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飲み物と周囲の温度差を電力に変換しているのですよね。置いた飲み物が通常より早く室温になってしまうかと...
室温25℃の部屋で100度のお湯を入れたカップを置いたとして、どのくらいの時間まで充電可能なんでしょうね?
冷めたら熱いのに入れ替えるという、まるでわんこそば状態になりそうで…
冷たい飲み物でも機能するみたいだから雰囲気との温度差が10度ぐらいまで機能するとして、お湯が250ccぐらいとしてその温度差でお湯が放出するエネルギーは (100度-(25度+10度))×250cc×比熱1×4.2J/Cal=68kJ・・・意外と大きいなぁ。大半はカップから直接雰囲気に逃げるだろうし使えるのは10%ぐらい、さらにその10%の熱→機械→電気の変換効率が50%と仮定すると、 68kJ*0.10*0.50=3400Jこのエネルギー量を定常的に5Wで取り出せたとすると 3400J/5W=680秒
といいかげんな計算はまあさておいて、カップ自体の熱抵抗や、カップの底が浮かせてあることにより伝達路に空気が含まれたりするだろうあたりも気になる。
>熱→機械→電気の変換効率が50%と仮定すると
最高効率としてカルノーサイクルの効率で頭打ちになるから、低温熱源だととんでもなく効率低くなるよ。例えばお湯の温度が室温+60度で室温が300Kなら、効率はどう頑張っても17%以下。
それでもペルティエ素子で熱移動するよりよほどマシなんですね。
現状の熱電素子だと、カルノーサイクルの効率のさらに1/4とか1/5とかになる(200度ぐらいの温度差を使う場合)。今考えてるような温度差のもっと小さいとこだと相当低い。まあ、スターリング機関使う時もカルノーサイクルよりは効率落ちるけど、それ考えても熱電素子の効率は低い。そのかわりに機械動作部分が無いからメンテナンスフリーだったり、より小さいところに組み込めたり、と言った利点もある。
ガラスの熱伝導率はだいたい0.6 [W/mK]程度。底面の厚みd=2mm, 底面積S=pi*5cm^2、お湯の温度T1=350K,コースターの温度(室温)T0=300Kとすると、そこを伝って熱伝導で出てくるエネルギーは、
0.6*S*(T1-T0)/d= 118W
ただしこれは、底面がべったりコースターと接触している場合。普通は表面の凹凸で、接触面積は大幅に減る。例えば接触面積が1/10だとすると、約12W。接触しない場合、今度は熱輻射による熱伝達が起こる。2つの面が近接し
なんか上で、空気の熱伝導と対流を完全に無視してしまったけど、実際にはこれらもあるので、接触面積が小さい場合でももう少し熱は流れるかも。細かい計算は面倒なので省略。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
飲み物がすぐにぬるくなるのでは (スコア:0)
飲み物と周囲の温度差を電力に変換しているのですよね。
置いた飲み物が通常より早く室温になってしまうかと...
Re:飲み物がすぐにぬるくなるのでは (スコア:2)
室温25℃の部屋で100度のお湯を入れたカップを置いたとして、どのくらいの時間まで充電可能なんでしょうね?
冷めたら熱いのに入れ替えるという、まるでわんこそば状態になりそうで…
Re:飲み物がすぐにぬるくなるのでは (スコア:2, 参考になる)
冷たい飲み物でも機能するみたいだから雰囲気との温度差が10度ぐらいまで機能するとして、
お湯が250ccぐらいとしてその温度差でお湯が放出するエネルギーは
(100度-(25度+10度))×250cc×比熱1×4.2J/Cal=68kJ
・・・意外と大きいなぁ。
大半はカップから直接雰囲気に逃げるだろうし使えるのは10%ぐらい、
さらにその10%の熱→機械→電気の変換効率が50%と仮定すると、
68kJ*0.10*0.50=3400J
このエネルギー量を定常的に5Wで取り出せたとすると
3400J/5W=680秒
といいかげんな計算はまあさておいて、カップ自体の熱抵抗や、カップの底が
浮かせてあることにより伝達路に空気が含まれたりするだろうあたりも気になる。
Re:飲み物がすぐにぬるくなるのでは (スコア:2, 興味深い)
>熱→機械→電気の変換効率が50%と仮定すると
最高効率としてカルノーサイクルの効率で頭打ちになるから、低温熱源だととんでもなく効率低くなるよ。
例えばお湯の温度が室温+60度で室温が300Kなら、効率はどう頑張っても17%以下。
Re: (スコア:0)
それでもペルティエ素子で熱移動するよりよほどマシなんですね。
Re: (スコア:0)
現状の熱電素子だと、カルノーサイクルの効率のさらに1/4とか1/5とかになる(200度ぐらいの温度差を使う場合)。今考えてるような温度差のもっと小さいとこだと相当低い。
まあ、スターリング機関使う時もカルノーサイクルよりは効率落ちるけど、それ考えても熱電素子の効率は低い。そのかわりに機械動作部分が無いからメンテナンスフリーだったり、より小さいところに組み込めたり、と言った利点もある。
Re: (スコア:0)
といいかげんな計算はまあさておいて、カップ自体の熱抵抗や、カップの底が
浮かせてあることにより伝達路に空気が含まれたりするだろうあたりも気になる。
ガラスの熱伝導率はだいたい0.6 [W/mK]程度。
底面の厚みd=2mm, 底面積S=pi*5cm^2、お湯の温度T1=350K,
コースターの温度(室温)T0=300Kとすると、そこを伝って熱伝導で
出てくるエネルギーは、
0.6*S*(T1-T0)/d= 118W
ただしこれは、底面がべったりコースターと接触している場合。
普通は表面の凹凸で、接触面積は大幅に減る。
例えば接触面積が1/10だとすると、約12W。
接触しない場合、今度は熱輻射による熱伝達が起こる。
2つの面が近接し
Re: (スコア:0)
なんか上で、空気の熱伝導と対流を完全に無視してしまったけど、
実際にはこれらもあるので、接触面積が小さい場合でももう少し
熱は流れるかも。細かい計算は面倒なので省略。