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2012年度42億5千万円2011年度46億円
まぁでも是非成功させてほしいところ。
まア/.民なら御存知とは思うが、一応、対中ODAの実情とその意義を
「現在の対中ODAはほとんどが技術協力。円借款は北京五輪の前に終了しており、2009年度は円借款の回収で10億ドル以上が戻っています。内容もかつては鉄道敷設や空港整備などハード面の協力が主でしたが、今は知的財産権の保護や食の安全性を高めるプロジェクトなどソフト面での協力が中心。これは日本企業が中国で仕事をするときにも役立ちますが、それ以上に、対中ODAを通じて中国の政策に関与できる外交上のメリットがあります」丸川知雄教授(東京大学)
>これは日本企業が中国で仕事をするときにも役立ちますが、>それ以上に、対中ODAを通じて中国の政策に関与できる外交上のメリットがあります」丸川知雄教授(東京大学)金額は小さいけれど、言ってみれば、わざわざ、向かいの家の玄関と周辺の道路を掃いてやっているようなもので、なにか納得がいかない。自分の家の玄関や、家の前の道路くらい、自分たちで綺麗にしろよと。
別に中国全土を綺麗にしてやってるわけでは無くてな。
現在のODAは「訪問販売員によるハウスクリーニングの無料お試し体験」と思えば宜しいんよ。
「お宅の屋根、こんなに汚れてますね! お代は全て当社負担、先ずは私どものサービスをお試しください!」
そんな感じで敷地に上がり込んで、実際に屋根を、日本の誇る高性能クリーナーと最新式洗剤で綺麗にして見せる。
それで能力見せ付けて、屋根のみならず、壁や屋内など、家全体のクリーニングの長期契約を結べれば大成功。
後は自分でやるアルよと、機械や洗剤だけの購入でも十分OK。
仮に今回は契約に至らなくても、敷地の外では容易に会えんような「財布と権限を握ってる人」に直接会い、その人らに技術を見て貰い、顔を売っておくことは、今後の事業展開に大きなメリットとなるし、近隣にも汚れた家はなんぼもあるわけで、そういったご近所へのアピールになれば損は無い。
ODAは、発展途上国への援助とか、思いやりとか、感謝を得るためとか、そういう類のものとは違う。
恩なんて言葉は、訪問販売のお試し体験には関係ない。これはビジネスよ。
>後は自分でやるアルよと、機械や洗剤だけの購入でも十分OK。正直、費用対効果が低そう。それで食っている中小企業にとっては死活問題かもしれないけれど、もう中国のODAで民間のために仕事を取ってくるような時代ではないでしょ。
例えば昨年度の対中ODA事業、無錫市での「汚水処理支援等による農民の生活環境改善事業」を例に挙げると、これはこれまで農水省の音頭の下、多数の企業参加を得て取り組んできた「バイオマスタウン事業」を輸出し、国際進出しようというもの。
便宜的にハウスクリーニングに例えたせいで誤解を招いたかもだけど、ODAの事業は、ただ中小企業が物を売るみたいなスケールとは違う。
また、無錫市は既に約1000社の日系企業が進出している、いわば日系企業の前線基地みたいな都市。
日本がこの様な都市で、ビジネス分野だけでなく行政分野にも喰い込み、その存在感を増していくことの効果の大きさは、特に申さなくてもご想像いただけるかと。
以上、知れば意外と馬鹿にならないODA効果、の巻。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
ODA (スコア:0)
2012年度42億5千万円
2011年度46億円
まぁでも是非成功させてほしいところ。
Re: (スコア:4, 参考になる)
まア/.民なら御存知とは思うが、一応、対中ODAの実情とその意義を
「現在の対中ODAはほとんどが技術協力。円借款は北京五輪の前に終了しており、2009年度は円借款の回収で10億ドル以上が戻っています。内容もかつては鉄道敷設や空港整備などハード面の協力が主でしたが、今は知的財産権の保護や食の安全性を高めるプロジェクトなどソフト面での協力が中心。これは日本企業が中国で仕事をするときにも役立ちますが、それ以上に、対中ODAを通じて中国の政策に関与できる外交上のメリットがあります」丸川知雄教授(東京大学)
Re: (スコア:0)
>これは日本企業が中国で仕事をするときにも役立ちますが、
>それ以上に、対中ODAを通じて中国の政策に関与できる外交上のメリットがあります」丸川知雄教授(東京大学)
金額は小さいけれど、言ってみれば、
わざわざ、向かいの家の玄関と周辺の道路を掃いてやっているようなもので、なにか納得がいかない。
自分の家の玄関や、家の前の道路くらい、自分たちで綺麗にしろよと。
Re:ODA (スコア:1)
別に中国全土を綺麗にしてやってるわけでは無くてな。
現在のODAは「訪問販売員によるハウスクリーニングの無料お試し体験」と思えば宜しいんよ。
「お宅の屋根、こんなに汚れてますね! お代は全て当社負担、先ずは私どものサービスをお試しください!」
そんな感じで敷地に上がり込んで、実際に屋根を、日本の誇る高性能クリーナーと最新式洗剤で綺麗にして見せる。
それで能力見せ付けて、屋根のみならず、壁や屋内など、家全体のクリーニングの長期契約を結べれば大成功。
後は自分でやるアルよと、機械や洗剤だけの購入でも十分OK。
仮に今回は契約に至らなくても、敷地の外では容易に会えんような「財布と権限を握ってる人」に直接会い、
その人らに技術を見て貰い、顔を売っておくことは、今後の事業展開に大きなメリットとなるし、
近隣にも汚れた家はなんぼもあるわけで、そういったご近所へのアピールになれば損は無い。
ODAは、発展途上国への援助とか、思いやりとか、感謝を得るためとか、そういう類のものとは違う。
恩なんて言葉は、訪問販売のお試し体験には関係ない。これはビジネスよ。
Re: (スコア:0)
>後は自分でやるアルよと、機械や洗剤だけの購入でも十分OK。
正直、費用対効果が低そう。
それで食っている中小企業にとっては死活問題かもしれないけれど、
もう中国のODAで民間のために仕事を取ってくるような時代ではないでしょ。
Re:ODA (スコア:1)
例えば昨年度の対中ODA事業、無錫市での「汚水処理支援等による農民の生活環境改善事業」を例に挙げると、これはこれまで農水省の音頭の下、多数の企業参加を得て取り組んできた「バイオマスタウン事業」を輸出し、国際進出しようというもの。
便宜的にハウスクリーニングに例えたせいで誤解を招いたかもだけど、ODAの事業は、ただ中小企業が物を売るみたいなスケールとは違う。
また、無錫市は既に約1000社の日系企業が進出している、いわば日系企業の前線基地みたいな都市。
日本がこの様な都市で、ビジネス分野だけでなく行政分野にも喰い込み、その存在感を増していくことの効果の大きさは、特に申さなくてもご想像いただけるかと。
以上、知れば意外と馬鹿にならないODA効果、の巻。