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かつて栄華を誇ったゲーム大国だった日本ですが、今ではもう本当に蚊帳の外という感じがHDゲーム機(PS3/XBOX360/WiiU)が発売されてから、ヒシヒシと実感しますね。今では大作ゲームと言えば「Call of Duty」や「Grand Theft Auto」といった開発費(広告費含む)が、数百億円規模の日本の開発スタジオでは絶対作れない(苦手とする)ゲームで、更に日本では抵抗感のある暴力表現や戦争を題材・主軸としている対象年齢の高い成人向けのゲームです。ゲームソフトの発売予定表や注目作・大作を見てもラインナップは今ではすっかり洋ゲーばかりですね。まだ日本では洋ゲーが一般的とまでは言えませんが、大作タイトルは確実に日本でも売り上げを伸ばしており、ゲーマーの世代交代によってその市場の趣向が大きく変化する可能性も孕んでいます。この趣向の変化と世代交代の波はとくに少子高齢化が突き進む日本では大きいです。
頭が痛いのは日本の市場がやや特殊とは言えど、ここまで据え置きゲーム機と携帯ゲーム機で差が開いてしまうと手の施しようが無いという点です。海外では68%は据え置きゲーム機で、43%がスマートフォンで、37%が携帯ゲーム機と記事にありますが、国内では恐らく70%近くが携帯ゲーム機、残り30%ほどが据え置きゲーム機くらいではないでしょうか。携帯ゲーム機で大作や評価の高い作品を海外にローカライズして持って行っても、携帯ゲーム機市場自体のベースが小さいのでリスクは大きくなります。カプコンの逆転裁判の新作が海外で発売されないことは海外ゲーマーの間で大きな話題となりましたが、この件に深く関与している回答をカプコンUSA側が公式に出しています。Wiiのゼノブレイドでは熱心なJRPGファンの間で署名活動が行われ、海外発売まで漕ぎ着けましたが、「今更SDのWiiとか冗談止めてくれ」や「日本のゲームはもういいよ」というゲームライターの信じられない言葉が出てきたこともあります。つまり、日本産ゲームにはもう魅力などなく、(欧米ゲーマーたちの趣向の変化により)大半がつまらないと感じられる「純日本風(欧米文化では受け入れ難い)」の作品に写ってしまっているのだそうです。開発力のある会社でさえ、その風評被害に近い状態に悩んでおり、国内外のゲーマーの間でも非常に評価の高かったベヨネッタやピクミンは「奇妙=つまらない」の方程式に当てはめられてしまっている現状があります。日米だけでなく、携帯据え置きでさえも、完全に二極化している光景が目に浮かびます。
日本のゲーム会社では唯一、未だに本当に世界に通用していると言える任天堂も少子高齢化で完全に海外にシフトしていく形になってきており、WiiUでのラインナップも海外ゲームが主軸になっていくことは否めません。これらの点から見出される展開として、既に兆候が見え始めていますが、「日本のゲームなのに日本で発売されない」、「日本だけ同じゲームなのに値段が高い」、「日本のゲームの権利だけを買い取られクソゲー化する」、「名作ゲームを何度も焼き回す(リメイク)」といった負のスパイラルに陥る可能性が高いです。消費者も馬鹿ではないので、SteamやXbox Liveなどで行われている大規模セールで$10以下じゃないと大作や好きなゲームでも買わない、というゲーム業界自体が完全に沈んでしまう本末転倒の流れになりかねません。
今では国内ゲーム市場では10万本も売れれば大ヒットと言われるほど市場は縮小してしまいました。毎週のゲーム売り上げランキングは任天堂のみがぶっちぎっており独占している健全とは言い難い状態です。私は日本の大規模なゲーム会社は任天堂と他数社しか世界的に見ても残らないのではないかと危惧しています。アニメ会社がディズニーやジブリのみで、その他大勢は小さいパイを奪い合う名も無い会社のようにです。
家庭用ゲーム機市場自体が生きていると言えるまともな国は、ソフト売り上げチャートから見ても、アジア(日本)、北米(アメリカ、カナダ)、欧州(イギリス、フランス、ドイツ)くらいしかありませんので、これもかなり厳しいところです。日本人が欧州や北米向けのゲームを作るのは難しいですが、その逆は文化・趣向的にも大きな問題にはなりにくいです。かと言って日本人が日本人の為だけにゲームを作ったとしても、開発力で大きな差が開き、市場が小さい国内のみでは開発費の回収さえ難しい状態に陥りかねない。難しい問題が多いですね。
>ゲームプレイヤーの平均年齢は30歳で、ゲームプレイヤーの32%が18歳以下、32%が18~35歳、36%が36歳以上だという。>また、男性は55%、女性は45%だったとのこと。
日本では20歳を過ぎれば一般的には就職し家庭を持つことでゲームから引退しますし、成人してからゲームをやっている人は見下される風潮がありますが、海外では逆というのも面白いですね。それだけビデオゲームが海外では大人が遊ぶエンターテイメントとしてすっかり受け入れられるようになったということですが、日本でもゲーマーの平均年齢が同じくゲーム全盛期を過ごした30歳以上であるにも関わらず、まだゲーマーが市民権を得れていないというのは残念なことです。女性ゲーマーに関しても日本ではまだまだコアゲーマーや洋ゲーを遊ぶ女性は少ないですね。
アメリカで最も普及している据え置きゲーム機はWIIなのだが。流行っているのはパーティーゲームで、Call of DutyやGrand Theft Autoがそこまで市民権を得ているわけじゃないんじゃないの。売上が伸びているのは開発費が高騰して供給自体が減ってることもあるだろうし。
でたよ日本はもうダメだを連呼する奴サヨクに多いw
長文の分析乙なところ申し訳ないんだがゲーム機同士とか洋ゲーVS和ゲーみたいにアンチと信者のレッテル貼ってケンカしてる声のデカい連中を見ると、ゲームから遠ざかる人がいるのも仕方ないと思うよ
興味を持って検索してスレ開いたらまるで政治厨かの如きイデオロギーの罵り合い。Amazonレビューを見てみたらやらせ臭い絶賛と親の仇のような罵倒が溢れてる。そりゃ人足は遠のく罠。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
日本はもう本当に蚊帳の外という感じ (スコア:1)
かつて栄華を誇ったゲーム大国だった日本ですが、今ではもう本当に蚊帳の外という感じがHDゲーム機(PS3/XBOX360/WiiU)が発売されてから、ヒシヒシと実感しますね。
今では大作ゲームと言えば「Call of Duty」や「Grand Theft Auto」といった開発費(広告費含む)が、数百億円規模の日本の開発スタジオでは絶対作れない(苦手とする)ゲームで、更に日本では抵抗感のある暴力表現や戦争を題材・主軸としている対象年齢の高い成人向けのゲームです。
ゲームソフトの発売予定表や注目作・大作を見てもラインナップは今ではすっかり洋ゲーばかりですね。
まだ日本では洋ゲーが一般的とまでは言えませんが、大作タイトルは確実に日本でも売り上げを伸ばしており、ゲーマーの世代交代によってその市場の趣向が大きく変化する可能性も孕んでいます。
この趣向の変化と世代交代の波はとくに少子高齢化が突き進む日本では大きいです。
頭が痛いのは日本の市場がやや特殊とは言えど、ここまで据え置きゲーム機と携帯ゲーム機で差が開いてしまうと手の施しようが無いという点です。
海外では68%は据え置きゲーム機で、43%がスマートフォンで、37%が携帯ゲーム機と記事にありますが、国内では恐らく70%近くが携帯ゲーム機、残り30%ほどが据え置きゲーム機くらいではないでしょうか。
携帯ゲーム機で大作や評価の高い作品を海外にローカライズして持って行っても、携帯ゲーム機市場自体のベースが小さいのでリスクは大きくなります。
カプコンの逆転裁判の新作が海外で発売されないことは海外ゲーマーの間で大きな話題となりましたが、この件に深く関与している回答をカプコンUSA側が公式に出しています。
Wiiのゼノブレイドでは熱心なJRPGファンの間で署名活動が行われ、海外発売まで漕ぎ着けましたが、「今更SDのWiiとか冗談止めてくれ」や「日本のゲームはもういいよ」というゲームライターの信じられない言葉が出てきたこともあります。
つまり、日本産ゲームにはもう魅力などなく、(欧米ゲーマーたちの趣向の変化により)大半がつまらないと感じられる「純日本風(欧米文化では受け入れ難い)」の作品に写ってしまっているのだそうです。
開発力のある会社でさえ、その風評被害に近い状態に悩んでおり、国内外のゲーマーの間でも非常に評価の高かったベヨネッタやピクミンは「奇妙=つまらない」の方程式に当てはめられてしまっている現状があります。
日米だけでなく、携帯据え置きでさえも、完全に二極化している光景が目に浮かびます。
日本のゲーム会社では唯一、未だに本当に世界に通用していると言える任天堂も少子高齢化で完全に海外にシフトしていく形になってきており、WiiUでのラインナップも海外ゲームが主軸になっていくことは否めません。
これらの点から見出される展開として、既に兆候が見え始めていますが、「日本のゲームなのに日本で発売されない」、「日本だけ同じゲームなのに値段が高い」、「日本のゲームの権利だけを買い取られクソゲー化する」、「名作ゲームを何度も焼き回す(リメイク)」といった負のスパイラルに陥る可能性が高いです。
消費者も馬鹿ではないので、SteamやXbox Liveなどで行われている大規模セールで$10以下じゃないと大作や好きなゲームでも買わない、というゲーム業界自体が完全に沈んでしまう本末転倒の流れになりかねません。
今では国内ゲーム市場では10万本も売れれば大ヒットと言われるほど市場は縮小してしまいました。
毎週のゲーム売り上げランキングは任天堂のみがぶっちぎっており独占している健全とは言い難い状態です。
私は日本の大規模なゲーム会社は任天堂と他数社しか世界的に見ても残らないのではないかと危惧しています。
アニメ会社がディズニーやジブリのみで、その他大勢は小さいパイを奪い合う名も無い会社のようにです。
家庭用ゲーム機市場自体が生きていると言えるまともな国は、ソフト売り上げチャートから見ても、アジア(日本)、北米(アメリカ、カナダ)、欧州(イギリス、フランス、ドイツ)くらいしかありませんので、これもかなり厳しいところです。
日本人が欧州や北米向けのゲームを作るのは難しいですが、その逆は文化・趣向的にも大きな問題にはなりにくいです。
かと言って日本人が日本人の為だけにゲームを作ったとしても、開発力で大きな差が開き、市場が小さい国内のみでは開発費の回収さえ難しい状態に陥りかねない。
難しい問題が多いですね。
>ゲームプレイヤーの平均年齢は30歳で、ゲームプレイヤーの32%が18歳以下、32%が18~35歳、36%が36歳以上だという。
>また、男性は55%、女性は45%だったとのこと。
日本では20歳を過ぎれば一般的には就職し家庭を持つことでゲームから引退しますし、成人してからゲームをやっている人は見下される風潮がありますが、海外では逆というのも面白いですね。
それだけビデオゲームが海外では大人が遊ぶエンターテイメントとしてすっかり受け入れられるようになったということですが、日本でもゲーマーの平均年齢が同じくゲーム全盛期を過ごした30歳以上であるにも関わらず、まだゲーマーが市民権を得れていないというのは残念なことです。
女性ゲーマーに関しても日本ではまだまだコアゲーマーや洋ゲーを遊ぶ女性は少ないですね。
Re: (スコア:0)
アメリカで最も普及している据え置きゲーム機はWIIなのだが。流行っているのはパーティーゲームで、
Call of DutyやGrand Theft Autoがそこまで市民権を得ているわけじゃないんじゃないの。売上が伸びているのは開発費が高騰して供給自体が減ってることもあるだろうし。
Re: (スコア:0)
でたよ日本はもうダメだを連呼する奴
サヨクに多いw
Re: (スコア:0)
長文の分析乙なところ申し訳ないんだが
ゲーム機同士とか洋ゲーVS和ゲーみたいにアンチと信者のレッテル貼ってケンカしてる声のデカい連中を見ると、ゲームから遠ざかる人がいるのも仕方ないと思うよ
Re:日本はもう本当に蚊帳の外という感じ (スコア:1)
興味を持って検索してスレ開いたらまるで政治厨かの如きイデオロギーの罵り合い。
Amazonレビューを見てみたらやらせ臭い絶賛と親の仇のような罵倒が溢れてる。
そりゃ人足は遠のく罠。