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そんな細かい区分作って何がしたいんだか。
ビールは炭酸を管理しないといけなかったり、冷やさないといけなかったりと扱いが大変だったので、贅沢品として税率が高い。酒税の税率 [mof.go.jp]。
その後、ビールが大衆化したため税金ががんがん入ってくるようになった。そこに風穴が開けられたのが、ビールの定義として麦芽比率が決まってることに気づいたメーカーが開発した麦芽量が少ないビール風飲料が発泡酒。で、財務省も対抗して酒税法を改正して麦芽比率が少ない発泡酒の税率を上げた。メーカーはさらに対抗して、麦芽以外の大豆とかエンドウを使ってさらに税率が低い第三のビールを開発。
という流れ。需給よりも酒税法とメーカーの戦いの歴史なので産業史的に面白いですよ。消費者的には税金かけたがる財務省に嫌気がしますが。
副原料比率が高くて日本国内じゃ発泡酒扱いになってしまう外国産ビールもあるので、発泡酒はビール風飲料ではなく、立派にビールだと思います。
一切麦芽を使ってないホッピーもどきの第3のビールが、ビールを名乗るのとはわけが違います。
> 副原料比率が高くて日本国内じゃ発泡酒扱いになってしまう外国産ビールもあるので、それ、副原料比率がどうこうじゃなくて、日本の法律上ビールの副原料として認められていない素材を使っているから発泡酒扱いになっているだけ。コリアンダーシードやオレンジピールを使ったベルギースタイルのビールはもちろん、醸造工程で果物を使ったフルーツビール、豆類などのビールの副原料としては許可されていない穀物を使ったビール、米麹や酒粕を使った日本酒のような香りをもったビール、などなどは、例え麦芽100%で普通のビールと同じ税金を持って行かれれたとしても発泡酒扱いになる。だから発泡酒といっても、・節税型ビール風飲料・ビールと税金は同じだけどビールとして許可されていない副原料を使ったので発泡酒扱いになったビールの2種類に分かれる。もちろん前者は不味い。
世の中には「麦芽化していない麦」を使用するビールがあってだな。これは「許可されない副原料」を使っているわけではないが麦100%だったりするわけだ。ただし麦芽100%じゃないから酒税法上ビールではない。ちなみにこの種のうち一部で知名度のある「shironigori/白濁」なんかは日本のメーカーが向こうの醸造所に作ってもらっているので、意図的に「節税」でそういう作りにしている。
で、味としては個人的な好みから言えばプレモルなんかよりずっとうまい。
ギネススタウトのことですね。そういやピュアポットスティルってアイリッシュウイスキーの製法もあります。
#ビール純粋令至上主義の人のかなりの割合が某鼻血漫画の記述を信じ込んでそう
つーか、スーパードライが叩かれたり妙にヱビスが持ち上げられたりしはじめたのってその某漫画が取り上げてからだよな、確実に。
#純粋令の最大の目的は当時流行してた小麦を使ったヴァイツェンの生産を抑えて主食用の小麦を確保することと、特定の醸造所に#のみヴァイツェンの醸造を許すことでの利益独占(もちろんその醸造所は貴族所有)なのに。
> #純粋令の最大の目的は当時流行してた小麦を使ったヴァイツェンの生産を抑えて主食用の小麦を確保することと、特定の醸造所に> #のみヴァイツェンの醸造を許すことでの利益独占(もちろんその醸造所は貴族所有)なのに。それ、俗説だから。あんまり他で知ったかぶりして話さない方がいいよ。
じゃ、真実をお願い
某漫画は大体見当つきますが、それとは全く無関係に「たすこい」と言われて、スーパードライは昔から私の故郷では人気無いです。・たすこい:方言。ニュアンス的には”指先ひとつでダウンさ”(違 この場合は、「パンチがない」とか「飲み応えがない」ぐらいの意味合い。
#それを聞いたライバルメーカーが、自社の定番商品を「たっすいがはいかん」のキャッチフレーズで売り始めたのは笑いましたが。#ヱビスは……人気はあるみたいですが、貧乏県なので売れ筋は別だったり。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
酒飲まないので知りませんが (スコア:0)
そんな細かい区分作って何がしたいんだか。
Re: (スコア:5, 興味深い)
ビールは炭酸を管理しないといけなかったり、冷やさないといけなかったりと扱いが大変だったので、贅沢品として税率が高い。
酒税の税率 [mof.go.jp]。
その後、ビールが大衆化したため税金ががんがん入ってくるようになった。
そこに風穴が開けられたのが、ビールの定義として麦芽比率が決まってることに気づいたメーカーが開発した
麦芽量が少ないビール風飲料が発泡酒。
で、財務省も対抗して酒税法を改正して麦芽比率が少ない発泡酒の税率を上げた。
メーカーはさらに対抗して、麦芽以外の大豆とかエンドウを使ってさらに税率が低い第三のビールを開発。
という流れ。
需給よりも酒税法とメーカーの戦いの歴史なので産業史的に面白いですよ。
消費者的には税金かけたがる財務省に嫌気がしますが。
Re: (スコア:0)
副原料比率が高くて日本国内じゃ発泡酒扱いになってしまう外国産ビールもあるので、
発泡酒はビール風飲料ではなく、立派にビールだと思います。
一切麦芽を使ってないホッピーもどきの第3のビールが、ビールを名乗るのとはわけが違います。
Re: (スコア:4, 参考になる)
> 副原料比率が高くて日本国内じゃ発泡酒扱いになってしまう外国産ビールもあるので、
それ、副原料比率がどうこうじゃなくて、日本の法律上ビールの副原料として認められていない素材を使っているから発泡酒扱いになっているだけ。
コリアンダーシードやオレンジピールを使ったベルギースタイルのビールはもちろん、
醸造工程で果物を使ったフルーツビール、豆類などのビールの副原料としては許可されていない穀物を使ったビール、
米麹や酒粕を使った日本酒のような香りをもったビール、などなどは、
例え麦芽100%で普通のビールと同じ税金を持って行かれれたとしても発泡酒扱いになる。
だから発泡酒といっても、
・節税型ビール風飲料
・ビールと税金は同じだけどビールとして許可されていない副原料を使ったので発泡酒扱いになったビール
の2種類に分かれる。
もちろん前者は不味い。
Re: (スコア:0)
世の中には「麦芽化していない麦」を使用するビールがあってだな。
これは「許可されない副原料」を使っているわけではないが麦100%だったりするわけだ。
ただし麦芽100%じゃないから酒税法上ビールではない。
ちなみにこの種のうち一部で知名度のある「shironigori/白濁」なんかは日本のメーカーが向こうの醸造所に
作ってもらっているので、意図的に「節税」でそういう作りにしている。
で、味としては個人的な好みから言えばプレモルなんかよりずっとうまい。
Re:酒飲まないので知りませんが (スコア:0)
ギネススタウトのことですね。
そういやピュアポットスティルってアイリッシュウイスキーの製法もあります。
#ビール純粋令至上主義の人のかなりの割合が某鼻血漫画の記述を信じ込んでそう
Re: (スコア:0)
つーか、スーパードライが叩かれたり妙にヱビスが持ち上げられたりしはじめたのってその某漫画が取り上げてからだよな、確実に。
#純粋令の最大の目的は当時流行してた小麦を使ったヴァイツェンの生産を抑えて主食用の小麦を確保することと、特定の醸造所に
#のみヴァイツェンの醸造を許すことでの利益独占(もちろんその醸造所は貴族所有)なのに。
Re: (スコア:0)
> #純粋令の最大の目的は当時流行してた小麦を使ったヴァイツェンの生産を抑えて主食用の小麦を確保することと、特定の醸造所に
> #のみヴァイツェンの醸造を許すことでの利益独占(もちろんその醸造所は貴族所有)なのに。
それ、俗説だから。
あんまり他で知ったかぶりして話さない方がいいよ。
Re: (スコア:0)
じゃ、真実をお願い
Re: (スコア:0)
某漫画は大体見当つきますが、それとは全く無関係に「たすこい」と言われて、スーパードライは昔から私の故郷では人気無いです。
・たすこい:方言。ニュアンス的には”指先ひとつでダウンさ”(違 この場合は、「パンチがない」とか「飲み応えがない」ぐらいの意味合い。
#それを聞いたライバルメーカーが、自社の定番商品を「たっすいがはいかん」のキャッチフレーズで売り始めたのは笑いましたが。
#ヱビスは……人気はあるみたいですが、貧乏県なので売れ筋は別だったり。