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SF小説なんて読まないから、的外しているかもしれないけど、悲観的な未来像を描いたアニメや特撮なんて昔からたくさんあると思う。子供たちのみるアニメや特撮って大抵脅威や侵略者がいて危機に直面している未来ばかりなんだよね。もちろん、それに立ち向かうヒーローもいるわけだけどさ。
最近のSF小説っていうのは悲観的な未来だけを描いていて、たくましく生きていくヒーローたちを描いていないの?
子供たちはたくましく生きていくヒーローたちを見て自分もそうなりたいと思うようになるんでないの。なら物語の中の脅威や侵略者の存在はむしろなくてはならないものなんじゃないかなぁ。まあ、科学者のタマゴに必要なものかどうかは分からないけど。
# 「最近のSF」というのはあまり知らなかったりするのですが……。
SF小説にはそもそも「ヒーローの出てくるお話」というのはさほど多くない印象ですね。娯楽要素の強いスペースオペラには超人的ヒーローもそこそこいるのですが、そうでない作品ではたった一人で世界を救うようなキャラクタはあまり登場しません。現実問題として、一人の人間にできることは限られていますし。軍事的危機などを大ハッタリと機転で乗り切るマイルズ・ヴォルコシガンみたいなキャラもいるにはいますけど、マイルズは果たしてヒーローと言えるのかどうか(^^;)
実は面白いことに、「スーパーパワーを持つ人間」を描いたルーツ的SF小説、フィリップ・ワイリー氏の『闘士』(『スーパーマン』はこれの翻案とも言われますが、真相は不明)は、アンチ・スーパーヒーロー的なストーリーでした。主人公は父親の人体実験により超人的な筋力と頑健な体を持って生まれてくるのですが、その特別な力を世の中に役立てようとする試みはことごとく失敗し排斥されていくという、もの凄く暗い小説です。読後に「スーパーパワーなんてろくなものじゃない」と感じさせるこの小説が、〈スーパーヒーローもの〉が世に出る『前』に書かれているという点は興味深いです。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
悲観的未来像はむしろ必要なのでは? (スコア:0)
SF小説なんて読まないから、的外しているかもしれないけど、
悲観的な未来像を描いたアニメや特撮なんて昔からたくさんあると思う。
子供たちのみるアニメや特撮って大抵脅威や侵略者がいて
危機に直面している未来ばかりなんだよね。もちろん、それに立ち向かう
ヒーローもいるわけだけどさ。
最近のSF小説っていうのは悲観的な未来だけを描いていて、たくましく
生きていくヒーローたちを描いていないの?
子供たちはたくましく生きていくヒーローたちを見て自分もそうなりたい
と思うようになるんでないの。なら物語の中の脅威や侵略者の存在は
むしろなくてはならないものなんじゃないかなぁ。まあ、科学者のタマゴ
に必要なものかどうかは分からないけど。
Re:悲観的未来像はむしろ必要なのでは? (スコア:1)
# 「最近のSF」というのはあまり知らなかったりするのですが……。
SF小説にはそもそも「ヒーローの出てくるお話」というのはさほど多くない印象ですね。
娯楽要素の強いスペースオペラには超人的ヒーローもそこそこいるのですが、そうでない作品ではたった一人で世界を救うようなキャラクタはあまり登場しません。
現実問題として、一人の人間にできることは限られていますし。
軍事的危機などを大ハッタリと機転で乗り切るマイルズ・ヴォルコシガンみたいなキャラもいるにはいますけど、マイルズは果たしてヒーローと言えるのかどうか(^^;)
実は面白いことに、「スーパーパワーを持つ人間」を描いたルーツ的SF小説、フィリップ・ワイリー氏の『闘士』(『スーパーマン』はこれの翻案とも言われますが、真相は不明)は、アンチ・スーパーヒーロー的なストーリーでした。
主人公は父親の人体実験により超人的な筋力と頑健な体を持って生まれてくるのですが、その特別な力を世の中に役立てようとする試みはことごとく失敗し排斥されていくという、もの凄く暗い小説です。
読後に「スーパーパワーなんてろくなものじゃない」と感じさせるこの小説が、〈スーパーヒーローもの〉が世に出る『前』に書かれているという点は興味深いです。