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> i860 は RISC プロセッサで非常に高速ではあったが、x86 とのソフトウェア互換性がないことから敗退した。
結局のところはこれ。いいCPUを作っても互換性がないと普及しない。Intelは新しいアーキテクチャに生きたいんだろうけど、それを市場が許さないんだよね。しかも今x86やめてもAMDがそのままシェア奪ってくだけ。
ARMが取って代わるかどうかもソフト次第で、実際のところはMS次第じゃないかな。
RISC/CISC論争なんて過去の思い出アプリケーション・レベルでは今更ハンド・アッセンブルする時代じゃないし、コンパイラ作成の技術・コンパイラ性能が向上してプロセッサの見た目(命令セット)や中身なんてユーザーがいちいち気にすることじゃなくなった結局は着実に性能向上を果たしつつ、過去との一貫性・互換性を保ったプロセッサが生き残ったスパコンだってx86並べてるだけなんだから、x86に何の不満がある?(消費電力が不満ならARMを使えばよいし、どうしてもx86が適合しない特殊な用途があるのなら自分で専用プロセッサを作ればよい)
船舶用のディーゼルエンジンや軽飛行機用のレシプロエンジンだって呆れるほど古くさい設計のものがいまだに使われている宇宙船・ロケット(ソユーズ)だってそうじゃないか壊れてもないものを修理する必要はないし、作り直すメリットの無いものを再設計する必要は無いエンジニアリングは目的を実現するための手段を提供するものなのだから、最終的には審美眼的な価値判断などに左右される余地はない
良いか悪いか、とか不満があるかどうかなんて言ってないですよ。「Intel(自身)がx86から(何度かアーキテクチャを変えようとしているのに)変えられないのはなぜか」という問いに「市場が望んでないから」と返しただけ。市場がなぜ望まないかと言えば、まさにおっしゃるとおりだと思います。
ただ、個人的にはItaniumに期待してたんですよねぇ。コンパイル時に解決できるアウトオブオーダーとかオペランドの組み合わせとかはコンパイラに任せて、実行時に必要なことだけをやるシンプルで機能的なCPU、未来がありそうで良さそうに聞こえるじゃないですか。最初はダメダメだったけど、古いアーキテクチャで培ったノウハウを反映した最新アーキテクチャでどんどん良くなるかと思ってたのに。。。のに。# まぁ、でもコンパイラ依存するのにアーキテクチャ変える必要も無いですね。
まさに「コンパイラの成長でプロセッサの見た目や中身なんてユーザーがいちいち気にすることではなくなった」ので、インテルが優秀なコンパイラを用意して、x86からIA64に移行できる予定だったんですけどね。新しもの好きとしてはガッカリした思い出が。
ただ、補足させてもらうならItaniumが出てきた頃はPen4の多段パイプラインで稼いだ動作周波数が極限まできて消費電力や動作周波数のこれ以上の向上が望めない状況だったので、アーキテクチャの変更が必須で、ついでにいろいろ新しくするタイミングではあったんでしょう。ま、その後Coreがやってきて打破してってくれるわけですが。
バイナリ互換が必要なところでVLIW使っちゃダメだってのが改めて証明された感じでしたIA64
結局VLIWでOoOとか頭悪すぎるよなあ。
NetBurstもマイクロコードをOoOで処理する様な方向性は筋が悪かったなあ。細分化された命令の依存関係を処理する電力が余計に掛かるし、デコーダが複数命令を発行するケースが増えるせいかデコーダを複数備えられなかった。Pentium ProやCoreはその辺はCISC的で、Fusionでさらに複雑な命令を扱う方向に改良されていったし。バランスの悪いアーキテクチャは淘汰されちゃうてことなんですね。
Itaniumが出てきたころって、まだPen4は2GHz程度だけど。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
やめられないとまらない (スコア:2)
> i860 は RISC プロセッサで非常に高速ではあったが、x86 とのソフトウェア互換性がないことから敗退した。
結局のところはこれ。いいCPUを作っても互換性がないと普及しない。
Intelは新しいアーキテクチャに生きたいんだろうけど、それを市場が許さないんだよね。
しかも今x86やめてもAMDがそのままシェア奪ってくだけ。
ARMが取って代わるかどうかもソフト次第で、実際のところはMS次第じゃないかな。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re: (スコア:0)
RISC/CISC論争なんて過去の思い出
アプリケーション・レベルでは今更ハンド・アッセンブルする時代じゃないし、コンパイラ作成の技術・コンパイラ性能が向上してプロセッサの見た目(命令セット)や中身なんてユーザーがいちいち気にすることじゃなくなった
結局は着実に性能向上を果たしつつ、過去との一貫性・互換性を保ったプロセッサが生き残った
スパコンだってx86並べてるだけなんだから、x86に何の不満がある?
(消費電力が不満ならARMを使えばよいし、どうしてもx86が適合しない特殊な用途があるのなら自分で専用プロセッサを作ればよい)
船舶用のディーゼルエンジンや軽飛行機用のレシプロエンジンだって呆れるほど古くさい設計のものがいまだに使われている
宇宙船・ロケット(ソユーズ)だってそうじゃないか
壊れてもないものを修理する必要はないし、作り直すメリットの無いものを再設計する必要は無い
エンジニアリングは目的を実現するための手段を提供するものなのだから、最終的には審美眼的な価値判断などに左右される余地はない
Re:やめられないとまらない (スコア:1)
良いか悪いか、とか不満があるかどうかなんて言ってないですよ。
「Intel(自身)がx86から(何度かアーキテクチャを変えようとしているのに)変えられないのはなぜか」
という問いに「市場が望んでないから」と返しただけ。
市場がなぜ望まないかと言えば、まさにおっしゃるとおりだと思います。
ただ、個人的にはItaniumに期待してたんですよねぇ。
コンパイル時に解決できるアウトオブオーダーとかオペランドの組み合わせとかはコンパイラに任せて、
実行時に必要なことだけをやるシンプルで機能的なCPU、未来がありそうで良さそうに聞こえるじゃないですか。
最初はダメダメだったけど、古いアーキテクチャで培ったノウハウを反映した最新アーキテクチャでどんどん
良くなるかと思ってたのに。。。のに。
# まぁ、でもコンパイラ依存するのにアーキテクチャ変える必要も無いですね。
まさに「コンパイラの成長でプロセッサの見た目や中身なんてユーザーがいちいち気にすることではなくなった」ので、
インテルが優秀なコンパイラを用意して、x86からIA64に移行できる予定だったんですけどね。
新しもの好きとしてはガッカリした思い出が。
ただ、補足させてもらうならItaniumが出てきた頃はPen4の多段パイプラインで稼いだ動作周波数が
極限まできて消費電力や動作周波数のこれ以上の向上が望めない状況だったので、アーキテクチャ
の変更が必須で、ついでにいろいろ新しくするタイミングではあったんでしょう。
ま、その後Coreがやってきて打破してってくれるわけですが。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re: (スコア:0)
バイナリ互換が必要なところでVLIW使っちゃダメだってのが改めて証明された感じでしたIA64
結局VLIWでOoOとか頭悪すぎるよなあ。
Re: (スコア:0)
NetBurstもマイクロコードをOoOで処理する様な方向性は筋が悪かったなあ。
細分化された命令の依存関係を処理する電力が余計に掛かるし、デコーダが複数命令を発行するケースが増えるせいかデコーダを複数備えられなかった。
Pentium ProやCoreはその辺はCISC的で、Fusionでさらに複雑な命令を扱う方向に改良されていったし。
バランスの悪いアーキテクチャは淘汰されちゃうてことなんですね。
Re: (スコア:0)
Itaniumが出てきたころって、まだPen4は2GHz程度だけど。