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「現在の原発を除いた発電能力では、今までの経済を維持できない」という暗黙の前提があった上での話ですよね。 その前提には疑う余地はないのでしょうか?
今の15%節電ですら、電力の使用制限で工場とかで設備の稼働に制限がでたり、熱がこもる地下鉄ですら冷房を切らざるを得なかったり、挙句に報道を見ただけでも三井金属、オムロン、日本電産などが海外移転を検討していたり、トヨタが日本での物作りが限界といっているのに、これで原発全部止まったら、もうどうにもならないのは明白ではないでしょうか? それとも、これらの会社が全部嘘をついているとでも? そこまで言ったらもう陰謀論とかその手の話になってしまいますし。
経済的な面は他のコメント [srad.jp]の通りですが、さらに言えば「昼間の電車の量を 8 割程度まで減らす」(その影響で一部乗り入れが無くなる) なども経済的に影響があると言えるかと思います。
さらに今の医療や介護は「電気があって初めて成立する」という部分が極めて多い状態ですが、今の節電プレッシャーは「社会的弱者に死ねと言うようなもの」だったりする点からも、基本的に前提に疑う余地があるようには思えません。
都市部においては「電気がないと生活が成立しない」状況となっています。生活できないところで経済活動などというものが回るわけはない訳で、そうした点においても「節電と言われても減らせない消費電力」というのが少なくない状態なわけです。マンションなどにおける汲み上げポンプや各フロアの照明 (外に面していない通路など、明かりがなければ真っ暗ですし)、インターフォンなども「節電と言われても削れない消費電力」でしょう。 春/秋の深夜帯における消費電力を考えても、東京電力管轄だけでも 1000 ~ 1500 万 kW くらいはそういう最小限レベル (冷蔵庫などの「節電と言われても普通動かしっぱなしのもの」を含む) で消費されている電力ではないでしょうか。(東京電力管轄は早朝の消費電力は春/秋で 2000 ~ 2300 万 kW、夏/冬は 2500 ~ 3000 万 kW 程度だったという記憶から感覚で言ってます) そして、この量は今日現在の東北電力管轄最大供給能力 (約 1300 万 kW) から見たら足りない可能性すら考えられます。
人が動かなくても生活のためにそれだけの電気を消費しているという点からも、普通に「足りません」だと思いますよ。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:5, すばらしい洞察)
そうなると、やはり砂漠もなく耕作放棄地全部作付けしても食料の自給すらままならない(バイオマスを栽培するにも水+肥料+農地は必要)、地形や気象も厳しくバラエティーに富む日本ではさらに難しいでしょう。
とはいえ、日本は石油も食料も何かの産業で稼いだ外貨で買わなければならず、天然資源も乏しく、CO2削減要求を跳ね返したり産油国にちょっかいを出す国際発言力や軍事力もない以上、アメリカみたいに無節操に価格上昇傾向の化石燃料にも頼れませんし、ヨーロッパみたいに電力の輸入もできません。
そしてこのアメリカでの結果は日本に対して、今までの経済を維持するために原発を推進するのか、激痛レベルの改革(産業構造や都市構造、国家のあり方など)と国家規模の縮小(人口の削減や広がりすぎた郊外やインフラの整理)の選択という「進むも地獄引くも地獄」な選択を突きつけている記事のような気がします。
Re:やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:0)
Re:やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:2, すばらしい洞察)
今の15%節電ですら、電力の使用制限で工場とかで設備の稼働に制限がでたり、熱がこもる地下鉄ですら冷房を切らざるを得なかったり、挙句に報道を見ただけでも三井金属、オムロン、日本電産などが海外移転を検討していたり、トヨタが日本での物作りが限界といっているのに、これで原発全部止まったら、もうどうにもならないのは明白ではないでしょうか?
それとも、これらの会社が全部嘘をついているとでも? そこまで言ったらもう陰謀論とかその手の話になってしまいますし。
Re: (スコア:0)
と
長期的な話
を
区別できない人がいるんですよ。
しかも自分と考えを同じにしないものは、みな原発推進派という敵であると思い込んでいるから、こまったものです。
今年の夏には原発が必要だが、10年後の夏には原発が必要ない、
だから長期的に脱原発に向かうが、とりあえず今ある原発は止めずに稼動させるべきだ、
なんて言うと、一貫性のないキチガイだとか思われちゃうのよね。
Re:やはり自然エネルギーは大変そう... (スコア:1)
経済的な面は他のコメント [srad.jp]の通りですが、さらに言えば「昼間の電車の量を 8 割程度まで減らす」(その影響で一部乗り入れが無くなる) なども経済的に影響があると言えるかと思います。
さらに今の医療や介護は「電気があって初めて成立する」という部分が極めて多い状態ですが、今の節電プレッシャーは「社会的弱者に死ねと言うようなもの」だったりする点からも、基本的に前提に疑う余地があるようには思えません。
都市部においては「電気がないと生活が成立しない」状況となっています。生活できないところで経済活動などというものが回るわけはない訳で、そうした点においても「節電と言われても減らせない消費電力」というのが少なくない状態なわけです。マンションなどにおける汲み上げポンプや各フロアの照明 (外に面していない通路など、明かりがなければ真っ暗ですし)、インターフォンなども「節電と言われても削れない消費電力」でしょう。
春/秋の深夜帯における消費電力を考えても、東京電力管轄だけでも 1000 ~ 1500 万 kW くらいはそういう最小限レベル (冷蔵庫などの「節電と言われても普通動かしっぱなしのもの」を含む) で消費されている電力ではないでしょうか。(東京電力管轄は早朝の消費電力は春/秋で 2000 ~ 2300 万 kW、夏/冬は 2500 ~ 3000 万 kW 程度だったという記憶から感覚で言ってます)
そして、この量は今日現在の東北電力管轄最大供給能力 (約 1300 万 kW) から見たら足りない可能性すら考えられます。
人が動かなくても生活のためにそれだけの電気を消費しているという点からも、普通に「足りません」だと思いますよ。