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イギリス製の燃料バルブを調査中とかNHKが報道してたけど、電池はどこ製なんだよと。日本の某メーカーの株価が下がってるが
リチウムイオン電池の電池本体はGSユアサ製との報道だ。だがリチウムイオン電池の肝である過剰充放電を監視制御する管理システムまでGSユアサなのかが良く分からない。なぜなら報道によるとGSユアサは孫受けでボーイングに納品したのはフランスの大手電機企業タレス社です。報道から得られる情報の範囲だとリチウムイオン電池の過剰充放電を監視制御する管理システムの製造メーカーはまだ書かれていないと思う。
ユアサの受注時のリリース [gs-yuasa.com]「管理装置を搭載し、二重の安全性を保証」「角形密閉(メンテナンスフリー)構造」
タレスがユアサの汎用バッテリー勝手に採用したわけではなく、振動、気圧・温度変化など前提にユアサが航空機用に供給した、それも密閉ユニット。
納入時に特段の責任分担や免責特約してない限り、バッテリーの制御・保安機構はユアサの責任と考えるのが普通では?
バッテリーパックには入力・出力仕様というものがあって、それを超えた電流を流し込まれてしまえば、バッテリー側としてはどうしようもありません。仕様外の電流を流し込まないようにするのは外のシステムを設計する側の責任です。もちろんユアサに製造・設計ミスがあった可能性はありますが、現時点では「責任と考えるのが普通」とは言えません。
報道の写真みると今回発火したのはLVP65-8で、この組電池のパッケージシステム(青い箱)がGSユアサの製品。内部の炭化した写真見ればわかるように、CPUが載っててもおかしくない制御基盤も見える。このシステムはGSユアサのテクニカルレポートから引用すれば
・LVP65-8電池組電池内部にはLVP65電池に加えて,BMUとコンタクタとが備え付けられている.BMUは常に電池電圧および組電池内部温度を監視し,異常を検出した場合には,充電を停止するよう充電器に信号を出力する機能を備えている.また,常に電池電圧を均等化するためにバランサー機能を備えている.これらの機能に加えて,航空機用電池に要求される高い信頼性を実現するために下記に示すような機能を追加した.(1)組電池のいかなる故障も検知する自己診断機能(2) 過充電などの異常モードに対する独立二重保護機能(3) コンタクタを用いた組電池自身による異常充電遮断機能
と説明されている。GSユアサは電池を単体で納入しているのではなく、組電池のシステムパッケージとして設計から製造・納入しているわけで、外部から過電流があったからとかの理由で責任を回避できる問題ではないと思う。
>GSユアサは電池を単体で納入しているのではなく、組電池のシステムパッケージとして設計から製造・納入しているわけで、>外部から過電流があったからとかの理由で責任を回避できる問題ではないと思う。
GSユアサ製の電池本体の他にも、
1) 納品元のタレス社製の管理ソフトウェア2)ボーイング社の最終組み立てにおける配線
なども含めて、どこに問題があったのか調査で明らかになりますよ。
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リチウムイオン電池の生産元 (スコア:0)
イギリス製の燃料バルブを調査中とかNHKが報道してたけど、電池はどこ製なんだよと。日本の某メーカーの株価が下がってるが
Re: (スコア:0)
リチウムイオン電池の電池本体はGSユアサ製との報道だ。
だがリチウムイオン電池の肝である過剰充放電を監視制御する管理システムまでGSユアサなのかが良く分からない。
なぜなら報道によるとGSユアサは孫受けでボーイングに納品したのはフランスの大手電機企業タレス社です。
報道から得られる情報の範囲だとリチウムイオン電池の過剰充放電を監視制御する管理システムの製造メーカーはまだ書かれていないと思う。
Re: (スコア:0)
ユアサの受注時のリリース [gs-yuasa.com]
「管理装置を搭載し、二重の安全性を保証」
「角形密閉(メンテナンスフリー)構造」
タレスがユアサの汎用バッテリー勝手に採用したわけではなく、
振動、気圧・温度変化など前提にユアサが航空機用に供給した、それも密閉ユニット。
納入時に特段の責任分担や免責特約してない限り、
バッテリーの制御・保安機構はユアサの責任と考えるのが普通では?
Re: (スコア:2, 参考になる)
バッテリーパックには入力・出力仕様というものがあって、それを超えた電流を流し込まれてしまえば、バッテリー側としてはどうしようもありません。仕様外の電流を流し込まないようにするのは外のシステムを設計する側の責任です。もちろんユアサに製造・設計ミスがあった可能性はありますが、現時点では「責任と考えるのが普通」とは言えません。
Re:リチウムイオン電池の生産元 (スコア:1)
報道の写真みると今回発火したのはLVP65-8で、この組電池のパッケージシステム(青い箱)がGSユアサの製品。
内部の炭化した写真見ればわかるように、CPUが載っててもおかしくない制御基盤も見える。
このシステムはGSユアサのテクニカルレポートから引用すれば
・LVP65-8電池
組電池内部にはLVP65電池に加えて,BMUとコンタクタとが備え付けられている.BMUは常に電池電圧および組電池内部温度を監視し,異常を検出した場合には,充電を停止するよう充電器に信号を出力する機能を備えている.また,常に電池電圧を均等化するためにバランサー機能を備えている.これらの機能に加えて,航空機用電池に要求される高い信頼性を実現するために下記に示すような機能を追加した.
(1)組電池のいかなる故障も検知する自己診断機能
(2) 過充電などの異常モードに対する独立二重保護機能
(3) コンタクタを用いた組電池自身による異常充電遮断機能
と説明されている。
GSユアサは電池を単体で納入しているのではなく、組電池のシステムパッケージとして設計から製造・納入しているわけで、外部から過電流があったからとかの理由で責任を回避できる問題ではないと思う。
Re: (スコア:0)
>GSユアサは電池を単体で納入しているのではなく、組電池のシステムパッケージとして設計から製造・納入しているわけで、
>外部から過電流があったからとかの理由で責任を回避できる問題ではないと思う。
GSユアサ製の電池本体の他にも、
1) 納品元のタレス社製の管理ソフトウェア
2)ボーイング社の最終組み立てにおける配線
なども含めて、どこに問題があったのか調査で明らかになりますよ。