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消耗しない触媒だよね。じゃないと、某詐欺と一緒だ。
詳しくは見ていませんが,
酸化亜鉛=>高熱下で還元された亜鉛蒸気と酸素に=>亜鉛と水で酸化亜鉛と水素
という順序なので(酸化)亜鉛で見ると消耗しない.高熱と亜鉛を使って水の分解をやっているということでしょう.
システムとしての有用性は太陽光熱をそのまま発電に使うよりどのくらい効率が良いのかが問題だと思います.
太陽光熱よりも効率が悪かったとしても保管しやすい水からエネルギー源を取り出すことができるので、太陽エネルギーの補助として有用ではないでしょうか。揚水発電は火力や原子力よりも効率が悪いですけど、夜間の余剰電力で昼間の不足を補っていますよね。同様のことがいえると思います。
リンク先の英文記事見たけど、効率には言及してなかったような。水を分解して水素を得るなら、太陽電池の電気で分解でも良さそうだし、それより変換効率がいいんだろうか?
今回のこれじゃありませんけど,昔東工大の玉浦研が同じように酸化亜鉛と太陽熱で水素作ってたときのエネルギー変換効率が4-50%ぐらいだったような.研究室レベルですけど.水の電気分解の効率がだいたい3-40%,太陽電池はそれにさらに電気への変換効率の20%程度がかかってくる(トータルで6-8%)んで,水素作るのであれば熱の直接利用の方が恐らく効率はかなり高いんじゃないかと.#太陽電池通すなら,多分そのまま電気としてどうにかした方が良いんだと思います.
玉浦研が同じように酸化亜鉛と太陽熱で水素作ってたときのエネルギー変換効率が4-50%ぐらい
実験室レベルとはいえ、そんなに効率が高いのですか。太陽電池+電気分解と比較して、同じ太陽光という条件での水素の収量が5倍以上ですね。意外です。
これは、酸化亜鉛は繰り返し利用(連続稼働が可能)での数値なのでしょうか。
プレスリリースもあったよなあと今調べたら酸化亜鉛じゃなかったというこの事実.
http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2003/06/1... [titech.ac.jp]
亜鉛フェライト……微妙に違う.
連続可動はどうだったか.この数字自体は一発の実験での値だったような気がします.
ただ,ここは企業なんかと組んで連続処理が可能な研究用プラントも組んでまして,そっちでも(上記発表の確か数年前に)連続稼働で30%弱ぐらいの太陽光→水素のエネルギー変換効率は達成していた覚えがあります.#ただし,金属酸化物は使っているものの,酸化亜鉛かどうかは覚えてません.
ですのでまあ,連続稼働だったとしても,太陽電池-電気分解の組み合わせよりは効率が高いとは思います.
まあもっとも,この水素から燃料電池的に電気を作ったりするとそこでの変換効率3-40%がかかってきてしまうので,・電気で使うなら最初から太陽電池・燃やして使うなら水素とかそういう感じなのかも知れません.水素自体は保管も微妙ですしね.#水素から別な保管しやすい化学種に変換することを考えるのなら,そこの効率次第ですかね.
このくらい効率が高いと、水素を作るのに使わずに金属空気電池で電気にするのでも変換効率の高さで太陽電池と勝負できそうだが。亜鉛フェライト空気電池と組み合わせて、太陽熱還元亜鉛フェライト空気電池ってのを開発した方が水素製造より良さそう。
電池にするんだと粒子形状や担持の仕方が重要になってくるから、難しいんじゃないかなあ。今回のだと全部一度蒸発したあげくごちゃっとした亜鉛になっちゃうわけで。
車載用の大きめの電池ってことにしとけば何とかなったりするのかな?
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
酸化亜鉛は触媒? (スコア:0)
消耗しない触媒だよね。
じゃないと、某詐欺と一緒だ。
Re: (スコア:0)
詳しくは見ていませんが,
酸化亜鉛=>高熱下で還元された亜鉛蒸気と酸素に=>亜鉛と水で酸化亜鉛と水素
という順序なので(酸化)亜鉛で見ると消耗しない.
高熱と亜鉛を使って水の分解をやっているということでしょう.
システムとしての有用性は太陽光熱をそのまま発電に使うよりどのくらい
効率が良いのかが問題だと思います.
Re: (スコア:0)
太陽光熱よりも効率が悪かったとしても保管しやすい水からエネルギー源を取り出すことができるので、太陽エネルギーの補助として有用ではないでしょうか。
揚水発電は火力や原子力よりも効率が悪いですけど、夜間の余剰電力で昼間の不足を補っていますよね。同様のことがいえると思います。
効率はどんくらいなんだろ? (スコア:0)
リンク先の英文記事見たけど、効率には言及してなかったような。
水を分解して水素を得るなら、太陽電池の電気で分解でも良さそうだし、それより変換効率がいいんだろうか?
Re: (スコア:1)
今回のこれじゃありませんけど,昔東工大の玉浦研が同じように酸化亜鉛と太陽熱で水素作ってたときのエネルギー変換効率が4-50%ぐらいだったような.研究室レベルですけど.
水の電気分解の効率がだいたい3-40%,太陽電池はそれにさらに電気への変換効率の20%程度がかかってくる(トータルで6-8%)んで,水素作るのであれば熱の直接利用の方が恐らく効率はかなり高いんじゃないかと.
#太陽電池通すなら,多分そのまま電気としてどうにかした方が良いんだと思います.
Re:効率はどんくらいなんだろ? (スコア:2)
実験室レベルとはいえ、そんなに効率が高いのですか。太陽電池+電気分解と比較して、同じ太陽光という条件での水素の収量が5倍以上ですね。意外です。
これは、酸化亜鉛は繰り返し利用(連続稼働が可能)での数値なのでしょうか。
Re:効率はどんくらいなんだろ? (スコア:4, 参考になる)
プレスリリースもあったよなあと今調べたら酸化亜鉛じゃなかったというこの事実.
http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2003/06/1... [titech.ac.jp]
亜鉛フェライト……微妙に違う.
連続可動はどうだったか.
この数字自体は一発の実験での値だったような気がします.
ただ,ここは企業なんかと組んで連続処理が可能な研究用プラントも組んでまして,そっちでも(上記発表の確か数年前に)連続稼働で30%弱ぐらいの太陽光→水素のエネルギー変換効率は達成していた覚えがあります.
#ただし,金属酸化物は使っているものの,酸化亜鉛かどうかは覚えてません.
ですのでまあ,連続稼働だったとしても,太陽電池-電気分解の組み合わせよりは効率が高いとは思います.
まあもっとも,この水素から燃料電池的に電気を作ったりするとそこでの変換効率3-40%がかかってきてしまうので,
・電気で使うなら最初から太陽電池
・燃やして使うなら水素
とかそういう感じなのかも知れません.水素自体は保管も微妙ですしね.
#水素から別な保管しやすい化学種に変換することを考えるのなら,そこの効率次第ですかね.
Re: (スコア:0)
このくらい効率が高いと、水素を作るのに使わずに金属空気電池で電気にするのでも変換効率の高さで太陽電池と勝負できそうだが。
亜鉛フェライト空気電池と組み合わせて、太陽熱還元亜鉛フェライト空気電池ってのを開発した方が水素製造より良さそう。
Re: (スコア:0)
電池にするんだと粒子形状や担持の仕方が重要になってくるから、難しいんじゃないかなあ。
今回のだと全部一度蒸発したあげくごちゃっとした亜鉛になっちゃうわけで。
Re: (スコア:0)
車載用の大きめの電池ってことにしとけば何とかなったりするのかな?