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この手のニュースが出るといつもシステム開発ベンダー側に問題がある様な論調になっているが、発注側に問題がないってことが言い切れるのか?「コンピュータは専門家に任せておりますので」っていうのが発注側の常套句だが、自分たちの日常業務をしっかりと定義も出来ない、つまり、仕事そのものが曖昧なのを棚に上げて、”コンピュータは夢の箱”にして悪者化している。それを成し遂げるのがシステム屋の腕の見せ所?冗談じゃぁない!
うん、まぁ、だから、使ってみるまでわからないという想像力のない顧客向けに一度使ってみて修正を入れるという2フェーズ開発を認めさせないとダメだよね。
バカは金(つまり時間)を使って、システムを作らざるを得ないというのが当たり前という風潮になればなぁ
特にお役所には、「プロトタイプ開発に予算なんか出ないよ。完成品を納品してくれ」で終了。じゃあ完成品の仕様を決めろよというと、「現場と相談します」といって音沙汰なし。
お役所だと仕様を詰めた担当がリリース頃にはいなくなったりするからよっぽど熱心な担当捕まえない限り身を守るためのドキュメント整理だけで足が出ちゃう予算だな
訳の解らない事からルールを作り、ルールが全部出来た時点で完成なのに、役人だと出来ているルールを扱うのが仕事でしょうから、無理なんでしょうね。
といってルールをつくる専門家である議員を連れてきてもだめそうだし(朝、駅前に立っている人にそんな事をいってもむりそう)。
お役所でありがちなのが、
(0) だいたい、法案や制度を作ったり改正する最初の動機そのものは正しいことが多い。
(1) そのうち、とにかく法案を通す・成立させるために、説明のしやすさだけに注力してルール作成。特に、「整合性」の名のもとに、近隣の制度との切り分けで歪なルールがそそかしこに。
(2) 法案が通って、いざ現場におろしてみると、ほかの法律や制度と辻褄が合わなくて、いろいろ現場の運用でなんとか凌ぐ。
(3) その「運用」がいつのまにか固定ルール化して、正規ルールのように振る舞い出す。受け継いだ人間はとにかく後生大事に前例主義。
(4) その「運用ルール」をかいくぐって、新たな法律や制度が積み重なり、スパゲッティーに。そして、よりややこしい運用ルールが出来上がる。
(5) それらをいざ IT 化しようとして、とにかく最初(第(0)ステップ)のモチベーションや目的もわからず、スパゲッティーになった運用ルールの塊をそのままシステム化しようとする。
(6) しかし明文化されていないルールが多く、暗黙で受け継がれてきた阿吽の呼吸ルールは顕在化出来ずじまい。
結果、要件定義できない発注の出来上がり。
内閣立法ってのがあってな。現実にはこれが立法の大部分を占めてて、担当はもちろん役人。
>じゃあ完成品の仕様を決めろよというと、「現場と相談します」といって音沙汰なし。
上記の通りの経緯を経て協議が行われた。→現行での処理仕様の調査から任されることに。→(業務の)素人考えでもおかしいとわかる危険な仕様バグがいくつか発覚。→どうなれば正しいんですか?と質問状提出。→音沙汰なし。
最終的に、こっちで一般解を調べて、おそらくこれが正しい処理、を提示して事無きを得たことになった。
3人くらい首が飛んだのにそれは果たして「事無き」だったのかとか、そもそも首飛ばしたからってそれで済む話なのかとかいろいろあるが、追加作業分もきっちりお金もらえたので無問題。
・・・だよね?
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
開発側だけの問題にするなよ! (スコア:2, すばらしい洞察)
この手のニュースが出るといつもシステム開発ベンダー側に問題がある様な論調になっているが、
発注側に問題がないってことが言い切れるのか?
「コンピュータは専門家に任せておりますので」
っていうのが発注側の常套句だが、自分たちの日常業務をしっかりと定義も出来ない、つまり、
仕事そのものが曖昧なのを棚に上げて、”コンピュータは夢の箱”にして悪者化している。
それを成し遂げるのがシステム屋の腕の見せ所?
冗談じゃぁない!
Re: (スコア:1)
うん、まぁ、だから、使ってみるまでわからないという想像力のない顧客向けに
一度使ってみて修正を入れるという2フェーズ開発を認めさせないとダメだよね。
バカは金(つまり時間)を使って、システムを作らざるを得ないという
のが当たり前という風潮になればなぁ
Re:開発側だけの問題にするなよ! (スコア:2, すばらしい洞察)
特にお役所には、
「プロトタイプ開発に予算なんか出ないよ。完成品を納品してくれ」
で終了。
じゃあ完成品の仕様を決めろよというと、「現場と相談します」といって音沙汰なし。
Re: (スコア:0)
お役所だと仕様を詰めた担当がリリース頃にはいなくなったりするから
よっぽど熱心な担当捕まえない限り
身を守るためのドキュメント整理だけで足が出ちゃう予算だな
Re: (スコア:0)
訳の解らない事からルールを作り、ルールが全部出来た時点で完成なのに、
役人だと出来ているルールを扱うのが仕事でしょうから、無理なんでしょうね。
といってルールをつくる専門家である議員を連れてきてもだめそうだし(朝、
駅前に立っている人にそんな事をいってもむりそう)。
Re:開発側だけの問題にするなよ! (スコア:2)
お役所でありがちなのが、
(0) だいたい、法案や制度を作ったり改正する最初の動機そのものは正しいことが多い。
(1) そのうち、とにかく法案を通す・成立させるために、説明のしやすさだけに注力してルール作成。特に、「整合性」の名のもとに、近隣の制度との切り分けで歪なルールがそそかしこに。
(2) 法案が通って、いざ現場におろしてみると、ほかの法律や制度と辻褄が合わなくて、いろいろ現場の運用でなんとか凌ぐ。
(3) その「運用」がいつのまにか固定ルール化して、正規ルールのように振る舞い出す。受け継いだ人間はとにかく後生大事に前例主義。
(4) その「運用ルール」をかいくぐって、新たな法律や制度が積み重なり、スパゲッティーに。そして、よりややこしい運用ルールが出来上がる。
(5) それらをいざ IT 化しようとして、とにかく最初(第(0)ステップ)のモチベーションや目的もわからず、スパゲッティーになった運用ルールの塊をそのままシステム化しようとする。
(6) しかし明文化されていないルールが多く、暗黙で受け継がれてきた阿吽の呼吸ルールは顕在化出来ずじまい。
結果、要件定義できない発注の出来上がり。
Re: (スコア:0)
内閣立法ってのがあってな。
現実にはこれが立法の大部分を占めてて、担当はもちろん役人。
Re: (スコア:0)
>じゃあ完成品の仕様を決めろよというと、「現場と相談します」といって音沙汰なし。
上記の通りの経緯を経て協議が行われた。
→現行での処理仕様の調査から任されることに。
→(業務の)素人考えでもおかしいとわかる危険な仕様バグがいくつか発覚。
→どうなれば正しいんですか?と質問状提出。
→音沙汰なし。
最終的に、こっちで一般解を調べて、おそらくこれが正しい処理、を提示して事無きを得たことになった。
3人くらい首が飛んだのにそれは果たして「事無き」だったのかとか、
そもそも首飛ばしたからってそれで済む話なのかとかいろいろあるが、
追加作業分もきっちりお金もらえたので無問題。
・・・だよね?