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米国、韓国、他のいろいろなネット利用の商売を見ると権利関係には、少々お行儀が悪い企業が大半の様子。「明らかにクロなら商業化やめる。グレーなら進める。 抗議されたり訴訟されたら、止めるかどうか考える」という姿勢が多いなと感じます。YouTubeもGoogleに買収される前はかなり非合法と非難されたはず。Amazon のクラウド音楽サービスも合法かどうか怪しいまま開始。今回の片岡K氏のやりかたはそう考えると、ごく普通の進め方と思います。この書籍に対して「自分の写真を利用されたから印税一部よこせ」と主張するのも良いでしょう(金額がたいへん小さくなりそうですが)。また、仮に写真の作者を尊重して日本で出版自粛したとして、一冊まるごと写真を複製された英語版、中国語版が海外で出版されたら個々の写真の作者が出版を止めることができるかと考えると難しいと思います。(英訳しても笑えるネタがたくさんですよね)
英米では判例の積み重ねが法を作ってくわけで、制定法で決められてなくて先例も無い分野では「法整備を待ってからアクションを起こす」っていうのは順序が逆で、先にアクションを起こしといて、それで困る当事者がいたら裁判でもって線を引こうや、っていう姿勢それ自体は別に「行儀が悪い」とは言えないんじゃないでしょうか。「法がまだ無いところでは」という限定つきで、「合法かどうか怪しいまま開始」っていうのはむしろ自然なことなのじゃないかと思います。実際に争わないと判例が出来ないわけで。
で、今回の話については、日本での出来事であることと、著作権者が見つけられない場合の規程は既に定められていること(供託金制度)からして、youtubeやamazonのやり方とは並べられないんじゃないかと感じました。
判例主義については聞きかじりなんで、「そういうことじゃないんだよ」ってことなら教えてください。
ネット上の物を使った商業行為に関して「カオス*ラウンジ」という団体がとある方面にて話題になっている。この団体が発表した「作品」は、美術手帳2011年6月号に掲載されたものが典型的であるが、ネット上で公開された画像や企業ロゴ等をコラージュするという作風である。 現代アート集団「カオス*ラウンジ」に商標権侵害・偽札の製造販売の疑い 芸術デザイン板で祭りに [fc2.com] カオス*ラウンジホテル [hatena.ne.jp] 黒瀬陽平、藤城嘘、梅ラボら「カオス*ラウンジ」参加者デザインのiPhoneケース登場 [cinra.net] 【お詫び】カオス*ラウンジのiPhone4ケース販売中止のお知らせ [designgarden.jp] また、インクジェットプリンタで出力したものに水を掛けて滲ませたものを「作品」として販売したりしている。 個展「a white lie」 [hidari-zingaro.jp] ネット上のものを使用することに関して代表者である黒瀬陽平氏は「カオス*ラウンジ宣言」 [art-it.asia]の中で、「ネット上のものは『作品未満』、『コンテンツ未満』、『神秘性』が無いのでカオスラウンジが素材として使っていく」としている。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
まず販売して、抗議受けてから考える、という流儀が主流かも (スコア:3, すばらしい洞察)
米国、韓国、他のいろいろなネット利用の商売を見ると
権利関係には、少々お行儀が悪い企業が大半の様子。
「明らかにクロなら商業化やめる。グレーなら進める。
抗議されたり訴訟されたら、止めるかどうか考える」という姿勢が多いなと感じます。
YouTubeもGoogleに買収される前はかなり非合法と非難されたはず。
Amazon のクラウド音楽サービスも合法かどうか怪しいまま開始。
今回の片岡K氏のやりかたはそう考えると、ごく普通の進め方と思います。
この書籍に対して「自分の写真を利用されたから印税一部よこせ」と主張するのも
良いでしょう(金額がたいへん小さくなりそうですが)。
また、仮に写真の作者を尊重して日本で出版自粛したとして、
一冊まるごと写真を複製された英語版、中国語版が海外で出版されたら
個々の写真の作者が出版を止めることができるかと考えると難しいと思います。
(英訳しても笑えるネタがたくさんですよね)
Re:まず販売して、抗議受けてから考える、という流儀が主流かも (スコア:1, 興味深い)
英米では判例の積み重ねが法を作ってくわけで、制定法で決められてなくて先例も無い分野では
「法整備を待ってからアクションを起こす」っていうのは順序が逆で、
先にアクションを起こしといて、それで困る当事者がいたら裁判でもって線を引こうや、っていう
姿勢それ自体は別に「行儀が悪い」とは言えないんじゃないでしょうか。
「法がまだ無いところでは」という限定つきで、「合法かどうか怪しいまま開始」っていうのは
むしろ自然なことなのじゃないかと思います。実際に争わないと判例が出来ないわけで。
で、今回の話については、日本での出来事であることと、著作権者が見つけられない場合の
規程は既に定められていること(供託金制度)からして、youtubeやamazonのやり方とは
並べられないんじゃないかと感じました。
判例主義については聞きかじりなんで、「そういうことじゃないんだよ」ってことなら教えてください。
Re: (スコア:0)
グレーでも見切り発車、文句が出たら考えるってのは
ストリートビューや書籍の全文検索でも見られるようにGoogleの体質そのもの。
Re: (スコア:0)
ネット上の物を使った商業行為に関して「カオス*ラウンジ」という団体がとある方面にて話題になっている。
この団体が発表した「作品」は、美術手帳2011年6月号に掲載されたものが典型的であるが、ネット上で公開された画像や企業ロゴ等をコラージュするという作風である。
現代アート集団「カオス*ラウンジ」に商標権侵害・偽札の製造販売の疑い 芸術デザイン板で祭りに [fc2.com]
カオス*ラウンジホテル [hatena.ne.jp]
黒瀬陽平、藤城嘘、梅ラボら「カオス*ラウンジ」参加者デザインのiPhoneケース登場 [cinra.net]
【お詫び】カオス*ラウンジのiPhone4ケース販売中止のお知らせ [designgarden.jp]
また、インクジェットプリンタで出力したものに水を掛けて滲ませたものを「作品」として販売したりしている。
個展「a white lie」 [hidari-zingaro.jp]
ネット上のものを使用することに関して代表者である黒瀬陽平氏は「カオス*ラウンジ宣言」 [art-it.asia]の中で、「ネット上のものは『作品未満』、『コンテンツ未満』、『神秘性』が無いのでカオスラウンジが素材として使っていく」としている。