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「相対的にどちらが安い」だけで選ぶ利用者を誘導したいなら、誘導したい方の発電量を増やしていけば自ずとそうなる、と。誘導したい方向に利用者を啓蒙する必要がないってのは良いですね。
火力発電だって、一定出力で運転したほうが燃料効率がいいのだ、自然エネルギーの発電量の乱高下の調整で燃料が無駄になっている分、火力発電のコストが高くなっているのだ。確かに維持コストは発電量で変わらないだろうが、燃料はそうではないから、調整コストを火力発電側がコストとして支払っているわけで、そこも考慮する必要がある。
ちなみに日本国内で大規模自然エネルギー発電のネックになっている問題の一つに、自然エネルギーの発電量の乱高下の調整のために数時間分程度の蓄電を義務付けている場合があるそうだ。もっとも、太陽光なら、宅地数軒分ぐらいの規模ならそんな条件はないそうだけれどね。
それ以前の問題として、日本の風力発電の場合、いくつか課題があるそうな。1) 自然災害コスト台風の直撃でも破損しない丈夫な風車が存在しないので、台風のたびに何割か故障するので、稼働率と維持コストが高いことが問題になっている。2) 低周波騒音問題での設置場所の確保ができない。最近は、設置場所が住宅地に近くて低周波騒音問題で、新設が難しくなったのも頭が痛いそうだ。商用風力発電の場合、半径数百メートルに低周波騒音をまき散らすので、反対運動が激化している。3) 再建問題既設の場合でも、人家の近くだと、台風で破損した契機に撤退を求められるケースが多いそうだ。低周波騒音で近隣の住民からの悪感情が累積しているうえに、災害での破損で人家に被害が出たりすると、撤退運動に火がついて、再建が難しいそうだ。
発電量を増やしたくても、発電量を増やせば増やすほどコストが下がるのではなく上がるのでは、普及は難しいというところだ。実際発電量の推移からすると、ブームは終わったといえる状態で減少傾向になっているそうだ。
「台風の直撃でも破損しない丈夫な風車が存在しない」
↑作ってないから存在しないのである。作ればいい。
ぜったいに事故が起きない原発を作るよりは、遥かに容易い事のはず。
コストペイするんかどうかやろそれ
現実に風に強い風車はいくつも開発されてる。いわゆる扇風機みたいじゃないヤツがそれ。ただ、占有面積に対する発電効率が悪くて大型化が事実上できないので商用普及しない。
ただそれだけの話だよ。
そういえばこの前の台風で飛びまくったPVについても触れておこう。もちろん同様に風に飛ばされにくいPVももちろん開発されてる。特に有望なのは物体に塗るだけでPV化するヤツだけど、コストが笑うしかないレベルだから普及しない。
そう、ただそれだけのお話。
素人が思いつく程度には天才は考えているものだよ。人を断罪して勝った気になる前にちょっとは自分で調べてみたらどうだい?
壊れないように作るより、あえて脆い場所を作って限界超えたら自壊するほうが安くて安全。壊れないように作ったものが壊れるときは、どこがどう壊れるかわからないから危ない。
風が強すぎると壊れるからといって現在は羽根が回らないように固定するけどそれって自壊も想定しているの?
自壊は想定していませんよ。と言うか、止まった状態であっても羽がもぎ取れれば吹き飛ばされるし、そうした事故は毎年起こってます。
ちなみに風力発電の風車を止めるには逆方向へ発動機を廻すための電力が必要。中には強風時に倒せるタイプもあるけどバカ高いうえに壊れやすい。(倒した後起こせなくなって…と言う話はそれほど珍しい話でもない)また、強風すぎても風車軸が壊れないように逆方向へ発動機を廻してる(ブレーキをかけている)ので電力が必要。当たり前だけどこれらに必要な電力は風力発動機本体からは取れないので系統から電力を買うことになる。
風力発電は意外と儲からないんです。
昔は火主水従と言って出力調整をするとコストアップする火力を一定出力で運用して水力発電で調整するって言ってたんだけど時代は変わったんですねえ。
単に太陽光や風力が出力調整不能だから、調整可能な火力にしわ寄せが行ってるだけだと思う。
理想を言えばロードベースを原発+火発で賄い、即応が必要な変動を太陽・風力with蓄電で賄い、定期的な変動を水力で賄うこうできればいいんですけどね。
小水力発電はコストペイしないのかと言う話
逆でしょう。火力燃料の無駄は火力で補うべき消費分の上限ピークが小さいほどに少なくなる。消費量の上限ピークは日照量のもっとも多い昼あたりにくるのだから、太陽光が増えれば増えるほど昼間の消費ピークを相殺し、火力で補うべきピークを抑えることができる。もちろん年間ピークが小さくなれば設備そのものも減らすことができる。
太陽光憎しの方々は昼夜の変動を強く問題にするが、需要自体が昼夜で大きく変動するのだから、発電設備は発電量一定なことが重要という主張は的外れに近い。蓄電義務付けは見掛け上、太陽光の"発電コスト”を下げたくない姑息な政策にしか見え
屋根太陽光のオーナーですが、確実な予測が可能な昼夜の変動より予測困難な天候による変動のほうが始末に負えない感じです。
風力発電所の近くにもよく行きますが、日本メーカーも頑張ってますよ。ただ、風況が温和な太平洋側はいいんですが、エネルギーのある風が吹き続ける冬の日本海側は地獄過ぎて大変みたいです。一過性で確度の高い予報が出る台風ならフェザリングして退避できても、強風+着雪+雷が連続して襲うというのはなかなか。
地熱発電の開発が進まないのが経産省のせいだと思っているようでは、そしてその理由が分からないようでは、勉強して出直してきた方がいいのではないかと思います。環境省は「他」に含まれるなんて見苦しい言い逃れはせずに。
地熱発電を阻んでいるのは、国立公園と温泉です。
>消費量の上限ピークは日照量のもっとも多い昼あたりにくるのだから、
これ間違い。
最も電力消費が多いのは実は16時~19時なんだな。家庭では風呂メシの準備で、社会では鉄道輸送や夜間に向けた温度調整などが発生するのが原因。だから蓄電池との連携が必須だと言われ続けているわけで。
しかも昼間はオフィスの省電が功を奏して随分と下がってきていて、昼間は今や朝の次に多い3番目のピークになってしまっている。この辺りの事情があるので最近はPVじゃなくて風力がーバイオがーと言いはじめた。
まあ、そもそも雨だったりすると昼ですらカバーできない程度の信頼性しかないんだけどね。
昼間がいつも晴れてればね。曇っててもピークはくるのよ。太陽光発電の出力が無くても電力を賄えるだけの電源を用意しなきゃいけないから、設備を減らすなんて出来ない。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
どっちに転ばすこともできるわけね (スコア:1)
「相対的にどちらが安い」だけで選ぶ利用者を誘導したいなら、誘導したい方の発電量を増やしていけば自ずとそうなる、と。
誘導したい方向に利用者を啓蒙する必要がないってのは良いですね。
Re:どっちに転ばすこともできるわけね (スコア:5, 参考になる)
火力発電だって、一定出力で運転したほうが燃料効率がいいのだ、自然エネルギーの発電量の乱高下の調整で燃料が無駄になっている分、火力発電のコストが高くなっているのだ。確かに維持コストは発電量で変わらないだろうが、燃料はそうではないから、調整コストを火力発電側がコストとして支払っているわけで、そこも考慮する必要がある。
ちなみに日本国内で大規模自然エネルギー発電のネックになっている問題の一つに、自然エネルギーの発電量の乱高下の調整のために数時間分程度の蓄電を義務付けている場合があるそうだ。もっとも、太陽光なら、宅地数軒分ぐらいの規模ならそんな条件はないそうだけれどね。
それ以前の問題として、日本の風力発電の場合、いくつか課題があるそうな。
1) 自然災害コスト
台風の直撃でも破損しない丈夫な風車が存在しないので、台風のたびに何割か故障するので、稼働率と維持コストが高いことが問題になっている。
2) 低周波騒音問題での設置場所の確保ができない。
最近は、設置場所が住宅地に近くて低周波騒音問題で、新設が難しくなったのも頭が痛いそうだ。商用風力発電の場合、半径数百メートルに低周波騒音をまき散らすので、反対運動が激化している。
3) 再建問題
既設の場合でも、人家の近くだと、台風で破損した契機に撤退を求められるケースが多いそうだ。低周波騒音で近隣の住民からの悪感情が累積しているうえに、災害での破損で人家に被害が出たりすると、撤退運動に火がついて、再建が難しいそうだ。
発電量を増やしたくても、発電量を増やせば増やすほどコストが下がるのではなく上がるのでは、普及は難しいというところだ。実際発電量の推移からすると、ブームは終わったといえる状態で減少傾向になっているそうだ。
Re: (スコア:0)
「台風の直撃でも破損しない丈夫な風車が存在しない」
↑作ってないから存在しないのである。作ればいい。
ぜったいに事故が起きない原発を作るよりは、遥かに容易い事のはず。
Re: (スコア:0)
コストペイするんかどうかやろそれ
Re: (スコア:0)
現実に風に強い風車はいくつも開発されてる。
いわゆる扇風機みたいじゃないヤツがそれ。
ただ、占有面積に対する発電効率が悪くて大型化が事実上できないので商用普及しない。
ただそれだけの話だよ。
そういえばこの前の台風で飛びまくったPVについても触れておこう。
もちろん同様に風に飛ばされにくいPVももちろん開発されてる。
特に有望なのは物体に塗るだけでPV化するヤツだけど、
コストが笑うしかないレベルだから普及しない。
そう、ただそれだけのお話。
素人が思いつく程度には天才は考えているものだよ。
人を断罪して勝った気になる前にちょっとは自分で調べてみたらどうだい?
Re: (スコア:0)
壊れないように作るより、あえて脆い場所を作って限界超えたら自壊するほうが安くて安全。
壊れないように作ったものが壊れるときは、どこがどう壊れるかわからないから危ない。
Re: (スコア:0)
風が強すぎると壊れるからといって現在は羽根が回らないように固定するけど
それって自壊も想定しているの?
Re: (スコア:0)
自壊は想定していませんよ。
と言うか、止まった状態であっても羽がもぎ取れれば吹き飛ばされるし、
そうした事故は毎年起こってます。
ちなみに風力発電の風車を止めるには逆方向へ発動機を廻すための電力が必要。
中には強風時に倒せるタイプもあるけどバカ高いうえに壊れやすい。
(倒した後起こせなくなって…と言う話はそれほど珍しい話でもない)
また、強風すぎても風車軸が壊れないように逆方向へ発動機を廻してる(ブレーキをかけている)ので電力が必要。
当たり前だけどこれらに必要な電力は風力発動機本体からは取れないので系統から電力を買うことになる。
風力発電は意外と儲からないんです。
Re: (スコア:0)
昔は火主水従と言って出力調整をするとコストアップする火力を一定出力で運用して水力発電で調整するって言ってたんだけど時代は変わったんですねえ。
Re: (スコア:0)
単に太陽光や風力が出力調整不能だから、調整可能な火力にしわ寄せが行ってるだけだと思う。
Re: (スコア:0)
理想を言えば
ロードベースを原発+火発で賄い、即応が必要な変動を太陽・風力with蓄電で賄い、定期的な変動を水力で賄う
こうできればいいんですけどね。
Re: (スコア:0)
小水力発電はコストペイしないのかと言う話
Re: (スコア:0)
逆でしょう。
火力燃料の無駄は火力で補うべき消費分の上限ピークが小さいほどに少なくなる。
消費量の上限ピークは日照量のもっとも多い昼あたりにくるのだから、太陽光が増えれば増えるほど昼間の消費ピークを相殺し、火力で補うべきピークを抑えることができる。
もちろん年間ピークが小さくなれば設備そのものも減らすことができる。
太陽光憎しの方々は昼夜の変動を強く問題にするが、需要自体が昼夜で大きく変動するのだから、発電設備は発電量一定なことが重要という主張は的外れに近い。
蓄電義務付けは見掛け上、太陽光の"発電コスト”を下げたくない姑息な政策にしか見え
Re:どっちに転ばすこともできるわけね (スコア:1)
屋根太陽光のオーナーですが、確実な予測が可能な昼夜の変動より予測困難な天候による変動のほうが始末に負えない感じです。
風力発電所の近くにもよく行きますが、日本メーカーも頑張ってますよ。ただ、風況が温和な太平洋側はいいんですが、エネルギーのある風が吹き続ける冬の日本海側は地獄過ぎて大変みたいです。一過性で確度の高い予報が出る台風ならフェザリングして退避できても、強風+着雪+雷が連続して襲うというのはなかなか。
地熱発電の開発が進まないのが経産省のせいだと思っているようでは、そしてその理由が分からないようでは、勉強して出直してきた方がいいのではないかと思います。環境省は「他」に含まれるなんて見苦しい言い逃れはせずに。
地熱発電を阻んでいるのは、国立公園と温泉です。
Jubilee
Re: (スコア:0)
一度エネルギー源を失った地熱発電所は新築移転しないと能力を回復できない、そしていつ失われるかは予想できないが(比較的短期間に)確実に熱源は失なわれるという、地熱発電の根本的な欠陥によるものです。
水力含む自然エネルギーは無尽蔵ですし、火力は燃料を補給し続ければ永久に稼動できます。原子力でさえ、困難ですが同じ場所で建て直すことも可能でしょう(今の法規制ではできないかな)。あらゆる発電方法の中で地熱だけは出力落ちた発電所を復活させる手段がありません。
Re: (スコア:0)
>消費量の上限ピークは日照量のもっとも多い昼あたりにくるのだから、
これ間違い。
最も電力消費が多いのは実は16時~19時なんだな。
家庭では風呂メシの準備で、社会では鉄道輸送や夜間に向けた温度調整などが発生するのが原因。
だから蓄電池との連携が必須だと言われ続けているわけで。
しかも昼間はオフィスの省電が功を奏して随分と下がってきていて、
昼間は今や朝の次に多い3番目のピークになってしまっている。
この辺りの事情があるので最近はPVじゃなくて風力がーバイオがーと言いはじめた。
まあ、そもそも雨だったりすると昼ですらカバーできない程度の信頼性しかないんだけどね。
Re: (スコア:0)
昼間がいつも晴れてればね。曇っててもピークはくるのよ。
太陽光発電の出力が無くても電力を賄えるだけの電源を用意しなきゃいけないから、設備を減らすなんて出来ない。