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「より安全な」と言っても、その安全が他の発電に比べてほど遠いというか、桁違いなんだよね。発電してる時も、その後も。確かに二酸化炭素排出は減るだろうけど、発電後の放射性廃棄物を半永久的に抱えなければならない。彼らはそこのところを無視してるよね(日本について見るなら、日本みたいな土地の狭い地域の問題)。再生可能エネルギーを除けば、地球を汚さずに発電なんてできないし、原子力発電が不可欠視しないといけないほど圧倒的にクリーンだとは思えない。影響としては、原子力発電の作る電力が大きいから、他の発電の技術や効率向上、節電(技術面にしろ、精神的な面にしろ)がないがしろにされる。政治的に見ると、ないと困る、を錦の御旗に際限なく作り続けたり、反対を根こそぎ否定(これは政治家レベルに限らず、ネット掲示板のような大衆レベルでも言える)する。
> 反対を根こそぎ否定(これは政治家レベルに限らず、ネット掲示板のような大衆レベルでも言える)する。ここスラドでも以前のストーリーで
A「エネルギー安全保障のために輸入した燃料ではなく原発を(キリッ」↓B「あれ?現状ウランは輸入してるし、使用済み核燃料からプルトニウムを抽出するのも外国頼みだよね?じゃあ原子力でもエネルギー安全保障は無理だよな。どのみち詰んでるじゃんwww」↓C「だったらお前が死ね!」
という途方もなく頭の悪いコメントの応酬を目にして唖然としたな。
入手先の分散、備蓄が対応できる期間が問題なんじゃない?
石油一本の場合、その輸入ルートを絶たれたらお終い。ウランも並行していれば、石油が絶たれても、別のルートで電力は少しはもつ。まあ、「電力」の原料の仕入先は複数確保しておくべき、ということだね。
仮に輸入がすべて停止した場合、石油ってのは、数ヶ月しかもたない。ウランは数年はもつ。で、最近の国際紛争を見れば、ドンパチは数ヶ月で終了する。だから、石油だけではその期間中にエネルギーが尽きるけど、原子力は耐えられる、ということで。
現時点での各資源の主要な輸入先だけれど、
石油 : 中東地域 天然ガス : 東南アジア・オーストラリア 石炭 : オーストラリア・インドネシア ウラン : オーストラリア・カナダ・アフリカ
石油が中東一極集中であることを除けば、その他の資源はその資源単体で結構分散している。これだけ分散していれば、二つ位の資源が1年位入手できなくなっても、大きな影響は無い。
# 例えば、中東紛争再び+石炭利用の害が突如としてクローズアップとか。
参考日本の輸入ウランの原産国 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/energy-in-japan/energy2006html/gra... [meti.go.jp]
原油の生産トップ10と日本の輸入先 http://www.teikokushoin.co.jp/statistics/map/index16.html [teikokushoin.co.jp]
天然ガスの生産トップ10と日本の輸入先
>これだけ分散していれば、二つ位の資源が1年位入手できなくなっても、大きな影響は無いいやいやいや、大有りでしょ。例えば、ものすごく単純に考えて資源を「石油」「石炭」「原子力」と3等分して「石油」がダメになった場合、原子力が無ければ、「石油」と「石炭」の2つのうちの「石炭」だけしか残らないから、1/2になる。原子力があった場合、3つのうちの1つが無くなっただけだから、2/3が残る。大きな違いだよ。
それに、同じ種類の資源の場合、入手先の一つがポシャるだけで他所からの価格が跳ね上がる可能性がある。だから、その期間の価格の変動に影響されない「1年以上もつ」資源が必要なんよ。価格が変わらない(買わないですむ)資源をもってること自体が、他の資源の価格上昇を抑えるのよ。
エネルギー安全保障というのはたしかに入手先の話で、分散していれば安全、という見方はありますがその裏には足元見られて値段ふかっけられているという事実があるわけで日本という国全体を見る場合には結局、原発稼動が現実的だと思いますねー。シェールガス輸入が始まるのはもう少し先ですし。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
彼らの主張も一面に過ぎない (スコア:0)
「より安全な」と言っても、その安全が他の発電に比べてほど遠いというか、桁違いなんだよね。発電してる時も、その後も。
確かに二酸化炭素排出は減るだろうけど、発電後の放射性廃棄物を半永久的に抱えなければならない。彼らはそこのところを無視してるよね(日本について見るなら、日本みたいな土地の狭い地域の問題)。再生可能エネルギーを除けば、地球を汚さずに発電なんてできないし、原子力発電が不可欠視しないといけないほど圧倒的にクリーンだとは思えない。
影響としては、原子力発電の作る電力が大きいから、他の発電の技術や効率向上、節電(技術面にしろ、精神的な面にしろ)がないがしろにされる。政治的に見ると、ないと困る、を錦の御旗に際限なく作り続けたり、反対を根こそぎ否定(これは政治家レベルに限らず、ネット掲示板のような大衆レベルでも言える)する。
Re:彼らの主張も一面に過ぎない (スコア:1)
> 反対を根こそぎ否定(これは政治家レベルに限らず、ネット掲示板のような大衆レベルでも言える)する。
ここスラドでも以前のストーリーで
A「エネルギー安全保障のために輸入した燃料ではなく原発を(キリッ」
↓
B「あれ?現状ウランは輸入してるし、使用済み核燃料からプルトニウムを抽出するのも外国頼みだよね?じゃあ原子力でもエネルギー安全保障は無理だよな。どのみち詰んでるじゃんwww」
↓
C「だったらお前が死ね!」
という途方もなく頭の悪いコメントの応酬を目にして唖然としたな。
Re: (スコア:0)
入手先の分散、備蓄が対応できる期間が問題なんじゃない?
石油一本の場合、その輸入ルートを絶たれたらお終い。
ウランも並行していれば、石油が絶たれても、別のルートで電力は少しはもつ。
まあ、「電力」の原料の仕入先は複数確保しておくべき、ということだね。
仮に輸入がすべて停止した場合、
石油ってのは、数ヶ月しかもたない。
ウランは数年はもつ。
で、最近の国際紛争を見れば、ドンパチは数ヶ月で終了する。
だから、石油だけではその期間中にエネルギーが尽きるけど、
原子力は耐えられる、ということで。
Re: (スコア:0)
現時点での各資源の主要な輸入先だけれど、
石油 : 中東地域
天然ガス : 東南アジア・オーストラリア
石炭 : オーストラリア・インドネシア
ウラン : オーストラリア・カナダ・アフリカ
石油が中東一極集中であることを除けば、その他の資源はその資源単体で結構分散している。
これだけ分散していれば、二つ位の資源が1年位入手できなくなっても、大きな影響は無い。
# 例えば、中東紛争再び+石炭利用の害が突如としてクローズアップとか。
参考
日本の輸入ウランの原産国
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/energy-in-japan/energy2006html/gra... [meti.go.jp]
原油の生産トップ10と日本の輸入先
http://www.teikokushoin.co.jp/statistics/map/index16.html [teikokushoin.co.jp]
天然ガスの生産トップ10と日本の輸入先
Re:彼らの主張も一面に過ぎない (スコア:1)
>これだけ分散していれば、二つ位の資源が1年位入手できなくなっても、大きな影響は無い
いやいやいや、大有りでしょ。
例えば、ものすごく単純に考えて資源を「石油」「石炭」「原子力」と3等分して
「石油」がダメになった場合、
原子力が無ければ、「石油」と「石炭」の2つのうちの「石炭」だけしか残らないから、1/2になる。
原子力があった場合、3つのうちの1つが無くなっただけだから、2/3が残る。大きな違いだよ。
それに、同じ種類の資源の場合、入手先の一つがポシャるだけで他所からの価格が跳ね上がる可能性がある。
だから、その期間の価格の変動に影響されない「1年以上もつ」資源が必要なんよ。
価格が変わらない(買わないですむ)資源をもってること自体が、他の資源の価格上昇を抑えるのよ。
Re: (スコア:0)
エネルギー安全保障というのはたしかに入手先の話で、分散していれば安全、という見方はありますが
その裏には足元見られて値段ふかっけられているという事実があるわけで
日本という国全体を見る場合には結局、原発稼動が現実的だと思いますねー。
シェールガス輸入が始まるのはもう少し先ですし。