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先行研究と何が違うの?ミュオグラフィって結構前からあるよね
だから透過してもどういう状態なら爆発するかはわかってませんよね?わからないからデータ取りましょうという話じゃないの?データ取れた時には原発がぶっ飛んで日本終了してるかもしれないけど。データが残れば、大陸の東の果てのその先に日本という島国があったことを未来永劫人々が忘れることはないだろう。
>どういう状態なら爆発するかはわかってませんよね?>わからないからデータ取りましょうという話じゃないの?
というよりも、今まで火山の内部を高精度に知る方法がなかったので、この方法を実用化して広く火山学研究に役立てるのが現状。それにより今までは噴火予兆が分かりにくい山でも噴火警報がより高精度に出せて、御嶽山のような悲劇を繰り返す可能性を減らすことができるかもしれません(水蒸気噴火は難しいかも)。
なおミュオグラフィの検出器は山のふもとに設置する必要があり、カルデラ(陥没地形)のかなり下にあるマグマ溜まりを観測することはできないので、原発を火砕流で破壊するような破局噴火に関するデータは集められないでしょうね(そもそも破局噴火しないとデータ蓄積ができませんし)。
ですから桜島火山の透視データがとれたところで、マグマ溜まりが別に存在する姶良カルデラについて知ることができるわけではないので、あいにくご期待に添えるものではありません。
https://twitter.com/antidisaster/status/551233072952516608 [twitter.com]「田中宏幸・東大地震研教授「ミュー粒子で観測していれば噴火予知はできる。とくに薩摩硫黄島のようにマグマが火口に近い位置まで上がっている場合は有望」 東京新聞:噴火予知に火山透視 桜島で実験 宇宙線利用:社会(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015010102000126.html [tokyo-np.co.jp] …」
を RT された、静岡大学の小山教授(火山学)曰く、
https://twitter.com/usa_hakase/status/551234894903275520 [twitter.com]「楽観的すぎる。」https://twitter.com/usa_hakase/status/551235772276154368 [twitter.com]「三宅島や伊豆大島でよく起きる、マグマが下がっていく過程で爆発性をましていく噴火の予知には役立たない。」
火山にはそれぞれ特徴があるから、薩摩硫黄島みたいに噴火が頻繁な山と、有珠山みたいに正直な山、火山活動があってもなかなか噴火しない日本の多くの山で、同じように考えることはできなさそう。
# タレこみで「噴火予知ができる」とあえて書かなくて正解だったな。
小山さんの言い方もちょっとアレで、これまで地震波の地道な観測、ミューオン含めた宇宙線の観測雲仙活火山火道掘削プロジェクトや最近のハワイでのマグマ溜まりへのボーリング等で、火山ごとにマグマ溜まりや火道の形状に個性があることが判ってきた。
それなので、もっと3次元的にかつ詳細に把握できる探査手段としてミューオンを使おうというのが出てきていると
ミューオン探査とニュートリノ探査の中間領域である、10km~100kmスケールの観測をどうするかも課題になっていて、使える透過粒子やニュートリノ観測の高分解能化など取り組みは始まってますね。地球科学的にはマントルと外殻の境界構造も注目されています。大規模な「逆大陸」や「逆山脈」がある可能性も
コメントありがとうございます。
これは「噴火予知ができる」という世間の期待をけん制されているのではと思います。
昨年12月16日に開催された第3回 原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チーム [youtube.com]の中で、桜島大正噴火のエピソードに際して「火山の場合あとになると「大きな出来事の前にこういうことがあった」という人があっても・・・1か所に集中しているとほかのところがという感じで火山のモニタリングというのはなかなか難しい」と説明されていましたし、今年噴火した口永良部島の火山活動評価の問題点として、「前兆過程前半の特徴から噴火直前には地震活動活発化や地盤膨張がみられると思い込んでいた」「直前に現象が加速する過程の時間は短い」として、1999年ごろから噴火予兆をとらえていても噴火直前になってみないと分からない山もあると(実際噴火が始まってから、噴火警戒レベルが上がった [jma.go.jp])のこと。なので噴火予兆を示すデータがそろっていても、いつ噴火するかという判断をするのは難しい。そういう現状を踏まえてのことだと思います。
とはいえ火山ミュオグラフィを含め地球物理学の範疇にとどまるツールが広く使われて、噴火のメカニズムが解明されれば、新たな展開もあると思います。
# ジオパークのシンポジウム [izugeopark.org]に行くことにしたのでID
× 今年噴火した口永良部島○ 昨年8月に噴火した口永良部島
# 直したつもりだった
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あれ (スコア:0)
先行研究と何が違うの?
ミュオグラフィって結構前からあるよね
Re: (スコア:0)
だから
透過しても
どういう状態なら爆発するかはわかってませんよね?
わからないからデータ取りましょうという話じゃないの?
データ取れた時には原発がぶっ飛んで日本終了してるかもしれないけど。
データが残れば、大陸の東の果てのその先に日本という島国があったことを未来永劫人々が忘れることはないだろう。
桜島が噴火したところで原発再稼働には関係ないから (スコア:2)
>どういう状態なら爆発するかはわかってませんよね?
>わからないからデータ取りましょうという話じゃないの?
というよりも、今まで火山の内部を高精度に知る方法がなかったので、この方法を実用化して広く火山学研究に役立てるのが現状。それにより今までは噴火予兆が分かりにくい山でも噴火警報がより高精度に出せて、御嶽山のような悲劇を繰り返す可能性を減らすことができるかもしれません(水蒸気噴火は難しいかも)。
なおミュオグラフィの検出器は山のふもとに設置する必要があり、カルデラ(陥没地形)のかなり下にあるマグマ溜まりを観測することはできないので、原発を火砕流で破壊するような破局噴火に関するデータは集められないでしょうね(そもそも破局噴火しないとデータ蓄積ができませんし)。
ですから桜島火山の透視データがとれたところで、マグマ溜まりが別に存在する姶良カルデラについて知ることができるわけではないので、あいにくご期待に添えるものではありません。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
火山学者曰く「これで噴火予知?楽観的すぎる」 (スコア:2)
https://twitter.com/antidisaster/status/551233072952516608 [twitter.com]
「田中宏幸・東大地震研教授「ミュー粒子で観測していれば噴火予知はできる。とくに薩摩硫黄島のようにマグマが火口に近い位置まで上がっている場合は有望」 東京新聞:噴火予知に火山透視 桜島で実験 宇宙線利用:社会(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015010102000126.html [tokyo-np.co.jp] …」
を RT された、静岡大学の小山教授(火山学)曰く、
https://twitter.com/usa_hakase/status/551234894903275520 [twitter.com]
「楽観的すぎる。」
https://twitter.com/usa_hakase/status/551235772276154368 [twitter.com]
「三宅島や伊豆大島でよく起きる、マグマが下がっていく過程で爆発性をましていく噴火の予知には役立たない。」
火山にはそれぞれ特徴があるから、薩摩硫黄島みたいに噴火が頻繁な山と、有珠山みたいに正直な山、火山活動があってもなかなか噴火しない日本の多くの山で、同じように考えることはできなさそう。
# タレこみで「噴火予知ができる」とあえて書かなくて正解だったな。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:火山学者曰く「これで噴火予知?楽観的すぎる」 (スコア:1)
小山さんの言い方もちょっとアレで、
これまで地震波の地道な観測、ミューオン含めた宇宙線の観測
雲仙活火山火道掘削プロジェクトや最近のハワイでのマグマ溜まりへのボーリング
等で、火山ごとにマグマ溜まりや火道の形状に個性があることが判ってきた。
それなので、もっと3次元的にかつ詳細に把握できる探査手段として
ミューオンを使おうというのが出てきていると
ミューオン探査とニュートリノ探査の中間領域である、10km~100kmスケールの
観測をどうするかも課題になっていて、使える透過粒子やニュートリノ観測の高分解能化など
取り組みは始まってますね。
地球科学的にはマントルと外殻の境界構造も注目されています。
大規模な「逆大陸」や「逆山脈」がある可能性も
Re:火山学者曰く「これで噴火予知?楽観的すぎる」 (スコア:1)
コメントありがとうございます。
これは「噴火予知ができる」という世間の期待をけん制されているのではと思います。
昨年12月16日に開催された第3回 原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チーム [youtube.com]の中で、桜島大正噴火のエピソードに際して「火山の場合あとになると「大きな出来事の前にこういうことがあった」という人があっても・・・1か所に集中しているとほかのところがという感じで火山のモニタリングというのはなかなか難しい」と説明されていましたし、今年噴火した口永良部島の火山活動評価の問題点として、「前兆過程前半の特徴から噴火直前には地震活動活発化や地盤膨張がみられると思い込んでいた」「直前に現象が加速する過程の時間は短い」として、1999年ごろから噴火予兆をとらえていても噴火直前になってみないと分からない山もあると(実際噴火が始まってから、噴火警戒レベルが上がった [jma.go.jp])のこと。なので噴火予兆を示すデータがそろっていても、いつ噴火するかという判断をするのは難しい。そういう現状を踏まえてのことだと思います。
とはいえ火山ミュオグラフィを含め地球物理学の範疇にとどまるツールが広く使われて、噴火のメカニズムが解明されれば、新たな展開もあると思います。
# ジオパークのシンポジウム [izugeopark.org]に行くことにしたのでID
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
訂正A(^_^; (スコア:0)
× 今年噴火した口永良部島
○ 昨年8月に噴火した口永良部島
# 直したつもりだった