パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

日立製作所、SUICAの履歴情報などを利用したマーケティング情報提供サービスを開始」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    どこの会社も自社データーを分析して収益向上の利用してると思うんだけど
    他社にそれを使わせるとなると、とたんに拒否反応が出てくる

    >駅利用者の性別年代構成のほか、利用目的や滞在時間、乗降時間帯などを収集する
    >スイカ利用時に記録される乗降履歴や利用時間、定期券の区間などの情報はJR東日本から提供を受けない
    例えばこれで20代女性の多い駅とかを割り出して女性ブランドショップに営業したりするんだろうけど
    こういう話を聞くとそれ以前にその情報が裏で売買されて性犯罪者&予備軍の手に渡ったらとか思っちゃいますよね

    自社だけで情報を利用する分にはそんな事は起きないのかと言われるとそんな事無いんだけど
    集めた情報で商売するぜと言われるとそんな気がしてくる。

    後は交通IC系カードだからかな。公共サービスという印象を持ってる人多いだろうし。
    これがTポイントが始めましたというんだったら、さもありなんって感じ。

    • Re: (スコア:3, 興味深い)

      by Anonymous Coward

      >どこの会社も自社データーを分析して収益向上の利用してると思うんだけど
      >他社にそれを使わせるとなると、とたんに拒否反応が出てくる

      私は関連他社がビッグデータを共有していても、そこまで拒否反応はないです。
      ただ、それは「自分が把握している場合」に限られます。

      SUICAの履歴情報をJR東日本が取得している、ということは自明でしょう。
      SUICAで他の鉄道会社の路線を利用した場合、その鉄道会社にも履歴情報が
      残る事も自明でしょう。ここまでは許容範囲です。

      でも、日立製作所が履歴情報を取得していることは知りませんでした。
      SUICAを利用されている他の方は、このことを把握しているのでしょうか?

      日立以外の他の会社にも履歴情報を流しているのではないかと、不安に思ってしまいます。

      • Re: (スコア:4, 興味深い)

        私は関連他社がビッグデータを共有していても、そこまで拒否反応はないです。
        ただ、それは「自分が把握している場合」に限られます。

        正に。

        実際のところ、結局便利だから って気にせず使っちゃう人が多勢だと思うし、私もその一派:
        統計的に取り扱われるなら さして問題なかろう、と。

        だが、後出しで、「勝手に情報使っちゃうけど いいでしょ? 個人特定しないし」って言っちゃうのなら どうかと思うし、
        恐らく他の交通ICも追従するだろうこと考えると いいんかなあ、と思います。

        「Suicaの規約には ここらへんの個人情報の取り扱いにまつわる話がない」と又聞きして
        ざっとですが見てみましたが(cf. Suicaに関する約款について [jreast.co.jp])、やっぱりなさそうですし。

        • 「Suicaの規約には ここらへんの個人情報の取り扱いにまつわる話がない」と又聞きして
          ざっとですが見てみましたが(cf. Suicaに関する約款について)、やっぱりなさそうですし。

          「ビッグデータビジネスにおける 日立のプライバシー保護の取り組み」の方はビックデータの分析を依頼する企業に向けた文章なので、一般のSuica利用者に対する情報がJR東からも日立からも一切無いのが気になります。

          少ない情報を見る限り、駅・曜日・時間帯・性別・年齢・自宅最寄り駅かどうかなどでまとめた統計データっぽいので問題無いのかもしれませんし、最終的にイヤなら切符使えということでもいいのですが、それを判断するための情報が与えられないのは問題だと思います。

          • Re: (スコア:3, おもしろおかしい)

            Suicaという電子マネーによる各店利用履歴との紐付けをやってたら恐いですよね。

            例えば、関東某駅に住んでて、毎朝渋沢駅で降りる、とらのあなの利用回数の多い人という個人が
            特定されないかと心配になります。渋沢に朝降りるなんて、大半が日立の工場利用者なわけで。

            関東某駅近辺の寮に住む日立工場従業員という個人を特定して、とらのあなを利用しすぎているようだから、
            その人事を配慮しようとかできる時代まであと少しということか。

            • 本人にとっては特定されるデメリットはあるでしょうけれど、特定する側にメリットがないような。
              ……とは思うものの、ブログやツイッター、新聞投書の発信者を特定して溜飲を下げる人間の存在が無視できない時代ですから、ないとは言い切れないですが。

              >Suicaという電子マネーによる各店利用履歴との紐付けをやってたら恐いですよね。

              Suicaでの購入時は、店舗側の端末に金額を打ち込んでいたように見えたので、「誰が・いつ・どこで・いくら購入したか」は記録されても、「何を購入したか」までは記録されていないのではないかと思います。

              >関東某駅近辺の寮に住む日立工場従業員という個人を特定して、とらのあなを利用しすぎているようだから、
              >その人事を配慮しようとかできる時代まであと少しということか。

              そこまで「配慮」するような状況なら、だれもどこにも配属させられなくなると思われますが。
              「とらのあな」が特別なのではなく、「客先の同業他社」「風俗店」その他にも適用して配慮することになるのだろうし。

              • by Anonymous Coward

                > Suicaでの購入時は、店舗側の端末に金額を打ち込んでいたように見えたので、「誰が・いつ・どこで・いくら購入したか」は記録されても、「何を購入したか」までは記録されていないのではないかと思います。

                Suicaでの購入に関しては 何を購入したかまでは保持していないよう [takagi-hiromitsu.jp]だね。

                > 本人にとっては特定されるデメリットはあるでしょうけれど、特定する側にメリットがないような。

                特定に必要なコストは今後下がる一方だし、
                データさえあればメリットデメリット関係なく、
                もう勝手に見えちゃうようになる未来は遠くなさ

              • 特定に必要なコストは今後下がる一方だし、
                データさえあればメリットデメリット関係なく、
                もう勝手に見えちゃうようになる未来は遠くなさそう。

                「『とある系列の店舗をよく利用すること』と『コミュニケーション能力の低さ』に相関関係がある」
                なんて分析結果が出た場合、
                とある系列の店舗をよく利用する社員の評価を下げようと人事が考える、なんてことは考えられる。

                杞憂というか、被害妄想というか。

                人事部は従業員を評価できないとか、そもそも労働基準法に抵触するとかはおいといても、自分が誰かを評価するときに、
                「とある系列の店舗をよく利用してるからコミュ障になるんだよ」
                「だからお前は使えないんだよ」
                なんて考えます?

                考えるとしたら、もともと低い評価が先にあって、後付けで理由を考える場合じゃないかな。

              • by Anonymous Coward

                いや、統計として、
                とある系列の店舗をよく利用してるやつにコミュ障が多いと判断ができる結果が出たのなら、
                そこに論理的なつながりがあるかどうかはともかく、
                そういう傾向があるものとしてその情報は使われるんだって。
                それがビッグデータって騒いでる連中のやりたいことなんだから。

                杞憂かどうか。今はそうかもしれない。
                ただ、十年後はどうだろうか。二十年後はどうだろうか。
                もう一回書くけど、技術が進歩したその時になって
                「先の情報提供はなかったことに」なんて言っても遅いんだよ。

              • 以前似たようなことを書いた、という記憶があったので、自分の3か月前の発言 [srad.jp]を引用しておきますね。

                >(技術的にも、法的にも)統計情報として各企業が儲けるために使うしかできないですし、現状レベルのパーソナライズ広告は精度が悪く、宣伝効果が出ていないでしょう。
                >もちろんこれらのデータは、性別や世代別の商品売れ筋や、同時購入の傾向などを分析することで、新規商品企画などでかなり有効に活用されているものと思いますが。
                >
                >個人追跡の完全防御って、実際可能なのかなあ。
                >極端な話、Suicaの定期券を作っただけで、あるいは電子マネーで買い物をしただけで、いつどこへ行ったのか、何を買ったのか追跡されうるわけですし。

                もっと進めて、個人の行動が完全に掌握されるまで技術が進歩したとしても、未来の行動は確率レベルで判定するしかできないと思います。
                (個人の考えが外部から読み取れるようになれば別ですが、そうなると今回の話と前提が全く違ってきますし)

                いや、統計として、
                とある系列の店舗をよく利用してるやつにコミュ障が多いと判断ができる結果が出たのなら、
                そこに論理的なつながりがあるかどうかはともかく、
                そういう傾向があるものとしてその情報は使われるんだって。
                それがビッグデータって騒いでる連中のやりたいことなんだから。

                この部分は認めていいのですが(偽相関でも相関だ、というのがビッグデータの扱い方ですし)、人事評価の話に関係なくないですか、これ?
                人事評価として、「とある系列の店を使っていること」が特定の人間の評価を下げる理由に使われるかもしれませんが、この場合はその人物の評価を下げることが先にあって、ビッグデータが理由付けに使われているだけではないでしょうか。

                杞憂かどうか。今はそうかもしれない。
                ただ、十年後はどうだろうか。二十年後はどうだろうか。
                もう一回書くけど、技術が進歩したその時になって
                「先の情報提供はなかったことに」なんて言っても遅いんだよ。

                そのころには、あなた風に言えば、「情報を提供しないこと」が特定の器質を持った人間ということで、評価を下げられる原因になるかもしれません。
                いま何が最善で、どういう行動を取るべきかは、個人個人それぞれの判断でいけばいいんじゃないでしょうか。

                shinmkさんの#2414173にも答えます。

                Suicaの利用履歴がわかったら、趣味にお金をたくさん使っているとか、日々飲み歩いてるとか、
                どうも二重生活の疑いがあるとか、そういうことも判明する場合がありますよね。
                その情報が悪用される可能性が本当にないのか、それは誰にもわかりません。

                趣味にいくら使おうが、飲み歩こうが、二重生活をしていようが、構わないのでは、と個人的には思います。
                (法に触れたり、他人の迷惑になっていたりするようでは困りますが。)
                たしかに、どんな悪用を想定しているのかわかりませんが、可能性は確かに0ではない。
                でも、リスクとして許容したり、ヘッジしたり、そういった対応を取ることもできるでしょう。
                可能性が0ではないから必ず悪用され、しかも自分たちは悪用されるのを指をくわえて見ているしかない、というわけでもないでしょうに。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                #2413761と#2413913のACです。

                > いま何が最善で、どういう行動を取るべきかは、個人個人それぞれの判断でいけばいいんじゃないでしょうか。

                これは同意なので、プライバシーに対しての考え方の違いはこれ以上掘り下げないね。

                で、あと一点だけ。

                > この部分は認めていいのですが(偽相関でも相関だ、というのがビッグデータの扱い方ですし)、人事評価の話に関係なくないですか、これ?
                > 人事評価として、「とある系列の店を使っていること」が特定の人間の評価を下げる理由に使われるかもしれませんが、この場合はその人物の評価を下げることが先にあって、

              • ビッグデータの利用はデータマイニングの側面があるので、「人間が仮定した特定のある事柄を検証するためだけに統計を使う」という考え方はちょっと違う。

                あと、人事評価に関して「人間が想定していたある事柄を検証するために統計を使う」との形のみで統計が使われるとも思わない。多くの企業の採用活動でSPI等を使って性格測定をしている位なのに、「未来の行動を確率レベルでも判定できる基準」なんてのが明らかになったら、それが人事適正に使われないわけがない。

                まあ、そうなるでしょうね。そこは認めざるを得ません。
                ただ、これを回避するために私たちが社会的に好ましいとされる行動を「演じる」こともできるわけで、そうなると判定基準も人事適性の判断も狂ってくるでしょう。
                (自分は、ある程度の範囲で演じるのは、必要なことだと思っています。自分も会社員を演じている部分があるし、そうでなければただの引きこもりになっているはず。)

                また、「ある確率で○○の可能性・傾向・適性がある」と「必ず○○である」には雲泥の差があるのに、前者を示されて後者と解釈するのはまずいでしょうね。
                ビッグデータ時代の情報リテラシー、という話で今後出てくると思いますが、すでに様々な局面でこの誤認が起こっているように思います。

                親コメント

開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー

処理中...