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飽きたというか、昨年も一昨年も首都圏の大規模な停電は回避できていたので、同じようにやればいいのではないか、という意識の変化でしょう。昨年も一昨年も、関係者の多大な努力があってこそですが、昨年と同じレベルでよいなら「できた」という成功体験が私たちの中にはあるでしょうし、意識せずとも節電できているようになっているのだろうと、好意的に解釈してみたいと思います。
でも、新しい発電所が建ったわけでも、原発の再稼働が進んだわけでもなく、電力需給が逼迫している状態は変わっていないんですよね。意識が緩みすぎると、あるいは猛暑でエアコンの使用が増えるなどすると、大規模停電のリスクが高まります。昨年も一昨年も、夏の気候に恵まれたところがあったのは、覚えておくべきかと思います。
タイトルには全く同感です。
ただ、原発抜きの発電容量でも、1980年頃の電力需要を満足させる程度はあるようです。オイルショック後、日本は節電のための投資が進んだんですが、バブル期以降、だいぶそのあたりの投資がおざなりになり、節電のための設備投資でできることは多いんだとか。まあそれでもアメリカあたりに比べれば一人あたりのエネルギー消費量は半分くらいなので、悪くはない状況なんですが。
電力需要の増減に対応できる化石燃料ベースの発電は、たとえ原発の再稼動が可能になったにせよ、当分の間必要です。短期的にはシェールガスの安価化の動きとかはあるとはいえ、長期的にみると化石燃料の価格が上がる傾向にあるのは間違いありませんから、ここでもう一度、節電のための設備投資を、全国的に行う意味はあるかと思います。
# そのためにも、景気がある程度回復してくれないといかんですが、幸い、現在は回復傾向ですし
景気が良くなると、電力需要は増えるんだぜ。今さら1980年頃の生活に戻る覚悟はあるのかい?
> 景気が良くなると、電力需要は増えるんだぜ。
一般論としてはそのとおりなので、節電投資を行って、電力需要を減らそうというのが趣旨です。
> 今さら1980年頃の生活に戻る覚悟はあるのかい?
1980年なら全然OKですね。既にPCは持ってたし、今現在あって当時なかったのは通信インフラぐらいかなあ。通信インフラは、電力消費としてはたいしたことないわけで、追加しても大勢に影響ないでしょう。
でっかいのは家庭の冷暖房需要と、工場のたぐいかな。冷暖房については、とりあえず家屋の断熱を推進ですね。ここについては、改善の余地がすごく沢山あります。
当時のPCと今のPCじゃ全然消費電力違うんじゃないかな。1980年に発売されていた機種だと8bit機のPC-8001シリーズとかあるけど本体20W(ディスプレイについては資料が見つかりません)だし。(ちなみにPC-8801シリーズは1981年発売)それに比べて今これ書いてる数年前のノートですら皮相電力170VA、DCでも65Wと書いてある。デスクトップにいたってはGPUブン回すためか数百Wクラスの電源が付いてる有様。
あとこの手の主張をする人が忘れがちなことだけど、通信インフラの消費電力と言うのは別に目の前にあるモデムやルーターの消費電力だけじゃなくてインフラ部分や業務用のシステ
> 当時のPCと今のPCじゃ全然消費電力違うんじゃないかな。
印象で書くんじゃなくて調べましょうよ。当時のPC-8801は、Typical 40W、Max 70Wでした。今の割とパワフルなPC、Intel Core i5モデルで、Typical 17W、Max 80Wです。廃人向けモデルはともかく、売れ筋モデルの平均消費電力で見れば、むしろ当時よりも下がってます。
> あとこの手の主張をする人が忘れがちなことだけど、通信インフラの消費電力と言うのは別に> 目の前にあるモデムやルーターの消費電力だけじゃなくてインフラ部分や業務用のシステムの> 消費電力もあります。しかもこちらの方が遙かに大きいでしょう。
もちろん、そのとおりですし忘れてません。ここで主張しているのは、そういう部分を含んだところで、産業用電力や、冷暖房用電力から比べると、むしろ少なく、産業用電力や、冷暖房用電力の節電努力(たとえば建築物の断熱化)により相殺できるという点です。
> あと人口も当時より2000万ほど増えていること、
それは間違いです。1980年の日本人口は1億1706万人、2011年の人口は1億2780万人ぐらいで、差は2000万人ではなく1074万人です。つまり、あなたの主張の約半分です。しかも人口は2008年にピークをむかえ、既に減少を始めています。脱原発には30年くらいはかかるわけですが、その頃の予測人口は、1980年を下回ってます。したがって、人口が増えるから電力も必要だという論理はまったく成り立ちません。むしろ人口が減るから、必要な電力も減るという結論になります。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
「努力」しているうちは継続できない (スコア:5, すばらしい洞察)
飽きたというか、昨年も一昨年も首都圏の大規模な停電は回避できていたので、同じようにやればいいのではないか、という意識の変化でしょう。
昨年も一昨年も、関係者の多大な努力があってこそですが、昨年と同じレベルでよいなら「できた」という成功体験が私たちの中にはあるでしょうし、意識せずとも節電できているようになっているのだろうと、好意的に解釈してみたいと思います。
でも、新しい発電所が建ったわけでも、原発の再稼働が進んだわけでもなく、電力需給が逼迫している状態は変わっていないんですよね。
意識が緩みすぎると、あるいは猛暑でエアコンの使用が増えるなどすると、大規模停電のリスクが高まります。
昨年も一昨年も、夏の気候に恵まれたところがあったのは、覚えておくべきかと思います。
Re: (スコア:0)
タイトルには全く同感です。
ただ、原発抜きの発電容量でも、1980年頃の電力需要を満足させる程度はあるようです。
オイルショック後、日本は節電のための投資が進んだんですが、バブル期以降、だいぶ
そのあたりの投資がおざなりになり、節電のための設備投資でできることは多いんだとか。
まあそれでもアメリカあたりに比べれば一人あたりのエネルギー消費量は半分くらいなので、
悪くはない状況なんですが。
電力需要の増減に対応できる化石燃料ベースの発電は、たとえ原発の再稼動が可能になった
にせよ、当分の間必要です。短期的にはシェールガスの安価化の動きとかはあるとはいえ、
長期的にみると化石燃料の価格が上がる傾向にあるのは間違いありませんから、ここで
もう一度、節電のための設備投資を、全国的に行う意味はあるかと思います。
# そのためにも、景気がある程度回復してくれないといかんですが、幸い、現在は回復傾向ですし
Re: (スコア:0)
景気が良くなると、電力需要は増えるんだぜ。
今さら1980年頃の生活に戻る覚悟はあるのかい?
Re: (スコア:0)
> 景気が良くなると、電力需要は増えるんだぜ。
一般論としてはそのとおりなので、節電投資を行って、電力需要を減らそうというのが趣旨です。
> 今さら1980年頃の生活に戻る覚悟はあるのかい?
1980年なら全然OKですね。
既にPCは持ってたし、今現在あって当時なかったのは通信インフラぐらいかなあ。
通信インフラは、電力消費としてはたいしたことないわけで、追加しても大勢に
影響ないでしょう。
でっかいのは家庭の冷暖房需要と、工場のたぐいかな。
冷暖房については、とりあえず家屋の断熱を推進ですね。
ここについては、改善の余地がすごく沢山あります。
Re: (スコア:0)
当時のPCと今のPCじゃ全然消費電力違うんじゃないかな。
1980年に発売されていた機種だと8bit機のPC-8001シリーズとかあるけど本体20W(ディスプレイについては資料が見つかりません)だし。(ちなみにPC-8801シリーズは1981年発売)
それに比べて今これ書いてる数年前のノートですら皮相電力170VA、DCでも65Wと書いてある。デスクトップにいたってはGPUブン回すためか数百Wクラスの電源が付いてる有様。
あとこの手の主張をする人が忘れがちなことだけど、通信インフラの消費電力と言うのは別に目の前にあるモデムやルーターの消費電力だけじゃなくてインフラ部分や業務用のシステ
Re:「努力」しているうちは継続できない (スコア:0)
> 当時のPCと今のPCじゃ全然消費電力違うんじゃないかな。
印象で書くんじゃなくて調べましょうよ。
当時のPC-8801は、Typical 40W、Max 70Wでした。
今の割とパワフルなPC、Intel Core i5モデルで、Typical 17W、Max 80Wです。
廃人向けモデルはともかく、売れ筋モデルの平均消費電力で見れば、むしろ当時よりも下がってます。
> あとこの手の主張をする人が忘れがちなことだけど、通信インフラの消費電力と言うのは別に
> 目の前にあるモデムやルーターの消費電力だけじゃなくてインフラ部分や業務用のシステムの
> 消費電力もあります。しかもこちらの方が遙かに大きいでしょう。
もちろん、そのとおりですし忘れてません。
ここで主張しているのは、そういう部分を含んだところで、産業用電力や、冷暖房用電力から比べると、
むしろ少なく、産業用電力や、冷暖房用電力の節電努力(たとえば建築物の断熱化)により相殺できるという点です。
> あと人口も当時より2000万ほど増えていること、
それは間違いです。
1980年の日本人口は1億1706万人、2011年の人口は1億2780万人ぐらいで、差は2000万人ではなく
1074万人です。つまり、あなたの主張の約半分です。
しかも人口は2008年にピークをむかえ、既に減少を始めています。
脱原発には30年くらいはかかるわけですが、その頃の予測人口は、1980年を下回ってます。
したがって、人口が増えるから電力も必要だという論理はまったく成り立ちません。
むしろ人口が減るから、必要な電力も減るという結論になります。
Re: (スコア:0)