アカウント名:
パスワード:
> アメリカは広大な砂漠のある国ですから、太陽光がそこまで普及したのか...と思いましたが1.2%で、> メインはバイオマスでしたか。まさに自然エネルギーの困難さを再認識させられました。
そういう意味では今年だけのワンショットの傾向見ても仕方ないし、少なくとも原資料のtable1.2あたりで近年の増減傾向を眺めておいた方がヨサゲですね。
再生可能エネルギーの二強は結局水力とバイオマスなわけですが、水力は中期的にあまり増減していないようで、やっぱりバイオマスの伸びがポイントのようで。
比するに太陽光の安定っぷりときたら...地熱が増えないのはロケーションの問題
>連中は何を根拠にしているのやら...
実際のところ1kW/m^2で降ってくる太陽光エネルギーの一部をもぎ取る手段が再生可能エネルギーなわけで、すでにインフラを持っている農業国でまさに進行したエネルギー高騰のタイミングで選択されたのがバイオマスだったとしてもなんら不思議ではない。
栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、例えば植物のほうが太陽光パネルよりずっとエネルギー効率がよいのだから、大規模農場が維持できるなら、パネルよりバイオマスのほうが効率はよい。
一方、太陽電池パネルの効率は過去10年で1.5倍になっているし、過去35年間線形以上の早さで効率が向上している。また、電力輸送手段が今後大幅に改善する可能性がある(超電導電力線など)。エネルギーを使う側も内燃機関から電力へシフトしている。遅かれ早かれ植物栽培のコストと比較可能になるでしょう。
そして、バイオマスが原油のコストの天秤が簡単に傾くということはすでに市場が証明しているし、化石燃料と原子力のコストの天秤もどうやら簡単に傾くらしいのだ。だから、投資家はどっち向きにもトレンドを形勢しうる。
>栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、>例えば植物のほうが太陽光パネルよりずっとエネルギー効率がよいのだから、
随分とエネルギー消費の大きな「除けば」だなあ。
いや分かってて言ってるんなら良いんだけど、その辺りを理解せずに「だからバイオマスの方がいいに決まってるんだ!!」と叫ぶ頭の中に夢だけ詰め込んでる人がいたりするから。
> 栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、
・・・いやいや、既存のインフラを活用して貯蔵することができ、負荷状況に応じた使用が可能、という利点によるものの方が大きいと思うのだが。
もちろん、太陽電池パネルで発電した電力で水を電気分解して水素を得て貯蔵・利用、というのは机上や実証実験レベルでは十分に可能だけども、既存のインフラがないので商業ベースではバイオマスの方が芽があるということなのでしょう。
#日本人(含む勤務先)ってどうして投資総額(に耐えられるか、スポンサーがいるか)を考え ずにでかい夢ばかりぶち上げるんだろ・・?
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
※ただしPHPを除く -- あるAdmin
やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:5, すばらしい洞察)
そうなると、やはり砂漠もなく耕作放棄地全部作付けしても食料の自給すらままならない(バイオマスを栽培するにも水+肥料+農地は必要)、地形や気象も厳しくバラエティーに富む日本ではさらに難しいでしょう。
とはいえ、日本は石油も食料も何かの産業で稼いだ外貨で買わなければならず、天然資源も乏しく、CO2削減要求を跳ね返したり産油国にちょっかいを出す国際発言力や軍事力もない以上、アメリカみたいに無節操に価格上昇傾向の化石燃料にも頼れませんし、ヨーロッパみたいに電力の輸入もできません。
そしてこのアメリカでの結果は日本に対して、今までの経済を維持するために原発を推進するのか、激痛レベルの改革(産業構造や都市構造、国家のあり方など)と国家規模の縮小(人口の削減や広がりすぎた郊外やインフラの整理)の選択という「進むも地獄引くも地獄」な選択を突きつけている記事のような気がします。
Re: (スコア:4, 興味深い)
> アメリカは広大な砂漠のある国ですから、太陽光がそこまで普及したのか...と思いましたが1.2%で、
> メインはバイオマスでしたか。まさに自然エネルギーの困難さを再認識させられました。
そういう意味では今年だけのワンショットの傾向見ても仕方ないし、
少なくとも原資料のtable1.2あたりで近年の増減傾向を眺めておいた方がヨサゲですね。
再生可能エネルギーの二強は結局水力とバイオマスなわけですが、
水力は中期的にあまり増減していないようで、やっぱりバイオマスの伸びがポイントのようで。
比するに太陽光の安定っぷりときたら...地熱が増えないのはロケーションの問題
Re:やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:3, 興味深い)
>連中は何を根拠にしているのやら...
実際のところ1kW/m^2で降ってくる太陽光エネルギーの一部をもぎ取る手段が再生可能エネルギーなわけで、すでにインフラを持っている農業国でまさに進行したエネルギー高騰のタイミングで選択されたのがバイオマスだったとしてもなんら不思議ではない。
栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、例えば植物のほうが太陽光パネルよりずっとエネルギー効率がよいのだから、大規模農場が維持できるなら、パネルよりバイオマスのほうが効率はよい。
一方、太陽電池パネルの効率は過去10年で1.5倍になっているし、過去35年間線形以上の早さで効率が向上している。また、電力輸送手段が今後大幅に改善する可能性がある(超電導電力線など)。エネルギーを使う側も内燃機関から電力へシフトしている。遅かれ早かれ植物栽培のコストと比較可能になるでしょう。
そして、バイオマスが原油のコストの天秤が簡単に傾くということはすでに市場が証明しているし、化石燃料と原子力のコストの天秤もどうやら簡単に傾くらしいのだ。だから、投資家はどっち向きにもトレンドを形勢しうる。
Re: (スコア:0, フレームのもと)
>栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、
>例えば植物のほうが太陽光パネルよりずっとエネルギー効率がよいのだから、
随分とエネルギー消費の大きな「除けば」だなあ。
いや分かってて言ってるんなら良いんだけど、その辺りを理解せずに
「だからバイオマスの方がいいに決まってるんだ!!」と叫ぶ
頭の中に夢だけ詰め込んでる人がいたりするから。
Re: (スコア:0)
> 栽培と収穫と物理的輸送が必要なことを除けば、
・・・いやいや、既存のインフラを活用して貯蔵することができ、負荷状況に応じた使用が可能、
という利点によるものの方が大きいと思うのだが。
もちろん、太陽電池パネルで発電した電力で水を電気分解して水素を得て貯蔵・利用、というの
は机上や実証実験レベルでは十分に可能だけども、既存のインフラがないので商業ベースでは
バイオマスの方が芽があるということなのでしょう。
#日本人(含む勤務先)ってどうして投資総額(に耐えられるか、スポンサーがいるか)を考え
ずにでかい夢ばかりぶち上げるんだろ・・?