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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
Linux盛り下がり度 (スコア:1)
昨年11月のCOMDEX Fallの片隅でやっていたLinux Business Expoは、正直言ってかなり盛り下がってました。先日行った東京ビッグサイトのLinux World Expoのほうが、よっぽどお金かかってたと思います。
Linuxは「次はGUIだ」「Microsoft落とせ!」だのと、花火は勇ましいのですが、いまひとつマーケティング的な決め手に欠けます。でも、それがうまかったらMicrosoftそのものですよね。また、うまくあってほしいとも思わないし。
ただ「Linuxって言うほど使われていないよ(=だから信用されてないんだよ=だから使わないように)」という結果、結論を引き出すためにこの数字が使われることが問題です。数字が正しいとか、読み方が違う、という問題じゃなくて。
要するに市場に対して「どういう印象をそれに対して与えて、相手にダメージを与えるか?」という、戦略マーケティングの道具として、この統計が使われていることが問題です。つまり、「レッテルを貼る」わけですね。
数字、統計というのはもともと「現状は本当はどうなのか?」ということをより正確に知るためにあるものですね。でも、今回の調査はそのためではなく「競争相手にダメージを与えるため」に行われ、発表されたものだと思います。つまり、世間に「これは世の中の流れだ」と思わせるために統計が使われた、ということが問題です。
これは「Linuxのシェア」についていろいろな見方を提供して、現状をしっかりと把握するために作られた、まじめな統計ではない、ということに問題があります。より正確に言えば、そういう「公正」を装い、特定企業に有利になるように作られたのではないか、と疑われる「マーケティングツール」としてそれが使われていて、そのことを隠している(=統計資料を読む人に対してうそをついているかもしれない)ということに問題があります。