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ユーザーは常に想定外の使い方をする。
究極的には真っ白な仕様書から、ユーザが何をしようとしているのか読み取れる超能力者か……。
冗談はさておき、具体的には、日々ユーザの使用法を研究・分析していて、それから想定外の使い方のエッセンスを簡潔にまとめることができ、仕様書をチェックするプロセスの中で、想定外の使い方に対して、プログラム、あるいはマニュアルにどんな修正をすべきか、適切に不備を指摘できるエンジニアが偉大ということなんでしょうね。
つまり、……という行間を読める開発者が偉大で、一方で行間を生み出す開発者は……(野暮なので以下略※まるでブーメラン)。
> 究極的には真っ白な仕様書から、ユーザが何をしようとしているのか読み取れる超能力者か……。
まあ当方、立場的にはユーザー側なのですが、日曜プログラマーです。
システム開発の現場にユーザー側で立ち会っていると、(うちの職場は)仕様書なんかほとんど作れないユーザーばかり。エンジニアの方が一生懸命聞き取りをして、頑張って設計をしていますが、ユーザー側で自分がやっていることをほとんど言葉で説明できず、結果、ほんとエンジニアには超能力が要求されますね。
元のコメントが仕様書に限定していましたから、その流れでコメントしました。白紙から作る立場の人から、そういうコメントもあるかなと思っていました。
ユーザーから、要件を聞き取り仕様を起こす場合、ヒアリング能力、工数見積もり能力、仕様調整能力、それと設計書の作成能力etcなど、複数のスキルに明るい人材(いわゆるスーパーマン)が必要でしょう。
そういう人材が、ゼロから仕様書を作る場合、目の前にユーザーがいるのでしょうから、「想定外の使い方」について聞き取る場ぐらいはあるはずで、いわゆるスーパーマンが最終的に「想定外の使い方」が明文化されていない仕様書を作るんですよね?逆に作れるなら、わざわざ行間を読む必要もないし、ヒアリングするのですよね?
「ほんとエンジニアには超能力が要求されます」というより、「ヒアリング能力」が要求されるといった方が、しっくり来ます。「ヒアリング能力」なら磨けば誰でも伸ばせますが、「超能力」は誰でもは無理でしょう。本当に「超能力」と形容したい何かがある現場なのでしょうか。
>「ヒアリング能力」なら磨けば誰でも伸ばせます
まあ、表現の問題なんですが、磨く機会も手段もなかったり、磨く必要性も感じなかったりする人たちもいるわけで...。
「ヒアリング」という言葉が悪いんですかねえ。「ユーザーのお話を拝聴する」だけの人に「ヒアリング」をやらせると、あてずっぽうで「正解」をひねり出してTry&Errorを繰り返す事になってしまう。そうなってしまうと、「超能力」が必要だと言い始めるわけで。#というか、そういう人間しか情報源がない状態だと、本当に「超能力」が必要だわ
こちらの仕事に必要な情報を
「偉大なソフトウェア開発者」というストーリーなのですから、「誰でもできるもの」と「誰でもはできないもの」を分けて説明する必要がありました。
その対比のため、ヒアリングなど名前のある技術は誰でもできるもの、誰もができるわけではない得体の知れない技術を超能力として使い分けています。
なお「超能力」という言葉は、思考を止めてしまうストップワードだと考えています。例えば、プロのスポーツ選手が神業的なプレイを見せたりして、天才だとかの一言で片付けたりしますが、当の本人は、他の選手がコントロールできるとも思っていない風の流れだとか、弾の回転だとか、制御不可能だと思われているものを、つぶさに観察して、試行錯誤しながら、一つずつ自分の制御下に置いていくのです。テクノロジーの分野でも、昔は月まで辿りつくなんて考えもしなかったのが、物理現象を一つずつ制御下に置いて、月までたどり着いた訳です。
他人から超能力に見えて、自分の中では一つずつ名前のある能力にしていくこと、制御可能にしていくこと、それを続けることで、ありふれた開発者から外れて、偉大なソフトウェア開発者に近づくのではと考えています。
思うに「誰でもできること」と「誰でもはできないこと」があったら、基本は「誰でもはできないこと」をみんながやって、「誰でもできること」は誰かに任せればいいかな。「誰でもはできないこと」は、真似できないし、長く飯を喰う種になるでしょうから。だから、強みというか自分だけの刃がなにかを明確にする意味で、それらの境界を曖昧にしない方が良いと思うのです。
長々と書きましたが、簡潔にいうと「フォースを信じよ [srad.jp]」という訳です。
本当に「超能力」と形容したい何かがある現場なのでしょうか。
相手と交渉していると突然要求を変えられても対応できる予知能力みたいなんを経験で養わないことには納期守れないですね。こういう無茶ぶりを後からされるからこうしておこうとか、手間でも考えてやるほうが早いですね。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:2)
ユーザーは常に想定外の使い方をする。
Re:仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:2)
究極的には真っ白な仕様書から、ユーザが何をしようとしているのか読み取れる超能力者か……。
冗談はさておき、具体的には、日々ユーザの使用法を研究・分析していて、
それから想定外の使い方のエッセンスを簡潔にまとめることができ、
仕様書をチェックするプロセスの中で、想定外の使い方に対して、プログラム、あるいはマニュアルに
どんな修正をすべきか、適切に不備を指摘できるエンジニアが偉大ということなんでしょうね。
つまり、……という行間を読める開発者が偉大で、一方で行間を生み出す開発者は……(野暮なので以下略※まるでブーメラン)。
Re:仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:1)
> 究極的には真っ白な仕様書から、ユーザが何をしようとしているのか読み取れる超能力者か……。
まあ当方、立場的にはユーザー側なのですが、日曜プログラマーです。
システム開発の現場にユーザー側で立ち会っていると、(うちの職場は)仕様書なんかほとんど作れないユーザーばかり。
エンジニアの方が一生懸命聞き取りをして、頑張って設計をしていますが、ユーザー側で自分がやっていることをほとんど
言葉で説明できず、結果、ほんとエンジニアには超能力が要求されますね。
Re:仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:1)
元のコメントが仕様書に限定していましたから、その流れでコメントしました。
白紙から作る立場の人から、そういうコメントもあるかなと思っていました。
ユーザーから、要件を聞き取り仕様を起こす場合、ヒアリング能力、
工数見積もり能力、仕様調整能力、それと設計書の作成能力etcなど、
複数のスキルに明るい人材(いわゆるスーパーマン)が必要でしょう。
そういう人材が、ゼロから仕様書を作る場合、目の前にユーザーが
いるのでしょうから、「想定外の使い方」について聞き取る場ぐらいは
あるはずで、いわゆるスーパーマンが最終的に「想定外の使い方」が
明文化されていない仕様書を作るんですよね?
逆に作れるなら、わざわざ行間を読む必要もないし、ヒアリングするのですよね?
「ほんとエンジニアには超能力が要求されます」というより、
「ヒアリング能力」が要求されるといった方が、しっくり来ます。
「ヒアリング能力」なら磨けば誰でも伸ばせますが、「超能力」は誰でもは無理でしょう。
本当に「超能力」と形容したい何かがある現場なのでしょうか。
Re: (スコア:0)
>「ヒアリング能力」なら磨けば誰でも伸ばせます
まあ、表現の問題なんですが、磨く機会も手段もなかったり、磨く必要性も感じなかったりする人たちもいるわけで...。
「ヒアリング」という言葉が悪いんですかねえ。
「ユーザーのお話を拝聴する」だけの人に「ヒアリング」をやらせると、
あてずっぽうで「正解」をひねり出してTry&Errorを繰り返す事になってしまう。
そうなってしまうと、「超能力」が必要だと言い始めるわけで。
#というか、そういう人間しか情報源がない状態だと、本当に「超能力」が必要だわ
こちらの仕事に必要な情報を
Re:仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:1)
「偉大なソフトウェア開発者」というストーリーなのですから、
「誰でもできるもの」と「誰でもはできないもの」を分けて説明する必要がありました。
その対比のため、ヒアリングなど名前のある技術は誰でもできるもの、
誰もができるわけではない得体の知れない技術を超能力として使い分けています。
なお「超能力」という言葉は、思考を止めてしまうストップワードだと考えています。
例えば、プロのスポーツ選手が神業的なプレイを見せたりして、
天才だとかの一言で片付けたりしますが、当の本人は、
他の選手がコントロールできるとも思っていない風の流れだとか、弾の回転だとか、
制御不可能だと思われているものを、つぶさに観察して、試行錯誤しながら、
一つずつ自分の制御下に置いていくのです。テクノロジーの分野でも、
昔は月まで辿りつくなんて考えもしなかったのが、
物理現象を一つずつ制御下に置いて、月までたどり着いた訳です。
他人から超能力に見えて、自分の中では一つずつ名前のある能力に
していくこと、制御可能にしていくこと、それを続けることで、
ありふれた開発者から外れて、偉大なソフトウェア開発者に
近づくのではと考えています。
思うに「誰でもできること」と「誰でもはできないこと」があったら、
基本は「誰でもはできないこと」をみんながやって、
「誰でもできること」は誰かに任せればいいかな。
「誰でもはできないこと」は、真似できないし、長く飯を喰う種になるでしょうから。
だから、強みというか自分だけの刃がなにかを明確にする意味で、
それらの境界を曖昧にしない方が良いと思うのです。
Re:仕様書にないユースケースを想定しているかどうか (スコア:1)
長々と書きましたが、簡潔にいうと「フォースを信じよ [srad.jp]」という訳です。
Re: (スコア:0)
本当に「超能力」と形容したい何かがある現場なのでしょうか。
相手と交渉していると突然要求を変えられても対応できる予知能力みたいなんを経験で養わないことには
納期守れないですね。
こういう無茶ぶりを後からされるからこうしておこうとか、手間でも考えてやるほうが早いですね。