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費用はこの際置いておいてとりもちとかもどの程度効果があるんでしょうか。実際問題として回収対象がISSと同じくらいのスピードの場合はだいたい7.7~7.9km/sくらい。とりもちをどの程度の厚みとスピードで運用していくのかはわかりませんが、貫通とかせずに回収できるもんなのでしょうか。
# 低高度と高高度でスピードは違うみたいですが、デブリ問題は低高度と高高度に関係なく発生しているのかな
まず,とりあえず今急がれているのは,大型のデブリの除去です.高度1000km弱の領域には非常に多数の寿命の尽きた衛星やら打ち上げロケットの最終段やらと言った巨大なデブリがうようよしており,さらにこの高度以上では空気抵抗による減速がほとんど見込めないため,今一番デブリが問題になっている領域です.この領域は既にいわゆるケスラーシンドローム状態になっていることが確認されており,今後一切何も打ち上げなかったとしてもデブリは増加を続けると推測されています.
そこでまず,この領域に浮いている大型デブリを,専用の衛星を開発して回収(と言うか落下というか)して除去することが検討されています.例えばJAXAなどでも,専用の衛星でランデブーし,導電性テザーをくくりつけて電磁気力でじわじわ落とすとかそう言う研究が行われています.(確か以前/.Jでもトピックになった覚えが)こういった手法で大型のデブリだけでも除去できれば,とりあえずこれ以上の悪化は防げるという計算結果があります.そのため,とりあえず,「打ち上げ時には最終段まで責任を持って落とす.使い終わった衛星は邪魔にならない軌道に移動してから停止させる」あたりを目指そうぜ!という話し合いが行われています.また,微細なデブリは,シールドの強化で乗り切る方向です.
問題は,沢山あっていちいち拾うのは無理だけど,当たると痛いサイズのデブリです.こちらは地上からレーザーを照射して表面を蒸発させその反動でじわじわと軌道を変えるとか,低密度のポリマー(要はスポンジみたいなものです)に衝突させて吸収,丸ごと落とすとか研究が行われていますが,どうなるかは謎です.
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
具体策 (スコア:2)
費用はこの際置いておいて
とりもちとかもどの程度効果があるんでしょうか。
実際問題として回収対象がISSと同じくらいのスピードの場合はだいたい7.7~7.9km/sくらい。
とりもちをどの程度の厚みとスピードで運用していくのかはわかりませんが、貫通とかせずに回収できるもんなのでしょうか。
# 低高度と高高度でスピードは違うみたいですが、デブリ問題は低高度と高高度に関係なく発生しているのかな
Re:具体策 (スコア:5, 参考になる)
まず,とりあえず今急がれているのは,大型のデブリの除去です.
高度1000km弱の領域には非常に多数の寿命の尽きた衛星やら打ち上げロケットの最終段やらと言った巨大なデブリがうようよしており,さらにこの高度以上では空気抵抗による減速がほとんど見込めないため,今一番デブリが問題になっている領域です.この領域は既にいわゆるケスラーシンドローム状態になっていることが確認されており,今後一切何も打ち上げなかったとしてもデブリは増加を続けると推測されています.
そこでまず,この領域に浮いている大型デブリを,専用の衛星を開発して回収(と言うか落下というか)して除去することが検討されています.例えばJAXAなどでも,専用の衛星でランデブーし,導電性テザーをくくりつけて電磁気力でじわじわ落とすとかそう言う研究が行われています.
(確か以前/.Jでもトピックになった覚えが)
こういった手法で大型のデブリだけでも除去できれば,とりあえずこれ以上の悪化は防げるという計算結果があります.そのため,とりあえず,「打ち上げ時には最終段まで責任を持って落とす.使い終わった衛星は邪魔にならない軌道に移動してから停止させる」あたりを目指そうぜ!という話し合いが行われています.
また,微細なデブリは,シールドの強化で乗り切る方向です.
問題は,沢山あっていちいち拾うのは無理だけど,当たると痛いサイズのデブリです.
こちらは地上からレーザーを照射して表面を蒸発させその反動でじわじわと軌道を変えるとか,低密度のポリマー(要はスポンジみたいなものです)に衝突させて吸収,丸ごと落とすとか研究が行われていますが,どうなるかは謎です.