教員組合は… どうなんですかね。いくつかの州では、学校でのドラッグの蔓延が問題になって、教員に対するドラッグ検査をしようとしたけれど、組合が強硬に反対している、という話もあります。私は教育の自治っていうのはある程度必要で、国家権力の言いなりじゃまずいと思ってるんですが ("The spirit of resistance to government is so valuable on certain occasions that I wish it to be always kept alive." --Thomas Jefferson)、子供不在の闘争はやめてくれって感じです。
これで失敗なのか (スコア:0)
10%も進学率があがったってすごくね? と思った。
彼が大学全入時代がお望みなのか。
Re:これで失敗なのか (スコア:2, 興味深い)
元々行政の支出が6000億ドルで、それに100億ドル(未満)出しただけで10%上がったんだから、素直にすげーと思うが。
6000億ドル→n%
6100億ドル→n*1.1%
仮に元の大学進学率が30%だとしたら、100億ドル追加投資で33%になったわけだよね?
理解合ってる?
Re:これで失敗なのか (スコア:1, 興味深い)
はっきりは書いてないけど、WSJの原文の文脈からだと、「全米で進学率が10%上がった」というんじゃなくて、20の少人数制高校など重点的に投資したところで、投資しなかった場合に予想されるのに比べて10%くらい上がったんじゃないか、っていうことなんじゃないかな、と読みました。その地区で毎年10000人高校に入ってて30%進学していたのが、300人の少人数制高校を作ってその100%が進学するようになったら、トータルでは進学率約33%、10%の改善になりますよね。けれどもそれを全米にスケールするにはちと効率が悪い、ということかと。
アメリカの学校予算は自治体ごとなんですが、日本のような全国共通の教育基準というのが無いせいか、予算が減ると内容が歯止め無く悪くなります。教員が減らされ、教える教科が減らされ、それでも予算が不足すると学校の開いている日が減ります (教員の給料がフルに払えないということで、週休3日とかになる。) こんな状況で個別に改善してゆこうとすれば、(行政の予算に比べて)ちまちま金を入れていても焼け石に水です。なので、よりレバレッジの効く教育工学などに投資しようというのは正しい理屈ではあります。
教員組合は… どうなんですかね。いくつかの州では、学校でのドラッグの蔓延が問題になって、教員に対するドラッグ検査をしようとしたけれど、組合が強硬に反対している、という話もあります。私は教育の自治っていうのはある程度必要で、国家権力の言いなりじゃまずいと思ってるんですが ("The spirit of resistance to government is so valuable on certain occasions that I wish it to be always kept alive." --Thomas Jefferson)、子供不在の闘争はやめてくれって感じです。