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表示することが「反科学」で隠すことが「科学」とかそれこそ反科学でしょ
× 表示することが「反科学」で隠すことが「科学」○ 科学的に意味のない表示を義務づけることが「反科学」で、科学的に意味のない表示は任意とすることが「科学」
「反科学」って言葉で指し示されている「科学」ってのは「科学的方法」とか「科学的思考」とかで、要は「合理主義」。
「遺伝子組み換え」と「遺伝子組み換えされてない」作物に、栄養学的にも物理・化学的にもなんら違いがないのであれば、非合理的な嫌悪感に基づくごく一部の団体の要望に合わせてその表記にコストをかける(=商品の価格に上乗せされる:消費者の負担が増える)のは、消費者全体の利益になるか?ってことでしょう。「関連する情報はなんでも開示しろ」ってのは合理的じゃない(極端な例では、「生産者が卒業した小学校」とかは「食品」に記載されるべき情報か?と同じこと
> 「遺伝子組み換え」と「遺伝子組み換えされてない」作物に、栄養学的にも物理・化学的にもなんら違いがないのであれば、
人間にとっては違いがなくても、環境にとっては違いが出ることもあります。
モンサントの例はまさにそれで、ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物の利用の結果、ラウンドアップの効かない耐性雑草が広まり始めているという問題があります:「はびこる農薬耐性雑草」 http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1108/201108_078.html [nikkei-science.com]
耐性が広まるのを避けるため、同系統の農薬の連続使用は避けるのが常識なのですが、ラウンドアップ耐性作物を栽培する場合、生育中の除草の手間を減らすため、ラウンドアップのみを連続使用することになります。これが耐性が広まるのを助けているようです。今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
なお、日本の農薬使用基準によると、ラウンドアップを大豆に使ってよいのは、播種より10日前までです:http://www.greenjapan.co.jp/roundup.htm [greenjapan.co.jp]ラウンドアップ耐性大豆の場合、播種後もラウンドアップを使っていますから、日本と基準が違うという意味で、遺伝子組み換えの表示をするのは妥当ではないかと思います。
> モンサントの例はまさにそれで、ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物の利用の結果、> ラウンドアップの効かない耐性雑草が広まり始めているという問題があります> 今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物のみならず、BT菌を導入した遺伝子組み換え作物(こちらは、除草剤耐性ではなく、害虫耐性)についても、BT抵抗性害虫が、予想よりも早く広がり始めているという問題があるようです。
南アフリカ: http://www.ensser.org/uploads/media/3.3-vandenBerg-JP.pdf [ensser.org]インド: http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/430hangminenet.htm [odn.ne.jp]アメリカ: http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/282320... [afpbb.com]
BT剤は、人体に安全な農薬として、ラウンドアップ以上に重要な薬剤ですから、遺伝子組み換え作物の過度な利用により、通常のBT剤まで使えなくなってしまったりすると、大きな問題だと思います。
>今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
「今、儲かれば(or 安く肉が食えれば)いい。将来世代へのツケなんて知るかー」なんて経営者と消費者ならこの提案は否決されますね。一人一票制の今の民主主義システム、とくに人口ピラミッドがWWIIの遺産のためゆがんでいる日本では展望性のないスローガンがうけるからなぁ。。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
表示して何が問題なのかがわからん (スコア:1)
表示することが「反科学」で隠すことが「科学」とか
それこそ反科学でしょ
Re: (スコア:0)
× 表示することが「反科学」で隠すことが「科学」
○ 科学的に意味のない表示を義務づけることが「反科学」で、科学的に意味のない表示は任意とすることが「科学」
Re: (スコア:0)
「反科学」って言葉で指し示されている「科学」ってのは「科学的方法」とか「科学的思考」とかで、要は「合理主義」。
「遺伝子組み換え」と「遺伝子組み換えされてない」作物に、栄養学的にも物理・化学的にもなんら違いがないのであれば、
非合理的な嫌悪感に基づくごく一部の団体の要望に合わせてその表記にコストをかける
(=商品の価格に上乗せされる:消費者の負担が増える)のは、消費者全体の利益になるか?ってことでしょう。
「関連する情報はなんでも開示しろ」ってのは合理的じゃない
(極端な例では、「生産者が卒業した小学校」とかは「食品」に記載されるべき情報か?と同じこと
Re:表示して何が問題なのかがわからん (スコア:1)
> 「遺伝子組み換え」と「遺伝子組み換えされてない」作物に、栄養学的にも物理・化学的にもなんら違いがないのであれば、
人間にとっては違いがなくても、環境にとっては違いが出ることもあります。
モンサントの例はまさにそれで、ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物の利用の結果、ラウンドアップの効かない耐性雑草が広まり始めているという問題があります:
「はびこる農薬耐性雑草」 http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1108/201108_078.html [nikkei-science.com]
耐性が広まるのを避けるため、同系統の農薬の連続使用は避けるのが常識なのですが、ラウンドアップ耐性作物を栽培する場合、生育中の除草の手間を減らすため、ラウンドアップのみを連続使用することになります。これが耐性が広まるのを助けているようです。
今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
なお、日本の農薬使用基準によると、ラウンドアップを大豆に使ってよいのは、播種より10日前までです:
http://www.greenjapan.co.jp/roundup.htm [greenjapan.co.jp]
ラウンドアップ耐性大豆の場合、播種後もラウンドアップを使っていますから、日本と基準が違うという意味で、遺伝子組み換えの表示をするのは妥当ではないかと思います。
Re:表示して何が問題なのかがわからん (スコア:1)
> モンサントの例はまさにそれで、ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物の利用の結果、
> ラウンドアップの効かない耐性雑草が広まり始めているという問題があります
> 今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
ラウンドアップ耐性の遺伝子組み換え作物のみならず、BT菌を導入した遺伝子組み換え作物
(こちらは、除草剤耐性ではなく、害虫耐性)についても、BT抵抗性害虫が、予想よりも早く広がり
始めているという問題があるようです。
南アフリカ: http://www.ensser.org/uploads/media/3.3-vandenBerg-JP.pdf [ensser.org]
インド: http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/430hangminenet.htm [odn.ne.jp]
アメリカ: http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/282320... [afpbb.com]
BT剤は、人体に安全な農薬として、ラウンドアップ以上に重要な薬剤ですから、
遺伝子組み換え作物の過度な利用により、通常のBT剤まで使えなくなってしまったりすると、
大きな問題だと思います。
Re: (スコア:0)
>今後、耐性雑草が蔓延すると、ラウンドアップが効かなくなるので困りますね。
「今、儲かれば(or 安く肉が食えれば)いい。将来世代へのツケなんて知るかー」なんて経営者と消費者ならこの提案は否決されますね。
一人一票制の今の民主主義システム、とくに人口ピラミッドがWWIIの遺産のためゆがんでいる日本では
展望性のないスローガンがうけるからなぁ。。