bloombergの、キチガイ報道ではなく、そこで示されている肝心の論文を見てみようよ。最後の段落に Our limited experience with two patients cannot be extrapolated to all patients with EVD. However, intensive care nursing, aggressive oral and intravenous rehydration, electrolyte supplementation, and transfusion of blood products appeared to be critical for a positive outcome in our patients with EVD. とあって、機械翻訳を簡単に手直ししたものだけれど「2人の患者の限られた経験は、エボラ出血熱を持つすべての患者に当てはめることはできません。しかし、集中治療、積極的な経口および静脈内補水、電解質の補給、及び血液製剤の輸血はエボラ出血熱の患者を改善するために重要であるように思われる。」といった所か。
経口補水液なんか現地ではとうに実行して効果が乏しい (スコア:1, 参考になる)
エボラ熱「塩水が予防」=迷信で2人死亡も [jiji.com]と同程度の正確性ですね。産経の3月末の記事にエボラ出血熱の兆候がある人には、脱水症状を防ぐために、補水液と経口補水塩が処方されています [msn.com]とあって、これで感染拡大が抑えられないという結果なんでしょ?
bloombergの、キチガイ報道ではなく、そこで示されている肝心の論文を見てみようよ。最後の段落に Our limited experience with two patients cannot be extrapolated to all patients with EVD. However, intensive care nursing, aggressive oral and intravenous rehydration, electrolyte supplementation, and transfusion of blood products appeared to be critical for a positive outcome in our patients with EVD. とあって、機械翻訳を簡単に手直ししたものだけれど「2人の患者の限られた経験は、エボラ出血熱を持つすべての患者に当てはめることはできません。しかし、集中治療、積極的な経口および静脈内補水、電解質の補給、及び血液製剤の輸血はエボラ出血熱の患者を改善するために重要であるように思われる。」といった所か。
ここまでくると「あなたはエボラに罹ったら病院に行かずに家で塩水を飲んでれば?」な内容。
簡易経口補水液の作り方は覚えておいた方が (スコア:1)
水中毒は発汗の際に塩分を失うので塩分の無い水を大量に飲む事で生じ、死ぬ場合もある。だから熱中症などのため大量に水分を摂る場合は、単に水や(塩分が加えられていない)スポーツドリンクではなく、適切な塩分濃度のある水または飲料でないと危ない。大塚のOS-1 [os-1.jp]の方が塩分以外にも成分が調整されているが、取り急ぎ代用品を作る場合は水1L、砂糖40g(大さじ4と1/2)、塩3g(小さじ1/2)。あればレモン汁など適量 [nhk.or.jp]。ペットボトルのキャップは7.5mlだから、これに直すと1Lの水に対し砂糖がキャップ9杯、塩は1/3杯。かくれ脱水JOURNAL [kakuredassui.jp]も参照。塩は、やさしお [ajinomoto.co.jp]の方が望ましいかな。もちろん高血圧・糖尿で塩分に制限がある、腎臓でカリウムや水分に制限がある場合は、こんな素人製の自作補水液は厳禁で医師の指示に従う事。
経口補水液で何とかなるのは軽度から中程度の脱水で、重度になれば静脈を通じて水分を与えなければ死ぬ。これがアフリカと先進国で救命率に差が出る一因ではという意見もある。アフリカでは、経口補水液ぐらいしか与えられず、これで死ぬ前にエボラウイルスに対する抗体を作れて回復する元気な人しか生存できない。