学術誌では、既に発表された論文の信憑性に大きな問題があると思われたとき、それを批判しさらには否定するデータをのせたコメンタリーを研究者が実名で発表することはよくあります。内部告発よりも効果的ですし、研究者として正攻法だと思います。例えば、植物分野ですが、2005年にNATUREに突然変異が不可思議なメカニズムで野生型に自動修復するという論文が掲載されたのですが、それは交雑の頻度があがったことによる(野生型花粉のコンタミ)とする反論が2006年にやはりNATUREにBrief Communication Arisingという形で掲載されています。同じような形で発表することも可能だと思います。参考まで。 http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7110/abs/nature05251.html [nature.com]
NATURE Brief Communications Arising (スコア:1)
STAP論文のpublicly availableなChIP inputをショットガンシーケンス様にアラインし直したところ興味深いことが解った、という一連の日記を興味深く拝見させていただきました。どなたかもおっしゃっていますが、学術雑誌のエディターおよび研究者コミュニティーへの提言ということで、査読論文ではなくてコメンタリーとしてpublishされることをおすすめします。NATUREでしたらBrief Communication、SCIENCEならLettersというセクションがそうなのかな。
学術誌では、既に発表された論文の信憑性に大きな問題があると思われたとき、それを批判しさらには否定するデータをのせたコメンタリーを研究者が実名で発表することはよくあります。内部告発よりも効果的ですし、研究者として正攻法だと思います。例えば、植物分野ですが、2005年にNATUREに突然変異が不可思議なメカニズムで野生型に自動修復するという論文が掲載されたのですが、それは交雑の頻度があがったことによる(野生型花粉のコンタミ)とする反論が2006年にやはりNATUREにBrief Communication Arisingという形で掲載されています。同じような形で発表することも可能だと思います。参考まで。
http://www.nature.com/nature/journal/v443/n7110/abs/nature05251.html [nature.com]