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っていうか、宇宙エレベーターってそんな実用的かつ実現性の高いものなのだろうか。まあ、できてしまえば、コスト的にはすごい有利ってのは分かる。でも、だって、例えばロケットの方が金はかかるけど応用性も将来性も高いし、重要じゃね? いや、そんな議論はもうとっくに終わったとかってレベルだったらすまん。
SFの読み過ぎで頭に血が上っちゃった一部の人が興奮してる、というさめた見方もできるんだよなあ、というか俺はそういう風に見てる。
長さ何百キロメートルもある純粋なカーボンナノチューブを製造出来る見込みは今のところ全くない数ミリ程度のカーボンナノチューブや糸状のナノチューブが出来たと言っているのは、短いナノチューブの混合物であって当然ながら純粋な一本のカーボンナノチューブほどの強度は無い大昔にはウィスカー(ホイスカ)と呼ばれる高強度の金属結晶で超高層ビルやら超長大橋を作れるという話があったが、いまだに実現していない長大な金属結晶すら作れなかったのなら長大なカーボンナノチューブも作れないと類推するのが自然
>例えばロケットの方が金はかかるけど応用性も将来性も高いし、重要じゃね? いや、そんな議論はもうとっくに終わったとかってレベルだったらすまん。
ロケットも現在知られている推進方式ではSFにあるような宇宙時代はやってこないことは明らか宇宙には空気がないから燃焼のための酸素も地上から持っていかなければならず、ペイロードの厳しい縛りを乗り越えることは原理的に不可能(当然だが推進薬も地上から持っていかなければならない)SF話に浮かれている人たちはアポロ計画で3人の人間を月に往復させるのに重さ何トンのロケットを必要としたのか知らないのだろうか?小さな衛星で無人探査をするなら太陽電池とイオンロケット等の組み合わせが使えるが、有人飛行にはあまりにも非力
航空機が飛躍的に発達したのは地上にいくらでもある空気を使った高効率のエンジンが発達したからであって、ロケットの推進効率はまったく進歩していない(化学反応の原理に縛られているので技術的に進歩する見込みも今のところほとんど無い)
「軌道エレベーターが作れるほど頑丈な素材があるなら、その素材でペットボトルロケットを作れば衛星打ち上げに使える」とゆー話を聞きました。確かにペットボトルロケットのほうが六万キロの構造物を作るよりは安くあがるよね。
うちのセンセも「現実的にそんな素材が出来たなら、その頃には動力源を圧搾空気にするなんてのは既に実用化しているね」と言っていたな。今あるカーボンタンクの強度が100倍になれば、それだけで大革命になるとか。
一点だけ。
>数ミリ程度のカーボンナノチューブ
これは出来てますよ。産総研の開発したスーパーグロース法だと、単一のCNTで数ミリぐらいまではにょきにょき伸びます。まあ、だからといってこれがキロメートル単位まで伸びるとは思えませんが。
それって写真を見ると剣山みたいに真っ直ぐではなくて、繊維が捩れたような形してるけど強度は高いの?捩れてるということは、6角ではなくて5角や7角の部分があってチューブが折れ曲がっているからだと思うが、そこで強度は低下しないのかね?
そういえば、何かのニュースでスプリングみたいにしなやかで折れないカーボンナノチューブ(の構造物だか繊維構造だとか)が出来たというのを見たことがあるんだけど(強度が高くて折れはしないのだが良くしなるのだとか)
アスベスト被害再来の予感しかしないぶっちゃけこれが一番のネックだと思う
>繊維が捩れたような形してるけど
どこの何の図を見ているのかわからないのではっきりとは言えませんが、それってバンドル(束)だったりはしませんか?スーパーグロース法でも、条件をきちんと整えると欠陥の少ないものが得られます。ただ、収量が減るんで大規模な量産には向きませんが(長さはまあ長く出来るが、生産速度が稼げない)。
こうやって出来たきれいなCNTも、沢山くっついてバンドルになる段階であっちにくっつきこっちにくっつき、となってぐねぐねと曲がった繊維になります。そのためある程度以上のスケールで見ると非常にねじ曲がったようなものに見えます。
直径が2-4nm程度なので、欠陥の有無(&個々のCNTの曲がり具合)を見るのでしたら、視野で100nm以下ぐらいのスケールが良いのかなあと思います。
プレスリリースの写真がまるで絨毯の断面みたいだったんですが、あれはナノチューブが束になって捩れていたものなのですかまあ、よく考えてみれば写真の倍率からしてもナノチューブ一本一本が見えていたのではありませんねやっぱりどこまでも真っ直ぐに長~いカーボンナノチューブを成長させるのは難しそうですね
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そもそも論 (スコア:0)
っていうか、宇宙エレベーターってそんな実用的かつ実現性の高いものなのだろうか。まあ、できてしまえば、コスト的にはすごい有利ってのは分かる。でも、だって、例えばロケットの方が金はかかるけど応用性も将来性も高いし、重要じゃね? いや、そんな議論はもうとっくに終わったとかってレベルだったらすまん。
SFの読み過ぎで頭に血が上っちゃった一部の人が興奮してる、というさめた見方もできるんだよなあ、というか俺はそういう風に見てる。
Re:そもそも論 (スコア:1)
長さ何百キロメートルもある純粋なカーボンナノチューブを製造出来る見込みは今のところ全くない
数ミリ程度のカーボンナノチューブや糸状のナノチューブが出来たと言っているのは、短いナノチューブの混合物であって当然ながら純粋な一本のカーボンナノチューブほどの強度は無い
大昔にはウィスカー(ホイスカ)と呼ばれる高強度の金属結晶で超高層ビルやら超長大橋を作れるという話があったが、いまだに実現していない
長大な金属結晶すら作れなかったのなら長大なカーボンナノチューブも作れないと類推するのが自然
>例えばロケットの方が金はかかるけど応用性も将来性も高いし、重要じゃね? いや、そんな議論はもうとっくに終わったとかってレベルだったらすまん。
ロケットも現在知られている推進方式ではSFにあるような宇宙時代はやってこないことは明らか
宇宙には空気がないから燃焼のための酸素も地上から持っていかなければならず、ペイロードの厳しい縛りを乗り越えることは原理的に不可能(当然だが推進薬も地上から持っていかなければならない)
SF話に浮かれている人たちはアポロ計画で3人の人間を月に往復させるのに重さ何トンのロケットを必要としたのか知らないのだろうか?
小さな衛星で無人探査をするなら太陽電池とイオンロケット等の組み合わせが使えるが、有人飛行にはあまりにも非力
航空機が飛躍的に発達したのは地上にいくらでもある空気を使った高効率のエンジンが発達したからであって、ロケットの推進効率はまったく進歩していない(化学反応の原理に縛られているので技術的に進歩する見込みも今のところほとんど無い)
Re:そもそも論 (スコア:4, 興味深い)
「軌道エレベーターが作れるほど頑丈な素材があるなら、その素材でペットボトルロケットを作れば衛星打ち上げに使える」
とゆー話を聞きました。
確かにペットボトルロケットのほうが六万キロの構造物を作るよりは安くあがるよね。
Re: (スコア:0)
うちのセンセも
「現実的にそんな素材が出来たなら、その頃には動力源を圧搾空気にするなんてのは既に実用化しているね」
と言っていたな。
今あるカーボンタンクの強度が100倍になれば、それだけで大革命になるとか。
Re:そもそも論 (スコア:1)
一点だけ。
>数ミリ程度のカーボンナノチューブ
これは出来てますよ。
産総研の開発したスーパーグロース法だと、単一のCNTで数ミリぐらいまではにょきにょき伸びます。
まあ、だからといってこれがキロメートル単位まで伸びるとは思えませんが。
Re: (スコア:0)
それって写真を見ると剣山みたいに真っ直ぐではなくて、繊維が捩れたような形してるけど強度は高いの?
捩れてるということは、6角ではなくて5角や7角の部分があってチューブが折れ曲がっているからだと思うが、そこで強度は低下しないのかね?
そういえば、何かのニュースでスプリングみたいにしなやかで折れないカーボンナノチューブ(の構造物だか繊維構造だとか)が出来たというのを見たことがあるんだけど(強度が高くて折れはしないのだが良くしなるのだとか)
針状の繊維が大量にあるなんて (スコア:0)
アスベスト被害再来の予感しかしない
ぶっちゃけこれが一番のネックだと思う
Re: (スコア:0)
>繊維が捩れたような形してるけど
どこの何の図を見ているのかわからないのではっきりとは言えませんが、それってバンドル(束)だったりはしませんか?
スーパーグロース法でも、条件をきちんと整えると欠陥の少ないものが得られます。ただ、収量が減るんで大規模な量産には向きませんが(長さはまあ長く出来るが、生産速度が稼げない)。
こうやって出来たきれいなCNTも、沢山くっついてバンドルになる段階であっちにくっつきこっちにくっつき、となってぐねぐねと曲がった繊維になります。そのためある程度以上のスケールで見ると非常にねじ曲がったようなものに見えます。
直径が2-4nm程度なので、欠陥の有無(&個々のCNTの曲がり具合)を見るのでしたら、視野で100nm以下ぐらいのスケールが良いのかなあと思います。
Re: (スコア:0)
プレスリリースの写真がまるで絨毯の断面みたいだったんですが、あれはナノチューブが束になって捩れていたものなのですか
まあ、よく考えてみれば写真の倍率からしてもナノチューブ一本一本が見えていたのではありませんね
やっぱりどこまでも真っ直ぐに長~いカーボンナノチューブを成長させるのは難しそうですね