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期間限定なのかwindowsタブレットの市場が十分大きくなったところで本来の価格に戻すのか…。
いや、期間限定セールをやってるわけじゃなく、「工場の生産量は保たなきゃいけないし作ってしまったものは安値でも売らなきゃいけない」という事情が今の状況を生み出しているのですよ。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20131227_629062.html [impress.co.jp] の「Intel CEO交代」のとこで後藤弘茂氏が論じてますけど
【後藤】Intelが今抱えてる問題は、Fabを埋めることができなくなりつつあること。Intelのこれまでの強みは、膨大なFabを持って、それを常に最先端設備に展開して、すごく高い平均単価の製品を膨大な数作り、その利益を研究開発にあて、他
その内容は、「他チップ製造者も同じ苦境にある」という観点を無視しているため、意味がありません。
最先端半導体生産において真っ先に必要なのは、より微細なプロセスルールで歩留りよく製造する技術です。まずこれがないと同じ技術レベルのものを製造することすらできません。そしてここでIntelは他企業の3年以上先を行っています。
その先として、同じプロセスルールならなるべくウェハーの面積を大きくしてより大量生産しより大量販売する、という観点がありますが、ここでプロセスルールがシュリンクしたことによる「作”れ”すぎ」が問題になるのはIntel以外の他企業も同じです。
> ここでプロセスルールがシュリンクしたことによる「作”れ”すぎ」が問題になるのは> Intel以外の他企業も同じです。>> その先どうなるかと言えば、企業の力のぶつかり合いです。> そこでIntelが負けることはありえませんので、
ところが、そうとも限らないんですな。Intelが微細化で他社に対して明らかなリードがあるのはその通り。
かつては微細化=コスト低下でしたから、これは他社に対して、コスト面でも明らかなリードがあることを意味していました。
ところが、微細化が困難になるにつれ、この構図が崩れてきました。その結果、以下のようなことが起きるわけです。:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/1month-kouza/20131226_629046.html [impress.co.jp]> 面白いのはこのSoFIA、Intel社内での製造ではないことだ。…> これは、IntelのFabは確かに高い技術を誇っているが、その反面生産に要するコストも高い。> つまり販売価格を高くできるBoxtonはともかく、低価格製品向けのSoFIAまで製造するとコストに見合わないことになる。> このため、SoFIAに関しては外部のファウンダリを使うことにした、ということだろう。
半導体生産技術においてインテルが世界トップの地位にあることを疑う人はいませんが、そのインテルも、分野によっては、既にその地位を失ってるわけです。
だから、投資を生かせず、Fabを休眠させるみたいなこともあるわけです。http://www.usfl.com/?p=34834 [usfl.com]> インテルは14日、アリゾナ州チャンドラーに昨年末完成した大規模な最新半導体工場「ファブ42」(総工費52億ドル)に> ついて、当面は使わない予定であることを明らかにした。…> 生産能力が必要を上回ったという状況。過去にも不況の時期にそういうことがあったが、上昇期には珍しい
> かつては微細化=コスト低下でしたから、これは他社に対して、コスト面でも明らかなリードがある> ことを意味していました。>> ところが、微細化が困難になるにつれ、この構図が崩れてきました。
崩れてませんよ。
チップ製造で利益を出すには、高収益のチップを作れることが不可欠です。これはたとえば最先端プロセスルールで製造されるサーバー向けチップなどです。サーバー向けチップでは処理性能とならんで消費電力軽減が非常に重要視されますので、ここで最先端プロセスルールを持っていないということは許されません。
なので、上記を持っているインテルからすれば圧倒的に収益率の良いサーバー向けチップ(など)向けのラインで、空いているところがあればBayTrailなどを埋めとけば小遣い稼ぎになるし自社のシェアも増える、程度の話でいいわけです。
> チップ製造で利益を出すには、高収益のチップを作れることが不可欠です。> これはたとえば最先端プロセスルールで製造されるサーバー向けチップなどです。
これはある程度までは正しいですが、Intelほどの高収益が必要かというと、そうでもないですね。Intel以外のFab各社も、Intelには利益率の点で劣りますが、おおむね利益を出しているわけです。ここで、利益率はちょっと低くても、生産数が十分多ければ、次世代Fabの建設に必要な資金を捻出できることに注意が必要です。逆に、利益率は高くても、生産数が少なすぎると、次世代Fabの建設に必要な投資の絶対額を賄えなくなり
あなたの話は「Intel以外の企業は影響を受けず、Intelだけひどい目に逢うんだ」にしか向いてないので、ぶっちゃけ長々書かれても面白くもなんともないんですが・・・・。
たとえばその記事ではほとんど触れられていない、しかし非常に重要なセグメントであるx86サーバ向けCPUが今後急激に伸びなくなるという明確なソースがあればぜひ出してください。Intelからすれば、高収益であるx86サーバの下の(主な)セグメントがPC用CPUからスマホやタブレットのCPUに挿し替わるっていうならそれはそれで問題ないんですよ?
その先で、すべてがInte
> あなたの話は> 「Intel以外の企業は影響を受けず、Intelだけひどい目に逢うんだ」> にしか向いてないので、
誰もそんなことは書いてないと思いますが…私が書いているのは、「インテルは、半導体生産技術における、現在の特別な地位を失い、ふつうのファブになる可能性がある」という話ですよ。
> しかし非常に重要なセグメントであるx86サーバ向けCPUが> 今後急激に伸びなくなるという明確なソースがあればぜひ出してください。
絶対性能よりも性能電力比を要求するというトレンドがあることですね。もちろん、絶対的なシングルスレッド性能を要求する市場は残ると思
「インテルは、半導体生産技術における、現在の特別な地位を失い、ふつうのファブになる可能性がある」
そんな状況で、Intel未満の半導体屋がふつうのファブ以下になるとは思わんの?他社に比べてアドバンテージを持ってるIntelでさえ崩れる時に、他のファブがそう簡単に漁夫の利を得れる根拠はなんですか?
そういう話でしょうに…。
> Intel未満
Intelって最高の半導体メーカーなんですか?
研究開発費や設備投資が大きいということは、見方を変えれば損益分岐点が高いということです。量的に主力であるx86CPUを搭載したPCの販売台数が減少傾向で、IntelのFabを使い切れないというニュースが流れるから、こんなストーリーが立つわけで。
単に噛み合っていないだけで、評価基準はお二人とも同じように思えます。Intelふうに考えると、彼ら自身に求められる利益率とか賭けの期待値とかがとても高いので、片方のACさんは「利益率が下がる、今後は危うい」という論を展開する。もう片方のACさんから見れば危機と言っても常識的には大したことではなくて、今後IntelがAMDとかかつてのDECやらと同じくらいには維持できる、と考える、というふうに見えます。
Intelが気にするのは絶対的繁栄、コンピュータ産業の独占的なコントロールであって、同じ市場の一企業として協力してやっていくという意識がなさそうに見えるということはありませんか? Qualcommのようにある分野で50%のシェアを持っている企業を"人並み"と定義するような基準であれば、Intelの今の状況は危機的、先行きは暗い、といえるのではないでしょうか。外から見ると眩しくて困るわけですけども。
>Intelからすれば、高収益であるx86サーバの下の(主な)セグメントが>PC用CPUからスマホやタブレットのCPUに挿し替わるっていうならそれはそれで問題ないんですよ?
大問題だとおもいますが。PC用のCPUはそれこそ最低価格が50USD-500USDほどですけれど、スマートフォンとタブレットのCPUは20USDで最高峰ですから。それだけのIntelの売上が削られる事になります。しかもサーバー向けより数が出ているPC向けが置き換わるインパクトは大きい。
サーバでは性能及び燃費と並んで安定性が重要視されるのであまり意味がない。実際この分野におけるIBMや富士通オラクルのCPUとインテルの製品の世代には差があまりない。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
いつまでその価格で提供を続けるのだろう (スコア:0)
期間限定なのかwindowsタブレットの市場が十分大きくなったところで本来の価格に戻すのか…。
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
いや、期間限定セールをやってるわけじゃなく、「工場の生産量は保たなきゃいけないし作ってしまったものは安値でも売らなきゃいけない」という事情が今の状況を生み出しているのですよ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20131227_629062.html [impress.co.jp]
の「Intel CEO交代」のとこで後藤弘茂氏が論じてますけど
Re: (スコア:1)
その内容は、「他チップ製造者も同じ苦境にある」という観点を無視しているため、意味がありません。
最先端半導体生産において真っ先に必要なのは、より微細なプロセスルールで歩留りよく製造する技術です。
まずこれがないと同じ技術レベルのものを製造することすらできません。
そしてここでIntelは他企業の3年以上先を行っています。
その先として、同じプロセスルールならなるべくウェハーの面積を大きくしてより大量生産しより大量販売する、
という観点がありますが、
ここでプロセスルールがシュリンクしたことによる「作”れ”すぎ」が問題になるのは
Intel以外の他企業も同じです。
Re:いつまでその価格で提供を続けるのだろう (スコア:1)
> ここでプロセスルールがシュリンクしたことによる「作”れ”すぎ」が問題になるのは
> Intel以外の他企業も同じです。
>
> その先どうなるかと言えば、企業の力のぶつかり合いです。
> そこでIntelが負けることはありえませんので、
ところが、そうとも限らないんですな。
Intelが微細化で他社に対して明らかなリードがあるのはその通り。
かつては微細化=コスト低下でしたから、これは他社に対して、コスト面でも明らかなリードがある
ことを意味していました。
ところが、微細化が困難になるにつれ、この構図が崩れてきました。
その結果、以下のようなことが起きるわけです。:
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/1month-kouza/20131226_629046.html [impress.co.jp]
> 面白いのはこのSoFIA、Intel社内での製造ではないことだ。
…
> これは、IntelのFabは確かに高い技術を誇っているが、その反面生産に要するコストも高い。
> つまり販売価格を高くできるBoxtonはともかく、低価格製品向けのSoFIAまで製造するとコストに見合わないことになる。
> このため、SoFIAに関しては外部のファウンダリを使うことにした、ということだろう。
半導体生産技術においてインテルが世界トップの地位にあることを疑う人はいませんが、
そのインテルも、分野によっては、既にその地位を失ってるわけです。
だから、投資を生かせず、Fabを休眠させるみたいなこともあるわけです。
http://www.usfl.com/?p=34834 [usfl.com]
> インテルは14日、アリゾナ州チャンドラーに昨年末完成した大規模な最新半導体工場「ファブ42」(総工費52億ドル)に
> ついて、当面は使わない予定であることを明らかにした。
…
> 生産能力が必要を上回ったという状況。過去にも不況の時期にそういうことがあったが、上昇期には珍しい
Re: (スコア:0)
> かつては微細化=コスト低下でしたから、これは他社に対して、コスト面でも明らかなリードがある
> ことを意味していました。
>
> ところが、微細化が困難になるにつれ、この構図が崩れてきました。
崩れてませんよ。
チップ製造で利益を出すには、高収益のチップを作れることが不可欠です。
これはたとえば最先端プロセスルールで製造されるサーバー向けチップなどです。
サーバー向けチップでは処理性能とならんで消費電力軽減が非常に重要視されますので、
ここで最先端プロセスルールを持っていないということは許されません。
なので、上記を持っているインテルからすれば
圧倒的に収益率の良いサーバー向けチップ(など)向けのラインで、
空いているところがあればBayTrailなどを埋めとけば小遣い稼ぎになるし自社のシェアも増える、
程度の話でいいわけです。
Re: (スコア:0)
> チップ製造で利益を出すには、高収益のチップを作れることが不可欠です。
> これはたとえば最先端プロセスルールで製造されるサーバー向けチップなどです。
これはある程度までは正しいですが、Intelほどの高収益が必要かというと、そうでもないですね。
Intel以外のFab各社も、Intelには利益率の点で劣りますが、おおむね利益を出しているわけです。
ここで、利益率はちょっと低くても、生産数が十分多ければ、次世代Fabの建設に必要な資金を捻出できる
ことに注意が必要です。
逆に、利益率は高くても、生産数が少なすぎると、次世代Fabの建設に必要な投資の絶対額を賄えなくなり
Re: (スコア:0)
あなたの話は
「Intel以外の企業は影響を受けず、Intelだけひどい目に逢うんだ」
にしか向いてないので、ぶっちゃけ長々書かれても面白くもなんともないんですが・・・・。
たとえばその記事ではほとんど触れられていない、
しかし非常に重要なセグメントであるx86サーバ向けCPUが
今後急激に伸びなくなるという明確なソースがあればぜひ出してください。
Intelからすれば、高収益であるx86サーバの下の(主な)セグメントが
PC用CPUからスマホやタブレットのCPUに挿し替わるっていうならそれはそれで問題ないんですよ?
その先で、すべてがInte
Re: (スコア:0)
> あなたの話は
> 「Intel以外の企業は影響を受けず、Intelだけひどい目に逢うんだ」
> にしか向いてないので、
誰もそんなことは書いてないと思いますが…
私が書いているのは、「インテルは、半導体生産技術における、現在の特別な地位を失い、
ふつうのファブになる可能性がある」という話ですよ。
> しかし非常に重要なセグメントであるx86サーバ向けCPUが
> 今後急激に伸びなくなるという明確なソースがあればぜひ出してください。
絶対性能よりも性能電力比を要求するというトレンドがあることですね。
もちろん、絶対的なシングルスレッド性能を要求する市場は残ると思
Re: (スコア:0)
「インテルは、半導体生産技術における、現在の特別な地位を失い、ふつうのファブになる可能性がある」
そんな状況で、Intel未満の半導体屋がふつうのファブ以下になるとは思わんの?
他社に比べてアドバンテージを持ってるIntelでさえ崩れる時に、他のファブがそう簡単に漁夫の利を得れる根拠はなんですか?
そういう話でしょうに…。
Re: (スコア:0)
> Intel未満
Intelって最高の半導体メーカーなんですか?
研究開発費や設備投資が大きいということは、見方を変えれば損益分岐点が高いということです。
量的に主力であるx86CPUを搭載したPCの販売台数が減少傾向で、IntelのFabを使い切れないというニュースが流れるから、こんなストーリーが立つわけで。
Re:いつまでその価格で提供を続けるのだろう (スコア:2)
単に噛み合っていないだけで、評価基準はお二人とも同じように思えます。Intelふうに考えると、彼ら自身に求められる利益率とか賭けの期待値とかがとても高いので、片方のACさんは「利益率が下がる、今後は危うい」という論を展開する。もう片方のACさんから見れば危機と言っても常識的には大したことではなくて、今後IntelがAMDとかかつてのDECやらと同じくらいには維持できる、と考える、というふうに見えます。
Intelが気にするのは絶対的繁栄、コンピュータ産業の独占的なコントロールであって、同じ市場の一企業として協力してやっていくという意識がなさそうに見えるということはありませんか? Qualcommのようにある分野で50%のシェアを持っている企業を"人並み"と定義するような基準であれば、Intelの今の状況は危機的、先行きは暗い、といえるのではないでしょうか。外から見ると眩しくて困るわけですけども。
Re: (スコア:0)
>Intelからすれば、高収益であるx86サーバの下の(主な)セグメントが
>PC用CPUからスマホやタブレットのCPUに挿し替わるっていうならそれはそれで問題ないんですよ?
大問題だとおもいますが。
PC用のCPUはそれこそ最低価格が50USD-500USDほどですけれど、スマートフォンとタブレットのCPUは20USDで最高峰ですから。
それだけのIntelの売上が削られる事になります。
しかもサーバー向けより数が出ているPC向けが置き換わるインパクトは大きい。
Re: (スコア:0)
サーバでは性能及び燃費と並んで安定性が重要視されるのであまり意味がない。
実際この分野におけるIBMや富士通オラクルのCPUとインテルの製品の世代には差があまりない。