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自動車についてもLinuxについても半可通なのでえらいひとのツッコミ希望。
まず第一には、Automobile Grade Linuxと言う奴がある。http://automotive.linuxfoundation.org/ [linuxfoundation.org]Androidと言えどもLinuxベースなので、ここと別に直接対抗するわけではないと思うけど、ここのメンバーに今回名前の挙がった企業のうち、コアメンバーで重複しているのはHYUNDAIとNVIDIA(こっちは石屋なのであらゆる所に顔を出してるだけだと思うけど)だけという関係にあります。参加企業はLinuxFoundationなので当然多岐にわたり、LinuxFoundation本体のゴールドメンバでもあるトヨタ、日産、Jaguar、HYUNDAI、アイシン、デンソー、Panasonic、富士通、Ti、ルネサスなど自動車に馴染みの深いメーカが多数参加していて、今回のメンバーに入っているNVIDIAも参加しています。
もうひとつがhttp://www.genivi.org/ [genivi.org]これは車載情報システムの標準化を図ろうという団体で、ソフトウエアを開発とか言うよりも、規格・基準、認証制度を司る団体なので微妙に違うカモ知れませんが、ここは2010年にMeeGoをリファレンスのプラットフォームにするよ、と言っていたこともありました。
そして今は。上記両方の動きがくっついて、Tizen IVIというのがあります。https://www.tizen.org/ [tizen.org]https://wiki.tizen.org/wiki/IVI [tizen.org]https://www.tizenassociation.org/ [tizenassociation.org]こちらはLinux Foundationの上記したがAutomobile Grade Linuxが「リファレンス」としてやっているもので、特にIntelが旗を振っている印象のあるプラットフォームプロジェクトのTizenの自動車版。一時は死んだなんて話題になりましたが、スマートフォン向けはともかく自動車向けでは順調のようで、関連のデモはトヨタなどAGLに参加している企業はもちろん、それ以外にBMWなどもデモをしていて、それらに較べるとかなり小さい粟粒のような企業からも関連のデモがなされる段階に来ているよう。ニュースを見ているともうすでにかなり成果が上がっていて、安定しているかどうかは分からないけれど、この間3.0が出て、それを積んだカーナビは今年中に出るとか出ないとか。
今回の動きはTizen IVIに対抗したものであるのは間違いなさそうなんですが、GM,Audi,HONDAってのは、従来この界隈であまり名前を聞かない企業ですから、どうも遅れを取り戻すためにGoogleを抱き込んだ、あるいは、Googleが遅れているメーカを抱き込んで一発ぶち上げた、と見るのがいいような。どうなりますかねえ。
現状でその3団体の協業にあるのは正しいんだけど、歴史がちょっと違う。もともとは、インテルがやっていたMoblin [wikipedia.org]にMoblin for IVI [asu.edu]があって、それが最初だと思う。その後はご存じのとおり、MoblinがMeeGoになったが、インテルは撤退して別にTizenを立ち上げた。GENIVIはMoblin時代から関わっていて、MeeGo→Tizenとプラットフォームを乗り換え。Automobile Grade Linuxは知らなかったのだけど、2012年設立らしいので、機を見てLinux Foundationが立ち上げたのかな。
どのレベルで標準化して、何を新規に開発しているのかは気になるが、10年前ならともかく、2014年の現在のニュースとしては、似て非なるものがまた一つ増えたぐらいの感覚しかない。医療、原子力、宇宙と繰り込み機器でLinux系を使用していないものを探す方が難しいのが今日の状況。実際、Linuxで医療向けや原子力向けに組み込みシステムを開発したことがあるしなあ(信頼性確保のためのテストの方の人達は大変だったと聞く)。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
類似(?)のプロジェクト (スコア:3, 参考になる)
自動車についてもLinuxについても半可通なのでえらいひとのツッコミ希望。
まず第一には、
Automobile Grade Linuxと言う奴がある。
http://automotive.linuxfoundation.org/ [linuxfoundation.org]
Androidと言えどもLinuxベースなので、ここと別に直接対抗するわけではないと思うけど、
ここのメンバーに今回名前の挙がった企業のうち、コアメンバーで重複しているのはHYUNDAIとNVIDIA(こっちは石屋なのであらゆる所に顔を出してるだけだと思うけど)だけという関係にあります。
参加企業はLinuxFoundationなので当然多岐にわたり、LinuxFoundation本体のゴールドメンバでもあるトヨタ、日産、Jaguar、HYUNDAI、アイシン、デンソー、Panasonic、富士通、Ti、ルネサスなど自動車に馴染みの深いメーカが多数参加していて、今回のメンバーに入っているNVIDIAも参加しています。
もうひとつが
http://www.genivi.org/ [genivi.org]
これは車載情報システムの標準化を図ろうという団体で、ソフトウエアを開発とか言うよりも、規格・基準、認証制度を司る団体なので微妙に違うカモ知れませんが、ここは2010年にMeeGoをリファレンスのプラットフォームにするよ、と言っていたこともありました。
そして今は。
上記両方の動きがくっついて、Tizen IVIというのがあります。
https://www.tizen.org/ [tizen.org]
https://wiki.tizen.org/wiki/IVI [tizen.org]
https://www.tizenassociation.org/ [tizenassociation.org]
こちらはLinux Foundationの上記したがAutomobile Grade Linuxが「リファレンス」としてやっているもので、
特にIntelが旗を振っている印象のあるプラットフォームプロジェクトのTizenの自動車版。
一時は死んだなんて話題になりましたが、スマートフォン向けはともかく自動車向けでは順調のようで、関連のデモはトヨタなどAGLに参加している企業はもちろん、それ以外にBMWなどもデモをしていて、それらに較べるとかなり小さい粟粒のような企業からも関連のデモがなされる段階に来ているよう。
ニュースを見ているともうすでにかなり成果が上がっていて、安定しているかどうかは分からないけれど、この間3.0が出て、それを積んだカーナビは今年中に出るとか出ないとか。
今回の動きはTizen IVIに対抗したものであるのは間違いなさそうなんですが、
GM,Audi,HONDAってのは、従来この界隈であまり名前を聞かない企業ですから、どうも遅れを取り戻すためにGoogleを抱き込んだ、あるいは、Googleが遅れているメーカを抱き込んで一発ぶち上げた、と見るのがいいような。
どうなりますかねえ。
Re:類似(?)のプロジェクト (スコア:1)
現状でその3団体の協業にあるのは正しいんだけど、歴史がちょっと違う。
もともとは、インテルがやっていたMoblin [wikipedia.org]にMoblin for IVI [asu.edu]があって、それが最初だと思う。
その後はご存じのとおり、MoblinがMeeGoになったが、インテルは撤退して別にTizenを立ち上げた。
GENIVIはMoblin時代から関わっていて、MeeGo→Tizenとプラットフォームを乗り換え。
Automobile Grade Linuxは知らなかったのだけど、2012年設立らしいので、機を見てLinux Foundationが立ち上げたのかな。
Re: (スコア:0)
どのレベルで標準化して、何を新規に開発しているのかは気になるが、10年前ならともかく、2014年の現在のニュースとしては、似て非なるものがまた一つ増えたぐらいの感覚しかない。
医療、原子力、宇宙と繰り込み機器でLinux系を使用していないものを探す方が難しいのが今日の状況。実際、Linuxで医療向けや原子力向けに組み込みシステムを開発したことがあるしなあ(信頼性確保のためのテストの方の人達は大変だったと聞く)。