アカウント名:
パスワード:
もう原発を使わないとしても、事故の後始末をしなくて良いわけではないし、廃炉もしかり。11.4円のうちどのくらいがその部分なのかはわからないけど、火力単体の10円とくらべてもあまり意味はないでしょう。
知りたいのは再度大地震が来た時に稼働中かそうでないかで事故リスクがどのくらい変わるのか、廃炉に関して、今すぐ取りかかるのと限界まで使ってからとでどのくらい費用が違うかなのだけれどそちらは試算してくれないのかな。
福島第一原発の処理は確かにサンクコスト。なので、公正に比較するならば、・どちらも過酷事故とその処理費用は含めず試算あるいは・どちらも同程度の災害に見舞われ過酷事故が発生した想定での処理費用込みでないとおかしいだろう。という事で、仮に福島にあったものが同出力の火力発電所であり、それが破壊されていた場合の処理費用を試算して火力側のコストに加算したらどうなるのか、興味深いです。
試算をまとめた大島教授が、まさに「原発のコスト」という本を岩波新書から出されてます。試算の前提が同じであれば、事故費用は原発にだけ入ってますね。ただ廃炉費用や使用済み燃料処分費用も入ってないので、意図的に原発を高く見せたわけではないでしょう。上記の本では、以下のような金額になってました。
事故・廃炉・燃料処分費用を含まないコスト 原子力 10.25 円 火力 9.91 円
なお、既に起きた事故の費用はサンクコストですが、前掲書では今後も事故は発生してしまうという想定で計算をしています。発生頻度によって金額が大きく変わるのですが、日本での実績に基づいて500炉年に1回事故が発生する場合の事故費用は、 原子力 1.2 円だそうです。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
残念ながらサンクコストでは? (スコア:3, すばらしい洞察)
もう原発を使わないとしても、事故の後始末をしなくて良いわけではないし、廃炉もしかり。
11.4円のうちどのくらいがその部分なのかはわからないけど、
火力単体の10円とくらべてもあまり意味はないでしょう。
知りたいのは再度大地震が来た時に稼働中かそうでないかで事故リスクがどのくらい変わるのか、
廃炉に関して、今すぐ取りかかるのと限界まで使ってからとでどのくらい費用が違うかなのだけれど
そちらは試算してくれないのかな。
Re: (スコア:1)
福島第一原発の処理は確かにサンクコスト。
なので、公正に比較するならば、
・どちらも過酷事故とその処理費用は含めず試算
あるいは
・どちらも同程度の災害に見舞われ過酷事故が発生した想定での処理費用込み
でないとおかしいだろう。
という事で、仮に福島にあったものが同出力の火力発電所であり、それが破壊されていた場合の処理費用を試算して火力側のコストに加算したらどうなるのか、興味深いです。
Re:残念ながらサンクコストでは? (スコア:1)
試算をまとめた大島教授が、まさに「原発のコスト」という本を岩波新書から出されてます。
試算の前提が同じであれば、事故費用は原発にだけ入ってますね。ただ廃炉費用や使用済み燃料処分費用も入ってないので、意図的に原発を高く見せたわけではないでしょう。
上記の本では、以下のような金額になってました。
事故・廃炉・燃料処分費用を含まないコスト
原子力 10.25 円
火力 9.91 円
なお、既に起きた事故の費用はサンクコストですが、前掲書では今後も事故は発生してしまうという想定で計算をしています。発生頻度によって金額が大きく変わるのですが、日本での実績に基づいて500炉年に1回事故が発生する場合の事故費用は、
原子力 1.2 円
だそうです。