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文字文化以前に大陸から入って公印として普及した印鑑は、平安貴族文化下で署名の崩し字として自然発生した花押に駆逐されたが、室町期に落款印として復活。織田信長の「天下布武印」の大量捺印等を経て、江戸期には花押に取って代わって普及。明治初期に欧米に倣ったサイン署名制か、江戸期式の捺印制かを争った末、当時の識字率と真贋鑑定事務能力から、1873年(明治6年)の実印のない証書は裁判上の証拠にならない旨の太政官布告以降、捺印を求める法定書式整備で捺印制が決定的になった。今日花押を使うのは、趣味人か閣僚位(そのさらに上位は、署名御璽捺印)だろう。
# このNECとNTTデータと日本総合研究所(日本総研)共同開発した技術なら、トゥグラ(オスマン朝のスルタンが用いた装飾アラビア文字署名)にも対応可能かも。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
花押と印鑑 (スコア:1)
文字文化以前に大陸から入って公印として普及した印鑑は、平安貴族文化下で署名の崩し字として自然発生した花押に駆逐されたが、室町期に落款印として復活。
織田信長の「天下布武印」の大量捺印等を経て、江戸期には花押に取って代わって普及。
明治初期に欧米に倣ったサイン署名制か、江戸期式の捺印制かを争った末、当時の識字率と真贋鑑定事務能力から、1873年(明治6年)の実印のない証書は裁判上の証拠にならない旨の太政官布告以降、捺印を求める法定書式整備で捺印制が決定的になった。
今日花押を使うのは、趣味人か閣僚位(そのさらに上位は、署名御璽捺印)だろう。
# このNECとNTTデータと日本総合研究所(日本総研)共同開発した技術なら、トゥグラ(オスマン朝のスルタンが用いた装飾アラビア文字署名)にも対応可能かも。