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ポーラー衛星ロケットってなんだよそれ……普通PSLVのまま通すし、訳すならちゃんとPolarも日本語にしろよって話だし、それにLaunch Vehicle≡ロケットってわけじゃないし……なんでそんなとこだけ機械翻訳にかけたまんまお出ししてくるのだね。
ググったら機械翻訳っぽい記事が見つかったのでタレ込み子が「PSLV」がわからなくて検索して参考にしたのかな。
まあこれだけではなんなのでインドのロケットの名前について
PSLVとゆーのは「Polar Satellite Launch Vehicle」。ムリに訳すなら「極軌道衛星打ち上げ機」くらいの意味。極軌道というのは北極と南極の上空を通るという地球を縦に巡る軌道のこと。地球の自転の速度をプラスできないのでけっこう難易度はたかい。
インド宇宙機構のロケットの名づけ方はわりとシンプル。最初の衛星打ち上げロケットは「Satellite Launch Vehicle(SLV)」「衛星打ち上げ機」四段式(全段固体燃料)で、低軌道に40kgの衛星を運べた(もう退役済み)
次に開発したのが「Augmented Satellite Launch Vehicle(ASLV)」「増強型衛星打ち上げ機」五段式(全段固体燃料)で、低軌道に150kgの衛星を運べた(やっぱり退役済み)
その次に開発したのがこの「Polar Satellite Launch Vehicle(PSLV)」「極軌道衛星打ち上げ機」四段式(一段目と三段目が固体燃料、二段目と四段目が液体燃料。固体ロケットブースターも使用)で、二段目はアリアンロケットに使われてるヴァイキングエンジンのライセンス生産品。
PSLVのロケットブースターを増強型に取り替えたのが今回打ち上げに使ったPSLV-XLで、低軌道に3.2トンの荷物を運べるそうです。
ほかにも「Geosynchronous Satellite Launch Vehicle(GSLV)」「静止衛星打ち上げ機」というのもインド宇宙機構は開発してまして、こちらは低軌道に5トン、静止遷移軌道に2.2トンの荷物を運べます。一段目が固体燃料・二段目・三段目が液体燃料で、液体ロケットブースターを使うという変わった構成。PSLVの固体ロケットブースターを液体に変えたようなものですね)今まで八回打ち上げして成功は三回。
で、現在開発中なのが「Geosynchronous Satellite Launch Vehicle Mark III(GSLV-MkIII)」「静止衛星打ち上げ機・三型」GSLVの改良型ではなく新規開発。大型の固体ロケットブースター二基と一段目と二段目に液体燃料エンジン(二段目は液酸・液水ロケットエンジン!)を使ってます。低軌道に8トン、静止遷移軌道に4トンの荷物を運べます。ヤッター
まあそんなわけでインド宇宙機関は年間予算1000億円程度(JAXAの1/3くらい)なのに結構いい感じで宇宙開発をしてます。軍事技術から派生したわけではなく、日本のNASDA/JAXAと同じように純粋に衛星打ち上げを目的とした組織なのは似てるので頑張って欲しいですね。っていうか負けるなJAXA。
JAXAの3000億円のなかには、偵察衛星用の800億円程度が含まれていることもご承知いただきたく。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
誰だこんな珍訳語考えたの (スコア:1)
ポーラー衛星ロケットってなんだよそれ……
普通PSLVのまま通すし、
訳すならちゃんとPolarも日本語にしろよって話だし、
それにLaunch Vehicle≡ロケットってわけじゃないし……
なんでそんなとこだけ機械翻訳にかけたまんまお出ししてくるのだね。
Re:誰だこんな珍訳語考えたの (スコア:2)
ググったら機械翻訳っぽい記事が見つかったのでタレ込み子が「PSLV」がわからなくて検索して参考にしたのかな。
まあこれだけではなんなのでインドのロケットの名前について
PSLVとゆーのは「Polar Satellite Launch Vehicle」。ムリに訳すなら「極軌道衛星打ち上げ機」くらいの意味。極軌道というのは北極と南極の上空を通るという地球を縦に巡る軌道のこと。地球の自転の速度をプラスできないのでけっこう難易度はたかい。
インド宇宙機構のロケットの名づけ方はわりとシンプル。
最初の衛星打ち上げロケットは「Satellite Launch Vehicle(SLV)」「衛星打ち上げ機」
四段式(全段固体燃料)で、低軌道に40kgの衛星を運べた(もう退役済み)
次に開発したのが「Augmented Satellite Launch Vehicle(ASLV)」「増強型衛星打ち上げ機」
五段式(全段固体燃料)で、低軌道に150kgの衛星を運べた(やっぱり退役済み)
その次に開発したのがこの「Polar Satellite Launch Vehicle(PSLV)」「極軌道衛星打ち上げ機」
四段式(一段目と三段目が固体燃料、二段目と四段目が液体燃料。固体ロケットブースターも使用)で、二段目はアリアンロケットに使われてるヴァイキングエンジンのライセンス生産品。
PSLVのロケットブースターを増強型に取り替えたのが今回打ち上げに使ったPSLV-XLで、低軌道に3.2トンの荷物を運べるそうです。
ほかにも「Geosynchronous Satellite Launch Vehicle(GSLV)」「静止衛星打ち上げ機」というのもインド宇宙機構は開発してまして、こちらは低軌道に5トン、静止遷移軌道に2.2トンの荷物を運べます。一段目が固体燃料・二段目・三段目が液体燃料で、液体ロケットブースターを使うという変わった構成。PSLVの固体ロケットブースターを液体に変えたようなものですね)今まで八回打ち上げして成功は三回。
で、現在開発中なのが「Geosynchronous Satellite Launch Vehicle Mark III(GSLV-MkIII)」「静止衛星打ち上げ機・三型」
GSLVの改良型ではなく新規開発。大型の固体ロケットブースター二基と一段目と二段目に液体燃料エンジン(二段目は液酸・液水ロケットエンジン!)を使ってます。低軌道に8トン、静止遷移軌道に4トンの荷物を運べます。ヤッター
まあそんなわけでインド宇宙機関は年間予算1000億円程度(JAXAの1/3くらい)なのに結構いい感じで宇宙開発をしてます。
軍事技術から派生したわけではなく、日本のNASDA/JAXAと同じように純粋に衛星打ち上げを目的とした組織なのは似てるので頑張って欲しいですね。っていうか負けるなJAXA。
Re: (スコア:0)
JAXAの3000億円のなかには、偵察衛星用の800億円程度が含まれていることもご承知いただきたく。