア:2, 参考になる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8E%9F%E9%A8%92%E5%8B%95 [wikipedia.org]
この事件の原因は休山政策以外にもあるけれど
森林保護の政策転換は素直に受け入れられたわけでは全くなくて
森林資源を保護して人が死ぬか、生活基盤を維持させて禿山になるかの
非常に気厳しい選択だったようです。
Re: (スコア:0)
日本の山地が森林を保持できたのは、環境保護政策の効果よりも燃料にしにくい針葉樹が伐採された広葉樹にかわって森を占拠していたという状態になったことが大きいでしょう。
かつて日本の山のあちこちで松茸が採れたのは、自然が豊かだったからではなく逆に広葉樹が伐採された結果の環境破壊の副産物という話もあります。
石炭・石油にエネルギーがシフトして伐採を止めた結果、広葉樹が再びはばをきかせて採れなくなったということらしいです。
#…ということは、今は北朝鮮がそうなってるのか?