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NTSBの資料によると、・着陸シミュレーションの時点で、風速が試験時の限界である7ノットを上回っている事に気づいた。・着陸進入時、地上の風速は10ノット、機体周囲では12~18ノットの乱流が発生していた・墜落の5秒前に乱流で機体が持ち上げられ、オートパイロットが機首を下げて予定された高度に戻ろうとした。この時、機体の速度が通常の24ノットから28ノットまで増加した。(対気速度)・機体が予定された高度に戻ると同時にオートパイロットが機首上げ操作を行った。機首上げ操作は外翼後縁のエレボンを上げる操作。・墜落4秒前に、高度20フィートで右外翼が構造破壊を起こし下向きに折れた。前記の機首上げ操作で翼に加わった力が構造限界を超えたため。・機体はほぼ水平の姿勢を保ったまま、対地速度25ノットで地面に衝突した。機体の消費電力はアイドル状態に近く、モーターは回生モードだった。
結論:オートパイロットの対処能力を超えた突風により、想定される飛行範囲(フライトエンベロープ:安全に飛行可能な速度/高度の範囲)から逸脱したため翼が構造破壊を起こした。機体の抗力が不十分だった事が事態を助長した。(=降下時に速度が上がりすぎた)
25ノット=46.3km/h(機体接地時の速度)20フィート=6.1m 7ノット=3.5m/s(試験で設定された最大風速)ウイングレベル=水平姿勢通常の着陸でもある程度の損傷:脚が車輪でなくソリで、プロペラも着陸時に接地する位置のため、正常に着地しても損傷する。
どうやって着陸するんだろう [srad.jp]と思ってたんですが、失敗ですか。これ、まともに着陸できてた場合どれくらいの損傷で済んだんですかね。翼には被害無く降りられる [srad.jp]って断言されちゃってたんですが。
着陸方式の詳細については検索しても出てこないのでわかりませんが、機体のレイアウトからみるとモーターポッドやプロペラは使い捨てじゃないかと思いますが、詳細はわかりません。
報告書の表現では、”機体の設計(スキッドによる着陸装置、吊り下げレイアウトのエンジンとプロペラ)から、運用者は通常の着陸中に若干の損傷を予想していた。”なので、無傷は期待してないようです。
量産前提の試作機というより実証実験機レベルでしょうし、長時間滞空のため徹底的に軽量化されているので、現時点では最悪使い捨て、運が良ければ再利用ぐらいの感じではないでしょうか。
今回特に事故として扱われているのは、接地前、空中で破損が生じたためでしょう。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
もうちょっと詳細 (スコア:5, 興味深い)
NTSBの資料によると、
・着陸シミュレーションの時点で、風速が試験時の限界である7ノットを上回っている事に気づいた。
・着陸進入時、地上の風速は10ノット、機体周囲では12~18ノットの乱流が発生していた
・墜落の5秒前に乱流で機体が持ち上げられ、オートパイロットが機首を下げて予定された高度に戻ろうとした。この時、機体の速度が通常の24ノットから28ノットまで増加した。(対気速度)
・機体が予定された高度に戻ると同時にオートパイロットが機首上げ操作を行った。機首上げ操作は外翼後縁のエレボンを上げる操作。
・墜落4秒前に、高度20フィートで右外翼が構造破壊を起こし下向きに折れた。前記の機首上げ操作で翼に加わった力が構造限界を超えたため。
・機体はほぼ水平の姿勢を保ったまま、対地速度25ノットで地面に衝突した。機体の消費電力はアイドル状態に近く、モーターは回生モードだった。
結論:オートパイロットの対処能力を超えた突風により、想定される飛行範囲(フライトエンベロープ:安全に飛行可能な速度/高度の範囲)から逸脱したため翼が構造破壊を起こした。
機体の抗力が不十分だった事が事態を助長した。(=降下時に速度が上がりすぎた)
25ノット=46.3km/h(機体接地時の速度)
20フィート=6.1m
7ノット=3.5m/s(試験で設定された最大風速)
ウイングレベル=水平姿勢
通常の着陸でもある程度の損傷:脚が車輪でなくソリで、プロペラも着陸時に接地する位置のため、正常に着地しても損傷する。
Re: (スコア:0)
どうやって着陸するんだろう [srad.jp]と思ってたんですが、失敗ですか。
これ、まともに着陸できてた場合どれくらいの損傷で済んだんですかね。
翼には被害無く降りられる [srad.jp]って断言されちゃってたんですが。
Re:もうちょっと詳細 (スコア:1)
着陸方式の詳細については検索しても出てこないのでわかりませんが、機体のレイアウトからみるとモーターポッドやプロペラは使い捨てじゃないかと思いますが、詳細はわかりません。
報告書の表現では、”機体の設計(スキッドによる着陸装置、吊り下げレイアウトのエンジンとプロペラ)から、運用者は通常の着陸中に若干の損傷を予想していた。”なので、無傷は期待してないようです。
量産前提の試作機というより実証実験機レベルでしょうし、長時間滞空のため徹底的に軽量化されているので、現時点では最悪使い捨て、運が良ければ再利用ぐらいの感じではないでしょうか。
今回特に事故として扱われているのは、接地前、空中で破損が生じたためでしょう。