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> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。民主主義は保証できる。国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
マルクスの言ってた「プロレタリア独裁」は当時の現状が多党制でも「ブルジョア独裁」(どの政党が政権を担当してもブルジョアの言いなり)に陥っているから、それを是正するためにプロレタリア独裁って言ってたわけで、一党独裁にしろとは言ってない。
共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
まあそうなんだけど、共産主義が労働者の連帯を求める以上、労働者の政党の中での理念的対立は忌避されがちだし、統一の理念を建前にすると派閥の確立とその間の対立に対しては非寛容になりがちだから、一党独裁と党内の権力闘争という構図に陥りやすいとは思う。
でもこれは、思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義以外ではありがちなパターンで、宗教独裁や個人崇拝をベースにした政治でも同じだとも思う。
たんに急進性の問題だす
> 思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義
まさかまさかネオリベとか知らんのけ
それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、トロツキー派のソ連再赤化革命の陰謀(*1)に繋がるわけですが…。
*1 反ソヴィエト「右翼トロッキー派ブロック」の公判記録 [ndl.go.jp]
> それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、
だから、それをしたのはレーニンであってマルクスは直接には関係ないですよ
> 共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
日本や中国を順当に植民地支配しようとしたら頑張られちゃって、ロシアとフランスの借金を踏み倒すためだけの革命で、レーニンは単なる思想家なのでは?
そもそもマルクスのアレ自体が妄言というか危険なまでに純化した理想のようなものだからね。共産主義は絶対王政を打倒しうるものだったが、資本主義を打倒しうるほど体系化(?)できなかったと、そういうだけの話。ま、できたとしても国外に漏れだした、というか国外に輸出しようとした時点でその後に変わりはなさそうだが。
当時のロシアは、鉄道敷設時のフランスからの借款の返済、ドイツとの戦争による西側輸出入ルートの封鎖、シベリア鉄道で続くストライキ、日露戦争敗北により日本に南満州鉄道/遼東半島を割譲済、負傷兵の増加による税負担増、極寒の地から中国内ロシア租借地の東清鉄道付属地へと逃げだす人たち等等、多くの問題を抱えていました。これらのことを何とかしたいと思う人民が多かったのは確かでしょう。まぁ、革命の直接の原因は、共産党の細胞組織 [wikipedia.org]による思想誘導やプロパガンダではありますが。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
短絡的かも (スコア:4, すばらしい洞察)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
Re: (スコア:2, 参考になる)
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。
それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。
一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。
//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
Re: (スコア:0)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。
民主主義は保証できる。
国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
Re:短絡的かも (スコア:3, 参考になる)
マルクスの言ってた「プロレタリア独裁」は当時の現状が多党制でも「ブルジョア独裁」(どの政党が政権を担当してもブルジョアの言いなり)に陥っているから、それを是正するためにプロレタリア独裁って言ってたわけで、一党独裁にしろとは言ってない。
共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
Re:短絡的かも (スコア:1)
まあそうなんだけど、共産主義が労働者の連帯を求める以上、労働者の政党の中での理念的対立は忌避されがちだし、統一の理念を建前にすると派閥の確立とその間の対立に対しては非寛容になりがちだから、一党独裁と党内の権力闘争という構図に陥りやすいとは思う。
でもこれは、思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義以外ではありがちなパターンで、宗教独裁や個人崇拝をベースにした政治でも同じだとも思う。
Re: (スコア:0)
たんに急進性の問題だす
> 思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義
まさかまさか
ネオリベとか知らんのけ
Re: (スコア:0)
それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、トロツキー派のソ連再赤化革命の陰謀(*1)に繋がるわけですが…。
*1 反ソヴィエト「右翼トロッキー派ブロック」の公判記録 [ndl.go.jp]
Re: (スコア:0)
> それで、プロレタリア独裁にしたら、共産貴族 [wikipedia.org]が生まれて、
だから、それをしたのはレーニンであってマルクスは直接には関係ないですよ
> 共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
Re: (スコア:0)
日本や中国を順当に植民地支配しようとしたら頑張られちゃって、
ロシアとフランスの借金を踏み倒すためだけの革命で、レーニンは
単なる思想家なのでは?
Re: (スコア:0)
そもそもマルクスのアレ自体が妄言というか危険なまでに純化した理想のようなものだからね。
共産主義は絶対王政を打倒しうるものだったが、資本主義を打倒しうるほど体系化(?)できなかったと、そういうだけの話。
ま、できたとしても国外に漏れだした、というか国外に輸出しようとした時点でその後に変わりはなさそうだが。
Re: (スコア:0)
当時のロシアは、鉄道敷設時のフランスからの借款の返済、ドイツとの戦争による西側輸出入ルートの封鎖、シベリア鉄道で続くストライキ、日露戦争敗北により日本に南満州鉄道/遼東半島を割譲済、負傷兵の増加による税負担増、極寒の地から中国内ロシア租借地の東清鉄道付属地へと逃げだす人たち等等、多くの問題を抱えていました。
これらのことを何とかしたいと思う人民が多かったのは確かでしょう。まぁ、革命の直接の原因は、共産党の細胞組織 [wikipedia.org]による思想誘導やプロパガンダではありますが。