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ひとたび壁が壊れたら原子炉建屋内にどんどん流入するし、凍土壁作ろうにもどんどん冷却能失わせるぐらい豊富な地下水って、そもそも原子力発電所の立地条件として致命的な問題があったんじゃないだろうか、と思わずにはおられない。当時のアセスメントの資料とかではどういう判断がされたんだろう?
あそこはわざわざ土地を削って標高を下げることで、冷却水を取り込みやすくしてたはず。それが裏目に出て、津波に弱くなるわ地下水が流入するわの今の状態になっている。土地を削ったのは、頑丈な岩盤の上に建屋を建てるためだったそうだけど、基礎を岩盤に届くよう打ち込むんじゃだめだったのか、建設土木系の人に聞いてみたい。
単にGEがゴネただけ。岩盤云々は後付け。「GE ターンキー 標高」あたりでぐぐってみてください。
ポインタありがとうございます。> 福島第一原発の原子炉周辺の敷地は標高30ないし35mの台地でした。また「福島第一原発が立地する丘陵地は、地質年代の若い、柔らかい地層が30m以上あり、しっかりした基盤は海面下200mもの深さにあって、原発建設には本来適さない場所である。」(国会事故調報告書 66頁の注17)という文章にたどり着きました。結局、事故ったときの影響と送電コストを天秤にかけて、最終消費地からほどほどの距離にある僻地だからここが選ばれたのでしょうね。で、GEの仕様に合わせて、あるいは、造成コストの兼ね合いで、わざわざ標高10mまで掘り下げたと。ところで、例えば、現在の技術であれば、地下200mの岩盤に建屋をしっかり固定できる基礎工事が妥当なコストでできる、ということが仮にあったなら、設備がもつ・もたないの議論とは別の既存原子力発電所の廃炉の目安になりそうな気がしてきました。
確かNHK特集で出てきた話では、GEのポンプ能力の問題でわざわざ掘り下げたという話でした。ポンプ設備を追加すれば別にそこまで掘り下げる必要は無かったわけですが、ターンキー契約なので日本側の言い分が通らなかったようです。アメリカの発想だと、津波なんかより竜巻やハリケーンの方がやばいという発想もあったかもしれません。
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幼稚な疑問なんだけど (スコア:1)
ひとたび壁が壊れたら原子炉建屋内にどんどん流入するし、凍土壁作ろうにもどんどん冷却能失わせるぐらい豊富な地下水って、そもそも原子力発電所の立地条件として致命的な問題があったんじゃないだろうか、と思わずにはおられない。当時のアセスメントの資料とかではどういう判断がされたんだろう?
Re: (スコア:1)
あそこはわざわざ土地を削って標高を下げることで、冷却水を取り込みやすくしてたはず。それが裏目に出て、津波に弱くなるわ地下水が流入するわの今の状態になっている。
土地を削ったのは、頑丈な岩盤の上に建屋を建てるためだったそうだけど、基礎を岩盤に届くよう打ち込むんじゃだめだったのか、建設土木系の人に聞いてみたい。
Re: (スコア:1)
単にGEがゴネただけ。岩盤云々は後付け。
「GE ターンキー 標高」あたりでぐぐってみてください。
Re:幼稚な疑問なんだけど (スコア:1)
ポインタありがとうございます。
> 福島第一原発の原子炉周辺の敷地は標高30ないし35mの台地でした。また「福島第一原発が立地する丘陵地は、地質年代の若い、柔らかい地層が30m以上あり、しっかりした基盤は海面下200mもの深さにあって、原発建設には本来適さない場所である。」(国会事故調報告書 66頁の注17)
という文章にたどり着きました。結局、事故ったときの影響と送電コストを天秤にかけて、最終消費地からほどほどの距離にある僻地だからここが選ばれたのでしょうね。で、GEの仕様に合わせて、あるいは、造成コストの兼ね合いで、わざわざ標高10mまで掘り下げたと。
ところで、例えば、現在の技術であれば、地下200mの岩盤に建屋をしっかり固定できる基礎工事が妥当なコストでできる、ということが仮にあったなら、設備がもつ・もたないの議論とは別の既存原子力発電所の廃炉の目安になりそうな気がしてきました。
GEポンプ仕様の問題 (スコア:0)
確かNHK特集で出てきた話では、GEのポンプ能力の問題でわざわざ掘り下げたという話でした。
ポンプ設備を追加すれば別にそこまで掘り下げる必要は無かったわけですが、ターンキー契約なので日本側の言い分が通らなかったようです。
アメリカの発想だと、津波なんかより竜巻やハリケーンの方がやばいという発想もあったかもしれません。