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モデリングソフトを使ってモデリングする場合、素体の形状はもとより、頂点の配置(いわゆるメッシュ)にすら作成者の個性が出るらしく、たとえば初音ミクのような原作が同一キャラクターでも作者ごとの個性がいろんなところに現れます。 ここで問題になるのが、著作権はどこまで適用されるのかってことですね。著作権法の定義にしたがえば「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」となるわけですが、モデラーの中には曲面のメッシュ構造すら著作権の対象となると考える人もいるでしょうし、立体化しただけの作業には著作権はないと考える人もいるかもしれません。 法的にこのあたりが争われたことっておそらく実例がほぼないでしょうし、有効な判例もないんじゃないかと思います。
あと、海外なんかでは規約ガン無視しただけでは飽き足らず、改造モデルを自分の作品として公開しているケースが多々あり、そういうのを知らずに逆輸入したりするとまた著作権表記自体がロンダリングされて消えてしまい、第三者によるオリジナルの判別がほぼ不可能になります。 訴訟沙汰になったこともなく、メディアでも取り上げたりはされてないと思うので、そんなに知られてはいないと思いますが、当事者の間ではけっこう深刻な問題になってます。そもそもどこからが違法なのかすらはっきりしていないこともあってわかってても黙ってみてるしかないんですけどね。
というわけで、法的にも技術的にも違法利用の抑止は困難なのが現状です。では、どう処理されているのかというと、一言でいえば内輪のなぁなぁでなんとか回しているのが現実かと思います。目立つものについては、コミュニティでの暗黙のルールでハブにする、なんか理由つけて通報するとか、著作権以外の方法で実力行使して自衛してる、というところでしょうか。まあ、海外には無力なんですがね。
当然それで全部上手くいくわけがなくて、規約違反(改造再配布だけじゃなくて、18禁な動画での使用なんかも含む)する人はやっぱりいるので、そういった行為が発覚してモデラーが一般配布をとりやめてしまったなんてトラブルもちょくちょく話に聞きます。
それから、今回の件に影響しているかどうかは不明ですが、結構繁盛していた模型SNS(3Dモデル含む)が運営が変わって退会しても規約に反してデータが消えない不具合が発覚し、いつまで経っても直さなかったので大炎上したりなんてことが過去にありました(詳しくはfg問題とかでググってみてね)ので、もともと3Dモデラー界隈でこの手のサービスの信頼度は低いです。
そんな現状なのでモデルを改造して共有しようなんてサービスがモデラーから警戒されないはずがなく、いかなセルシスといえどモデラーコミュニティとの良好な関係を保つのは難しいのではないかと思います。
一方で、暗黙了解さえ守られるのであれば、イラストでいうところのコラージュのような作業で新しくモデルを作るなんてことは盛んに行われています。感覚としてはプラモやフィギィアの改造に近いです。改造モデルが公開される場合、元のモデル作者、改造者の両方の名前がクレジットとしてReadmeに記載されるというのがおそらく通例になってます。 なので、利用者のモラルさえ保証されるのであれば、IJIROも筋は悪くはないと思いますが、状況が状況だけに無理じゃないのか、というのが個人的感想です。
普通に考えたら、美術の著作物、若しくは図形の著作物になるんじゃないかな?
https://twitter.com/mqdl/status/731703103246864385 [twitter.com]>・数値データの集合には著作権が無い>ここまでは同感。>・→デジタルイラストは数値データの集合>・→デジタルイラストは数値データの集合なので著作権は無い>って言ってる様なもんなのですが、なんでこんな変な解釈が広まってるんだろ?
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
そもそも、3Dモデルに著作権ははどこまで適用される? (スコア:2)
モデリングソフトを使ってモデリングする場合、素体の形状はもとより、頂点の配置(いわゆるメッシュ)にすら作成者の個性が出るらしく、たとえば初音ミクのような原作が同一キャラクターでも作者ごとの個性がいろんなところに現れます。
ここで問題になるのが、著作権はどこまで適用されるのかってことですね。著作権法の定義にしたがえば「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」となるわけですが、モデラーの中には曲面のメッシュ構造すら著作権の対象となると考える人もいるでしょうし、立体化しただけの作業には著作権はないと考える人もいるかもしれません。
法的にこのあたりが争われたことっておそらく実例がほぼないでしょうし、有効な判例もないんじゃないかと思います。
あと、海外なんかでは規約ガン無視しただけでは飽き足らず、改造モデルを自分の作品として公開しているケースが多々あり、そういうのを知らずに逆輸入したりするとまた著作権表記自体がロンダリングされて消えてしまい、第三者によるオリジナルの判別がほぼ不可能になります。
訴訟沙汰になったこともなく、メディアでも取り上げたりはされてないと思うので、そんなに知られてはいないと思いますが、当事者の間ではけっこう深刻な問題になってます。そもそもどこからが違法なのかすらはっきりしていないこともあってわかってても黙ってみてるしかないんですけどね。
というわけで、法的にも技術的にも違法利用の抑止は困難なのが現状です。では、どう処理されているのかというと、一言でいえば内輪のなぁなぁでなんとか回しているのが現実かと思います。目立つものについては、コミュニティでの暗黙のルールでハブにする、なんか理由つけて通報するとか、著作権以外の方法で実力行使して自衛してる、というところでしょうか。まあ、海外には無力なんですがね。
当然それで全部上手くいくわけがなくて、規約違反(改造再配布だけじゃなくて、18禁な動画での使用なんかも含む)する人はやっぱりいるので、そういった行為が発覚してモデラーが一般配布をとりやめてしまったなんてトラブルもちょくちょく話に聞きます。
それから、今回の件に影響しているかどうかは不明ですが、結構繁盛していた模型SNS(3Dモデル含む)が運営が変わって退会しても規約に反してデータが消えない不具合が発覚し、いつまで経っても直さなかったので大炎上したりなんてことが過去にありました(詳しくはfg問題とかでググってみてね)ので、もともと3Dモデラー界隈でこの手のサービスの信頼度は低いです。
そんな現状なのでモデルを改造して共有しようなんてサービスがモデラーから警戒されないはずがなく、いかなセルシスといえどモデラーコミュニティとの良好な関係を保つのは難しいのではないかと思います。
一方で、暗黙了解さえ守られるのであれば、イラストでいうところのコラージュのような作業で新しくモデルを作るなんてことは盛んに行われています。感覚としてはプラモやフィギィアの改造に近いです。改造モデルが公開される場合、元のモデル作者、改造者の両方の名前がクレジットとしてReadmeに記載されるというのがおそらく通例になってます。
なので、利用者のモラルさえ保証されるのであれば、IJIROも筋は悪くはないと思いますが、状況が状況だけに無理じゃないのか、というのが個人的感想です。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
メッシュがどうのこうの言い出したら、線が〜墨が〜はどうなの。
対象に関する事柄は3Dであるかどうかに関わらないのでオフトピック。
長文乙
Re: (スコア:0)
普通に考えたら、美術の著作物、若しくは図形の著作物になるんじゃないかな?
Re: (スコア:0)
https://twitter.com/mqdl/status/731703103246864385 [twitter.com]
>・数値データの集合には著作権が無い
>ここまでは同感。
>・→デジタルイラストは数値データの集合
>・→デジタルイラストは数値データの集合なので著作権は無い
>って言ってる様なもんなのですが、なんでこんな変な解釈が広まってるんだろ?