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#特定できるのでACで
高校だけど、(科学じゃなく)化学部に所属していた。はじめ、先輩情報で主な活動が化学・理科系の授業の予習・復習など勉強をだらだらやるだけ、出席も自由の、進学校にありがちな事実上の補習校として機能している文化系部活動と聞いていたので入ったのだが、同じ年に顧問が入れ替わり、新顧問が化学系の事になると我を忘れて取り組まれる大変熱心な方(自称:実験馬鹿)で、すげえ楽しかった。合宿で内之浦宇宙空間観測所に連れて行ってもらったし、賞も取らせてもらって新聞にも載った。
理数系にはかなりの苦手意識があり、授業について行くことがぎりぎりぐらい苦手だったので、塾は文系だったし、補習目当てに入部した自分。それが二年にあがるころにはすっかり調教され、途中から理数系に変更、すっかり人生がかわってしまった。
俺が卒業するときにその先生も移動したが、先生の蒔いた“菌”(自称)が育ってて、新聞社主催の賞などで定期的に賞をとっているらしいし、それに合わせて活動費の募金願いが定期的に回ってくるからきちんとやっているらしい。そしてその先生は科学館で学校向けの科学の授業のサポートなどをやって20年近くたった今でも「菌をまく仕事」をやって科学館にいらっしゃる。
結局は先生なんだと思うよ。良い先生に巡り当て、その先生が活動の基礎となる部分を作り上げる事ができるかどうかがキーなのだと思う。
ただ生徒レベルから言えば、特に地方における中学だとこれは完全に運で、俺は単に運が良かっただけだと思っている。
頂点の天才ならば、教師が多少ぼんくらでも尖った奴は箸が転がってもそこから何かを学ぶし、摘んでしまわない限り勝手に育ってくる。だから、多くの場所において教育の価値は俺のように理数系で落ちこぼれている奴をすくい上げて底辺を底上げすることに価値があると考えると、運が大切などと言う状況じゃ困る。
故に、指導できる先生を増やして少しでも当たりくじを増やす事が第一なのだと思うけれど、能力を持っている先生を育てると言う事は難しい。ならば、運動部系の部活ではたくさん出ている指導マニュアルのようなものの、科学部版を作って普及するのが第一だと思う。教師が多少ぼんくらでも一定の水準のクオリティを確保することが大事だと。あるいは、科学が分かる人というのは地元にもたくさんいるから外部から招くのもよい。都市部なら無論、地方部でもたとえば地域の酒造メーカや醤油を作ってる醸造メーカの人は微生物のプロだし、アマチュア無線のでかいアンテナを乗せている家に押しかければおっさんは嬉々として電波の授業をしてくれるだろう。体育会系だと外からコーチを招くと言う選択肢があるのに(実際には金その他の問題で難しい事も多いそうだが)文化部はそういった選択肢すら挙がらないところからも改善したりできないのかと思う。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
先生次第なのだと思う(≒生徒にとっては運?) (スコア:1)
#特定できるのでACで
高校だけど、(科学じゃなく)化学部に所属していた。はじめ、先輩情報で主な活動が化学・理科系の授業の予習・復習など勉強をだらだらやるだけ、出席も自由の、進学校にありがちな事実上の補習校として機能している文化系部活動と聞いていたので入ったのだが、同じ年に顧問が入れ替わり、新顧問が化学系の事になると我を忘れて取り組まれる大変熱心な方(自称:実験馬鹿)で、すげえ楽しかった。合宿で内之浦宇宙空間観測所に連れて行ってもらったし、賞も取らせてもらって新聞にも載った。
理数系にはかなりの苦手意識があり、授業について行くことがぎりぎりぐらい苦手だったので、塾は文系だったし、補習目当てに入部した自分。それが二年にあがるころにはすっかり調教され、途中から理数系に変更、すっかり人生がかわってしまった。
俺が卒業するときにその先生も移動したが、先生の蒔いた“菌”(自称)が育ってて、新聞社主催の賞などで定期的に賞をとっているらしいし、それに合わせて活動費の募金願いが定期的に回ってくるからきちんとやっているらしい。そしてその先生は科学館で学校向けの科学の授業のサポートなどをやって20年近くたった今でも「菌をまく仕事」をやって科学館にいらっしゃる。
結局は先生なんだと思うよ。良い先生に巡り当て、その先生が活動の基礎となる部分を作り上げる事ができるかどうかがキーなのだと思う。
ただ生徒レベルから言えば、特に地方における中学だとこれは完全に運で、俺は単に運が良かっただけだと思っている。
頂点の天才ならば、教師が多少ぼんくらでも尖った奴は箸が転がってもそこから何かを学ぶし、摘んでしまわない限り勝手に育ってくる。だから、多くの場所において教育の価値は俺のように理数系で落ちこぼれている奴をすくい上げて底辺を底上げすることに価値があると考えると、運が大切などと言う状況じゃ困る。
故に、指導できる先生を増やして少しでも当たりくじを増やす事が第一なのだと思うけれど、能力を持っている先生を育てると言う事は難しい。
ならば、運動部系の部活ではたくさん出ている指導マニュアルのようなものの、科学部版を作って普及するのが第一だと思う。
教師が多少ぼんくらでも一定の水準のクオリティを確保することが大事だと。
あるいは、科学が分かる人というのは地元にもたくさんいるから外部から招くのもよい。都市部なら無論、地方部でもたとえば地域の酒造メーカや醤油を作ってる醸造メーカの人は微生物のプロだし、アマチュア無線のでかいアンテナを乗せている家に押しかければおっさんは嬉々として電波の授業をしてくれるだろう。体育会系だと外からコーチを招くと言う選択肢があるのに(実際には金その他の問題で難しい事も多いそうだが)文化部はそういった選択肢すら挙がらないところからも改善したりできないのかと思う。